秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

90回『秀樹杉松』坂めぐり(2018-10-10 )~ 鍋割坂(隼町)、鍋割坂(九段南)、中坂、幽霊坂(富士見1)、幽霊坂(富士見2)、幽霊坂(富士見3)。 〜 千代田区隼町、九段南、三番町、九段北、富士見。 ~ 国会議事堂、国立国会図書館、最高裁判所、国立劇場、半蔵門、桜田濠、半蔵濠、千鳥ヶ淵公園、千鳥ヶ淵緑道、千鳥ヶ淵戦没者墓苑、千鳥ヶ淵、大山巌公像、品川弥二郎卿像、飯田喜兵衛、和洋九段女子高・中、日本歯科大、富士見小、角川富士見ビル。

 

<坂めぐり 90回記念号> 

2つの「鍋割坂」と3つの「幽霊坂」、そして ... 

 数字との関わりは少なくない。不定期刊の雑誌ともいえる『秀樹杉松』には当然巻号をつけ、ブログの投稿回数にもナンバーを付しています。坂めぐりの回数にも番号をつけているが、今回は数字の区切りのよい第90回となりました。

 区切りのよい回数に達すると、 峠の茶屋で“一服”してから、また出かけるという感じになります。その意味では、今回は9回目の一服です。10回目は有りや無しや?ちなみに、今日も10月10日という区切りのいい日です。

 さて、前回は衆参両院の議長公邸がある「富士見坂」で終わりましたが、今日は地下鉄丸ノ内線国会議事堂前駅からのスタートとなりました。なんか、90回目は国会と縁があるようです。

 今日の坂めぐりは6坂だけですが、奇しくも、そのうち、

2坂は「鍋割坂」3坂は「幽霊坂となりました。

 もちろん、こんな珍事は全くの“偶然の“巡り合わせ”にすぎません。

「第90回記念号」といえるかどうかわかりませんが、今日は坂数が少ないので、周辺の写真をたくさん撮ってきました。何より嬉しかったのは、路傍の秋の花たちが笑顔で迎えてくれたことでした。どうぞ、ご覧ください。

/  Atelier秀樹

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89回『秀樹杉松』坂めぐり(2018-10-7)~三年坂、帯坂、南法眼坂、永井坂、正和坂、正和新坂、いちょう坂、貝坂、富士見坂。~麹町小学校、衆議院議長公邸、参議院議長公邸。(所在地=千代田区五番町、九段、一番町、麹町、永田町、平河町)

 今やっているのは第二次坂めぐりですが、新宿区もやっと終わり、今日から3回ぐらいかけて千代田区を巡ります。今日の地域には坂が多く、第一次でめぐった新坂、東郷坂、行人坂、お厩谷坂、五味坂、善国寺坂、中坂、紀尾井坂、清水谷坂、諏訪坂、梨木坂の11坂に加えて、今日は新たに三年坂、富士見坂などの9坂を歩いてきました。

 今日の9坂は、地図に坂名が記載されていないものばかりです。(だから第一次では知らなかった)。それでも、9坂中6坂には標識が立っていました。地図にはいろんな項目を掲載するので、スペースが確保できないために坂名が載らない場合もあるでしょう。いずれの坂も立派でしたので、ご覧ください。

 今日の坂巡りの締めくくりとなった、永田町の「富士見坂」(青山通)は広い道路の長い急坂で、坂道にそって国権の最高機関たる衆・参各院議長公邸がどっしりと構えていました。どうぞご覧ください。 /  Atelier秀樹

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第88回『秀樹杉松』坂めぐり(2018-10-5)~宝竜寺坂、焼餅坂、薬王寺坂、児玉坂、安藤坂、鼠坂、芥坂、逢坂、庾嶺坂、弁天坂、袖摺坂。~学生支援機構、大日本印刷、南蔵院、田村虎蔵顕彰碑、芥坂歩道橋。~坂所在地=新宿区市谷柳町、弁天町、市谷山伏町、市谷甲羅町、市谷薬王寺町、市谷左内町、市谷加賀町、市谷鷹匠町、市谷納戸町、市谷砂土上原町、神楽坂、市谷船河原町。

