秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

坂めぐり一服 〜北方謙三『チンギス紀』(一、二)を読了できるかな?

 今日は8月6日。広島原爆から73年が経った。今夜から雨が降り、9日までは傘模様がついており、台風も来るとか。8月に入ってから、1日・3日・5日と3回続けて東京の南端の大田区の坂を歩きめぐりました。「落穂拾い」の感があるので、三日間で歩いたのは10坂にすぎません。以前だったら一日で済ます坂数です。異常な猛暑続きの昨今にはぴったりです。 / Atelier秀樹

 

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     北方謙三『チンギス紀』集英社 2018.5.30刊

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『秀樹杉松』坂めぐり(第66回=2018-8-5=東京大田区南馬込・西馬込)~馬込坂・二本木坂・南坂・蛇坂。~馬込橋・二本木橋・駒込八幡神社・長遠寺・馬込小・松原橋。

 3回連続で大田区の坂へ行ってきました。大田区は東京都の最南部で、都心からは一番遠い。多摩川を境に神奈川県川崎市と接している。坂の数では23区内で6番目だが、面積は最大を誇っている。調べたら23区で面積の広いベスト3は、大田区(60.4㎢)、世田谷区(58.68㎢)、足立区(53.20㎢)で、23区平均の26.88k㎢に比してダントツの広さです。(もっとも、大田区の3分の1は羽田空港なそうですが)。 

 地図で見たら、大田区「馬込」地域の町名は、東馬込・西馬込・南馬込・北馬込・中馬込と、5つの揃い踏みです。東西南北と中が五つ揃うケースは、今回初めて知りました。大概は3つか4つが多いのですが。ところで「馬込」の地名の由来ですが、ネット情報だと「馬が込み合う」つまり馬が多く集まるところとあります。馬込・牛込・駒込など、山手台地上の牧場としての利用が地名の由来という。(kotobank.jp等

 今日は都営地下鉄浅草線の「西馬込駅」をスタート、ゴールは「馬込駅」でした。大田区の坂は分散しているところが多いため、今日も4坂だけでした。今夏の異常な暑さ対策には好適で、“朝駆け”とばかり、早朝5時前に自宅を出ました。コンパクト坂めぐりをどうぞご覧ください。

 馬の話だけではウマ味にかけると思いつつ、地図でゴールの都営地下鉄浅草線馬込駅」周辺をよく見たら、立体交差の松原橋がある。大田区HPとウィキペディアを調べたら、日本最初の立体交差などと出ている。車とは無縁の私は初めて見ました。本文と写真でお確かめください。これで何とか、本号もウマくいきそうです。 / Atelier秀樹

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『秀樹杉松』坂めぐり(第65回:2018-8-3 / 東京大田区田園調布本町・鵜の木・南久が原)~桜坂・おいと坂・かわら坂。富士見坂・ぬめり坂 / ~六郷用水・田園調布高校・昭和のくらし博物館・福山雅治「♪桜坂」・旧中原街道・鵜ノ木八幡神社・増明院。藤森稲荷神社。

  一昨日に続き、今日は大田区の田園調布本町、鵜の木、南久が原という遠いところの坂へ、東急多摩川線に乗って行ってきました。相変わらず猛暑予報なので、早朝5時前に自宅を出ました。

 5つの坂を巡りましたが、今日のハイライトは桜坂です。本号の大部分はこれで占められています。びっくりする内容です!何はともあれ、ぜひお読みください。 / Atelier秀樹

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『秀樹杉松』坂めぐり(第64回:2018-8-1)東京大田区石川町・東雪谷。〜神明坂・稲荷坂・宮前坂・雪見坂・権現坂。〜東京工業大学・石川神社・中原街道・東急池上線・雪谷八幡神社・雪の橋・宮前橋・呑川・雪谷小学校・石川台希望ヶ丘商店街。 

坂学会:東京23区の坂」によれば、港区(130)・文京区(127)・新宿区(114)の3区がダントツのベスト3で、4番目板橋区(67)・5番目北区(62)・6番目世田谷区(58)と、大きな格差がある。今日行ってきた大田区は7番目で55坂を有している。

 その大田区の石川町と東雪谷に出かけ、東急目黒線大岡山駅をスタートし、東急池上線石川台駅をゴールとしました。今回の一連の坂めぐりでお世話になってますが、東急電鉄は、田園都市線東横線目黒線・池上線・大井町線多摩川が、渋谷・目黒・五反田・大井町・蒲田から出ている。すごい電鉄網なんですね。

