秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

坂研究まねごと

<坂研究>まねごと~『江戸の坂 東京の坂』(横関英一著)を読む~(8)昌平坂いろいろ

今日とりあげる「昌平坂いろいろ」は、4つの坂が文字通り複雑に入り組んでいるので、横関氏の文章(名文)を要約して、便宜、私の<編注>だけでお届けすることにいたします。 1)最初に、私が実際に坂めぐりで使用した「昌平坂」周辺の地図を掲載します。…

<坂研究>まねごと~『江戸の坂 東京の坂』(横関英一著)を読む~(7)富士見坂と潮見坂

今回は、富士見坂と潮見坂についての横関英一さんの著述を紹介します。読み進むほどに、『江戸の坂 東京の坂』の素晴らしさに感銘を覚えます。ただ、この本が書かれたのは半世紀も前なので、今とは多少状況が異なる箇所もあるので、その点にご留意ください。…

<坂研究>まねごと~『江戸の坂 東京の坂』(横関英一著)を読む~(6)坂の修繕と堀坂 / 急坂を意味する坂名〜高坂、胸突坂、男坂、団子坂、炭団坂、梯子坂。

<坂研究>まねごと(6)をお届けします。 / Atelier秀樹

<坂研究>まねごと~『江戸の坂 東京の坂』(横関英一著)を読む~(5)形のおもしろい坂:雁木坂、梯子坂、長坂。

『江戸の坂 東京の坂』の著者:横関英一氏のプロフィールは、前回、ちくま学芸文庫版の表紙の写真で紹介したとおり、あの真山青果の研究助手だったんですね。そして、江戸研究、時代考証に打ち込んだ。真山青果の名作の背後には、横関氏の存在があったのでし…

<坂研究>まねごと~『江戸の坂 東京の坂』(横関英一著)を読む~(4)坂名の変化転訛

『江戸の坂 東京の坂』(横関英一著)の読書メモをブログに投稿するのは、以下のような思いを込めてです。①坂についての初歩的な情報・知識を、少しでも広めることができれば、②坂学・坂研究家の横関英一氏とその古典的名著を知ってもらえれば、③坂についての…

<坂研究>まねごと~『江戸の坂 東京の坂』(横関英一著)を読む~(3)坂と寺院 / 一名二坂

坂研究の権威・横関英一さんの『江戸の坂 東京の坂』をテキストに勉強を始めたわけですが、さすがは名著です。「面白くて為になる」ことばかりです。(3)をお届けします。/ Atelier秀樹

<坂研究>まねごと~『江戸の坂 東京の坂』(横関英一著)を読む~(2)「新坂」

<古い新坂> 新坂には、古く江戸時代の初め頃から唱えられている新坂と、江戸の末期になってできた新坂とがある。言い換えると、坂は古いが、新坂という一つの名前だけを持った坂と、名実共に新しい坂の新坂とがある。 もちろん、古い新坂といっても、新坂…

<坂研究>まねごと~『江戸の坂 東京の坂』(横関英一著)を読む~(1)

「坂学会」の新人として、これまでの坂めぐりをふまえて、坂研究の入門を志しました。横関英一著『江戸の坂 東京の坂』をテキストに、「なるほど」と確認すること、「そうだったのか」と知ること、などを書き留めたいと思います。いわば私の”坂研究まねごと(…