 

庾嶺坂(ゆれいざか)、袖摺坂(そですりざか)鼠坂(ねずみざか)、逢(おうさか)、焼餅坂(やきもちざか) 、芥坂 (ごみざか).....、面白い名前の坂が勢揃い! そして、作曲家田村虎蔵

 

 今日の11坂で、新宿区がやっと終了です。ハイライトは「袖摺坂」と「安藤坂」「田村虎蔵」でしょう。袖摺坂は本当に狭い階段。安藤坂は中根坂とつながる一本道で、坂学会は一つの坂(中根坂)として扱い、日本坂道学会は南の安藤坂と北の中根坂の2坂として扱っています。それぞれに言い分があるでしょう。

 私は1年ばかり前に手許の地図に拠って、北の中根坂のみを歩いてきました。今日行った南の「安藤坂」は、この間歩いた「中根坂」とは別の坂とします。

 本文に詳しく書きましたが、前回の善国寺前の案内地図からヒントを得て、国民学校・小学校の時に歌った「一寸法師」「金太郎」「花咲爺」などの唱歌の作曲家である「田村虎蔵の顕彰碑」の写真を撮ってきました。

 その他、「庾嶺坂」(ゆれいざか)、「焼餅坂」「袖摺坂」「芥坂」「逢坂」「鼠坂」など、面白い名前の坂がいっぱい登場します。ゴチャゴチャしてますが、楽しさいっぱいの内容ですので、ぜひご覧ください。 / Aelier秀樹

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高橋巨人監督、ついに?やっと?辞任 ~後任は原監督の復帰

 

    高橋監督辞任を伝えるスポーツ紙の1面

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私は「プロ野球ファン」です。しかし正確に言えば(プロ野球全般よりも)「応援しているチームのファン」でしょう。古くからのファンですので、ファン歴は長い。

西鉄ライオンズ大洋ホエールズ、ヤクルト、日本ハム西武ライオンズ、中日、東北楽天北海道日本ハム…。 

 <註>応援するチームは、選手というよりむしろ、基本的には好きな監督で決まりました。

三原脩広岡達朗落合博満星野仙一栗山英樹、.... 。

球史に残る知将・名監督揃いです。それと、東北楽天は「東北だから」が大きい。

 

 贔屓のチームがリーグ優勝や日本シリーズ制覇した翌日は、「ニッカン」「スポニチ」など複数のスポーツ紙を買うのが恒例となっています。今年は例外が続けておきました。先日の「貴乃花親方引退」と、今日の「原監督辞任」です。私にとっては、スポーツ界の大きなニュースだからです。

 

 見出しに書いたように、

巨人の原監督辞任は、「ついに、やっと」

に尽きます。私は9月24日投稿のブログ『秀樹杉松』で、「広島、西武以外はどうなってる? ~プロ野球も最終盤~」を書き、次の文章で締めくくりました。

 

 →「私は巨人ファンではありません(いや、その反対です)が、巨人がもう少し強ければ、セリーグも活気づくと思うが、現状ではお先真っ暗ですね。あまり言いたくはないのですが、監督交代が必要?

 

 「監督交代が必要?」はすごく抑えた表現でした。それが、巨人ファンを除く(いや、含めて?)の世論だと思えたので、わざとやんわり書きました。そこで、3大スポーツ紙の一面を紹介します。普段は買うことのない新聞も、巨人に関するニュースだから今日に限って買いました。冒頭の各紙の1面トップの写真をご覧ください。 / Atelier秀樹 

 