 5つの坂めぐりに加え、今日は菅直人元総理の母校東京工業大学の構内を歩きました。また、5年前の「川歩き」で親密になった「呑川」にも出会い、懐かしさが込み上げました。ブログの写真アップは月別の容量制限があります(私の場合)が、月も改まったので今日から使えるようになりました。どうぞご覧ください。

 今日も9時ごろから暑くなるとの予報なので、早朝5時に自宅出発して、9時過ぎには帰宅しました。/Atelier秀樹

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星 亮一著『斗南藩』(となみはん) ー「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起ー を読む。〜もう一つの明治維新史〜

 今放映中の大河ドラマは観たことがない。関心がないからではない。ブログのプロフィールにあるように、私(Atelier秀樹)は「東北出身」です。誰よりも戊辰戦争には強い関心を持ち、自分なりの確固とした考えを懐いているつもりです。何はともあれ、お読みください。

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故郷の「人口減少の激しさと超高齢化」に驚く ~弟からの便り~

 東京は例年より大幅に早く梅雨が明けた。だからと言って「暑中見舞」を直ぐに出すのも憚られた。全国のあちこちで高温が報道されるようになったので、「いくらなんでも、もういいだろう」とパソコンに向かった。年賀状と違い、私は暑中見舞いはいただいた方への返信にとどめているが、今年は「異常な猛暑」なので、暑さに浮かれて?多くの人に出しました。しかも、それ用の特製ハガキを使って。

 

 →「東京は梅雨が明け連日猛暑が続いています。暑中お見舞い申し上げます。私は<坂めぐり>などをブログ「秀樹杉松」に投稿しています。何かの折にでも、ご覧いただければありがたいと思います。暑さ厳しい毎日です、どうぞご自愛ください。

                                          2018年盛夏 Atelier秀樹」

 

 早速故郷〇〇町の弟から返信が寄せられ、とても嬉しく読みました。嬉しいだけでなく、内容がとても優れており「なるほど、そうか」と感心しました。ブログの性格上、個人情報に関わる部分は配慮しつつ、紹介することにしました。

 

 →「暑中見舞いをいただき有難うございます。ブログの「秀樹杉松」は時々拝見していますが、ただ感心して読ませてもらっています。

 さて、今回必要があって〇〇町の人口を調べてみましたが、過疎地とはいえ人口減少の激しさと高齢化に驚いています。

 広報誌の「縮刷版」で調べてみると、58年前に比べると、町人口が1万人も減ったことになっています。65歳以上高齢化率は35%、75歳以上の高齢化率は21%と、超高齢化となっています。65歳以上は3人に1人以上、75歳以上は5人に1人以上ということです。

 これは〇〇町だけではなく、全国的な傾向だと思いますが、将来が大変気になります。厳しい暑さのなか元気にお過ごしください。」

 

 <編注>『秀樹杉松』は本号(2641号)から第96巻に入りました。 

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『秀樹杉松』96巻2641号 2018-7-30  / hideki-sansho.hatenablog.com #281  ……………………………………………………………………………………………………

坂めぐり(63回=2018-7-27)東京豊島区駒込 ~木戸坂・妙義坂・染井坂・有松坂。~駒込東公園・木戸孝允旧邸跡・女子栄養大学・妙義神社・染井坂通り・駒込小学校・西福寺・染井稲荷神社・染井よしの桜の里公園(染井吉野桜記念公園)・法成寺・六義園。

 坂学会(sakagakkai.org) によれば、豊島区内には19の坂がある。20坂未満は23区でも6区しかないので極めて少ない方に属する。確かまだ1回しか行っていないので、今日は豊島区駒込の坂めぐりをしました。台風一過・日曜日の東京、最高気温は31度の予報なので、5日ぶりに63回目の坂めぐりに出かけました。今日の4坂で累計坂数は581となりました。

 駒込といえば、染井吉野(ソメイヨシノ)発祥の地として有名。真夏なので花見とはいかなかったが、さすがに染井坂染井坂通染井よしの桜の里公園(染井吉野桜記念公園 )がありました。メインは坂めぐりですが、こうした周辺の風物を楽しむのも、この坂めぐりの特徴です。

 駒込駅を降りたら「駒込」という幅が広く長い橋がありました。「あれ?川がないはずなのに」と思ったら、山手線をまたぐ陸橋でした。すぐ近くに「六義園」もありました。

 JR駒込駅のある本郷通り(旧鎌倉街道は「妙義坂」でした。坂名の由来となったすぐ近くの「妙義神社」は、日本武尊を祭神とする由緒ある神社なそうです。

 今日歩いた坂数は4つだけですが、どうぞご覧ください。(“落穂拾い”的なので、以前のような2桁の坂数はなくなり、コンパクト坂めぐりが多くなります) / Atelier秀樹

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