秀樹杉松

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プロ野球「CS制度」の改善が必要なのでは?

大差で優勝したのに日本シリーズに出られない、のはおかしいのでは ?  

/  Atelier秀樹

 

 大相撲秋場所での「一人横綱日馬富士優勝、臨時国会冒頭の解散、小池新党「希望」の結成、民進の希望への「合流」・・・などに振り回された一週間であった。気がついたらプロ野球が間もなくシーズンを終えようしている。ソフトバンクと広島の優勝が決まってしまったプロ野球は、(楽天の11試合を例外に)各球団の残り試合は1桁になっている。

 パリーグソフトバンク・西武・楽天のCS出場が決まったが、セリーグは2位阪神は当確だが、3位DeNAと4位巨人が、ゲーム差なしの1厘差でCS進出を争っている。残り試合は、DeNA5、巨人3。どっちがCSへ進出するか予断を許さない状態だが、いずれにせよ、両チームは優勝した広島に16ゲームも離されている。短期決戦だかから、広島が日本シリーズに出られなくなる可能性もある。「だから面白い」と喜ぶ人もいるだろうが、小生は違う。「おもしろい」を通り越して「おかしい」のではないか、と正直思う。

 

 僅差で辛うじて優勝したならともかく、これほどの大差で優勝したチームがもし万が一日本シリーズに出られないとなったら、何のなんのためのペナントレースなのか、と改めて問いたいのです。念のために申せば、小生は広島ファンでもソフトバンクのファンでもありません。強いていえば、東北楽天ファン。優勝チームの広島に16ゲームも離されている巨人が、CSに出場して勝ち日本シリーズに出場したら、巨人ファンは泣いて喜ぶかもしれないが、広島ファンだけでなく多くのプロ野球ファンは「おかしい」と興ざめするでしょう。

 そもそもCS制度が必要かどうかの議論もあるでしょう。小生の本心はどちらかといえば、CS不要論ですが、一方で確かにCSの「おもしろさ」も認められるので、制度自体をやめろとは敢えて主張しません。仮にCSを残すとしても、改善の余地があるのではないか。半年以上もかけた長期ペナントレースで、16ゲームの大差で優勝が決まっているのに、CSで敗れたがために日本シリーズに出られない・・・、これはどう考えてもおかしいのでは?。

 小生の考えを述べれば、例えば、優勝チームと2位チームのゲーム差が「いくつ以上」ならCSは行わない、などとする改善策は考えられないか? つまり今シーズンなら、長期ペナントレース10ゲーム以上の大差で勝ち抜いて優勝した「ソフトバンクvs広島」とする。長期ペナントレースを勝ち抜いて、大差で優勝が決まっているのに、わざわざ短期決戦をして日本シリーズ出場を決める必要がどうしてもあるのか、とい言いたいのです。

 

                                                          (秀樹杉松 85巻/2435号)2017.9.29