秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

新長島川 ・葛西臨海公園

親川記:東京の川歩き                  

16)新長島川(親水公園)・葛西臨海公園  (2013年5月8日)       / Atelier秀樹

 

 今日は5月8日(水)。シルバーの早朝就業(6:30~8:30)だが、好天なので(きのう計画を立てた)江戸川区南端の「新長島川親水公園」と「葛西臨海公園」へ行ってきた。下町川歩きの掉尾を飾るにふさわしい楽しい一日であった。

 川歩きで撮影した写真を帰宅後パソコン(MacBook)に取り込み、さらにiPadにも共有させる。iPadの写真を見ながら、恒例となったこの「川歩記」を入力する。締めくくりとなる今日も、確立した?このパターンで、以下書き進める。

 

 朝の仕事から帰宅後直ぐ支度して出発。地下鉄東西線の「西葛西」下車。4月25日の「左近川・新左近川」のときはバスに乗ったが、今日はスタート地点が違うので、歩いて船堀街道に出る。清新一中、清新一小過ぎて左折し、中川(中央環状線挟んで荒川)土手にのぼり、いつもの雄大な川の様子をパチリ。土手をおりて「わかくさ公園」に入る。近くの保育園の園児たちがお揃いの帽子で遊んでいる。気持ちのいい新緑の公園。「清新あんずの里」、「グリーンアドベンチャー」。大きな団地が何棟も。総じて下町はどこも団地街の様相。

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 しばらく行くと「新長島川親水公園」の看板。水源はチョロチョロで、流れも細く途切れ途切れ。コンクリート製の河床でまさに人工の小川。これなら、夏場は幼児でも川遊びができよう。そういうものとして流れを再現した「こども親水公園」?。地図には「葛西沖長島川」との文字も見える。新長島川の元々の川名か?この間来た左近川に到着。左近川に架かる新左近橋の右隣の歩行者専用「葛西かもめ橋」を渡って、左近通りに出る。紅葉川高校。「学ぼう!未来のために」の大きな垂れ幕。左折南下して「臨海町緑道」を進む。完全に堰き止められ河床丸出しで水流は無し。森の雰囲気が続く。江戸川区立臨海球技場。葛西水再生センター。

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 緑道が終わり、突然前方に大きな観覧車が見えた。平成元年開園の「葛西臨海公園」だ。豪華な「臨海橋」を渡るが、湾岸道路、高速湾岸線京葉線の直上で、見下ろす車の大行進。渡り終えると直ぐが度肝を抜くようなでかい観覧車。以前一回ウオーキング参加です来たような気がするが、まさしく「日本最大の観覧車」だ。何枚もパチリ。スタッフにきいたら身障者は料金割引というので、帰りに乗ろうかな。

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 ちょうどちょうどポピーの花が満開で、広大な畑に咲き誇っている。赤が主体だが青や白の花(何という植物?)が少し混じっているのがよい。写真撮りまくる。なるほど「ダイヤと花の大観覧車」。天皇陛下在位二十年記念植樹(松)もある。喉かわいたのでアイスクリーム。バーベキュー広場では学生たちが群がっている。広大な憩いの芝生、大自然を満喫できる大樹の森。

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 海が見えてきた。海の上に架けられた、長さ300メートルの「葛西渚橋」を渡って「葛西海浜公園」へ。「なぎさ広場」で打ち寄せる波に戯れ、遠くまで広がるでっかい海を眺める。羽田空港からひっきりなしに飛び立つ飛行機がよく見える。向きによって光り輝く宇宙物体にも似る。カメラを向けるが素人の小生にはうまく撮れない。ズームアップしようとするが、どういうわけか写らなくなったり、変な情報(こども画面にしますか)が出て困る。浜辺で騒ぎたわむれる学生の群れ。クラゲの死骸?があちこちに。海にはたまにしか来ないので、「♭海は広いな大きいな!」。心が踊り、そして休まる。加山雄三じゃないが、海はいいなあ

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 名残惜しみつつ海に別れ、観覧車の所に舞い戻る。窓口で身障者証の表紙見せ、写真入りの証明書求められ提示して、半額の搭乗券を買う。(身障者への特別待遇のようで)観覧車を停止させて踏み台を置く。杖つきながら搭乗。普通は停めないで飛び乗り飛び降りるのに。「体の不自由なお客の乗り降り時には観覧車を一時停止するので、故障ではありません」のアナウンスも流れた。有難い厚遇だが、おれは身障者なのだと実感。乗ってみて驚き、感動した。回転軸の直径は111m、一番高い所が地上から117m、所用時間は17分。

  「日本最大の観覧車」は本当だ。車内(ボックス)からの眺望は優れ、スカイツリーも遠望できる。高度が増すほどに、遠くに見渡す風景と117mの高さから見下ろす街並や自然が素晴らしい。ポピーの花も真上から眺めると絶佳・・・。ボックスからの撮影は自由ときいたので、シャッター押しまくる。帰宅して改めてPR用のチラシを読んで、謳い文句の「ダイヤと花の大観覧車」のダイヤの意味がやっと分かった。うまく文章化できないが、チラシの宣伝では「夜空に輝く50億カラットのダイヤ!」、「葛西の夜を華やかに彩る大輪の花々!」。要するれば、大観覧車は夜になると50億カラットのダイヤとなって夜空に輝き、三種類の「大輪の花」となる、というもの。一度は夜に来なけりゃ。

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 川歩きの締めくくりに相応しいものとなった葛西臨海公園、そして橋を渡った葛西海浜公園。絢爛たるポピーの花、懐深く受け入れてくれた大きな海、そして、「日本一の」大観覧車。何とも感動の一日であった。今こうして書いているのは、一先ずの区切りとなる「川歩記」。

 最近は文章化は必ずしも楽ではない。加えて、長年使い慣れたWindows98 ではなく、MacBookでの文章入力なので、入力ミスの訂正、追加、前後の入れ替えなどが意のままに運ばない。無駄なことに手間と時間がかかる。古い型のW98はまだ使えるのだが、今後のことを考えれば、MacBookに慣れた方よかろうと判断しての転換だから、使いこなすほかないだろう。                         

 さて、実り多かった今日の川歩き。なんと言っても、葛西臨海公園の観覧車に乗れたこと、久しぶりで海を見て気持ちが安らいだことに尽きよう。程よい疲れと満足感を胸に、京葉線葛西臨海公園」駅から帰宅の途へ。

 <註>冒頭に書かれているように、川歩きの締めくくりのつもりでしたが、実際には5日後には再開しました。それだけ「親川」の魅力があったのでしょう。

                          (秀樹杉松 84巻/2403号)