『秀樹杉松』98巻2695号 2018-10- 4  /  hideki-sansho.hatenablog.com #335

『秀樹杉松』坂めぐり(第87回=2018-10-3=新宿区弁天町、南榎町、矢来町、天神町、赤城元町、筑土町、東五軒町、白銀町、神楽坂、筑土八幡町)~滝の坂、比丘尼坂、朧の坂、赤城坂、相生坂、瓢箪坂、御殿坂、芥坂(筑土)。~大願寺、善国寺、赤城神社、白銀公園、筑土八幡神社。

<700坂をめぐりました> 

 新宿区内の坂も残り少なくなったので、今日は牛込方面の坂を巡ってきました。今日の8坂をもって、『秀樹杉松』坂めぐりの坂数は、合計で700坂を記録しました。新宿区はあと1回で終わりますが、その後 千代田区、文京区、豊島区、北区、板橋区の残りの坂も巡ります。この調子だと、800坂に届くかもしれません。因みに、「坂学会/東京23区の坂」収録は931坂、「日本坂道学会」の「 東京23区の坂道」収録の坂数は753坂です。(2018.9.8現在)

 (註)両学会の坂数の単純比較はできません。坂学会の坂には消滅した坂、痕迹坂なども含まれ、いわば“坂総覧”と言えますが、日本坂道学会の坂は実際に歩いて写真を撮ったものに限られている。それと、やはり「坂学会」が先輩格のようです。私は途中から「坂学会」に依拠しましたので、巡った坂数が「日本坂道学会」の753を超えるのは不思議でないのです.....。

 今日のハイライトは、「相生坂」でしょう。

詳しくは本文に譲りますが、Wikipediaによると、「相生(あいおい、そうしょう、そうせい)2本以上の木が同じ根から生え出ていること。特に相生の松。転じて、夫婦が仲睦まじいこと。また、「相老」とかけて、夫婦が共に長生きすること。」とあります。

 この「相生坂」は50m離れて東と西に仲良く並んでいますが、地図帳には片方(東)しか坂名が載っていなかったので、11ヶ月前に私が行った時は、もう一方(西)の坂は歩きませんでした。「坂学会」資料によって、「相生坂」の名称の通り2坂あることを知り、今日両坂を歩いてきました。当然ですが、東の「相生坂」は2回目になるので、今日の坂めぐりの回数にはいれません。

 牛込、神楽坂方面の坂をどうぞご覧ください。/ Atelier秀樹

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『秀樹杉松』坂めぐり(第86回=2018-10-1=新宿区北新宿1・2丁目、新宿1・2丁目)~燭江坂、久左衛門坂、梯子坂、不動坂、山吹坂。〜蜀江坂公園、池田文化会館、抜弁天交差点、西向天神社、大聖院、紅皿の墓。

 昨日から今暁にかけての台風24号は猛烈な強風で、東京も被害が出た。シルバー就業で早朝2時間(隔日)学校の施設管理に従事しているが、今朝は強風で校庭の樹木が倒壊するなどしていて大変でした。“台風一過”の好天だったので、仕事を終えた後、新宿区内の坂めぐりに行ってきました。

 今日の圧巻は、「大聖院」とその境内にある「梯子坂山吹坂、そして太田道灌の山吹伝説に関わる紅皿の墓(碑)です。正直告白すると、山吹の里伝説に関しては、新宿中央公園の「永遠の像」や早稲田の「山吹の里」碑などは知ってましたが、今日行った「紅皿(べにざら)」の墓 (碑)」は初めて見ました。どうぞご覧ください。/  Atelier秀樹

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征西大将軍・懐良親王(後醍醐天皇の皇子)の九州統一と、壮大な「夢」~北方謙三『武王の門』を読む~

 

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          北方謙三『武王の門』新潮文庫

 

1)『チンギス記』(一、二) に続いて、北方謙三氏の歴史小説第1作とされる

『武王の門』を読みました。文庫版2冊・970ページの長編で、坂めぐりなどの合間を縫い、図書館の返却期限を気にしながら、毎日少しずつ読んだ。30年前の作品ですが、興味深く読みました。続きをご覧ください。 / Atelier秀樹 

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