秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

一泊旅行ならぬ、一泊入院 ~ 内視鏡による「大腸ポリープ切除手術」

 種々の症状があり、1年半前に大腸のポリープ切除手術をしたので、その関連ではないかと懸念して内視鏡検査を受けた。そしたらやはり「ポリープが大小見つかったので、大きいポリープ3個を切除した」とドクターから告げられた。このため入院一泊となり、さっき帰宅しました。旅行なら兎も角、一泊入院はシャレにもなりませんね。/ Atelier秀樹

 

 大腸や胃の内視鏡検査を受けたことのある方はご存知でしょうが、本当に嫌なことですね。特に大腸は痛くてたまらない。このため、希望すれば麻酔や痛み止めの注射をして、苦痛なしに検査を受けられるが、そのかわり内視鏡が胃や腸内を通過する様子や手術の実況中継を見ることはできない。痛みになんとか耐えてみたい、胃腸の”生中継”を見てみたい、などの気持ちも手伝い、私はそういった措置をお願いしたことはない。その分、痛い思いは満喫しています。

 1年半前の検査も痛かったが、昨日はもっと痛かった。何回か「あ!」「う!」「痛っ」と叫んで、年甲斐もなく大きく身動きをした。その度に医師は「すみません」。腸の屈折している箇所を内視鏡が通過するときに、大きな痛みを伴うとのことでした。

 女性の看護師が、私の体を抑えてくれて「痛みが長くは続きません。そこを通り過ぎれば直ぐ収まりますから」と。素敵な女性看護師にそう言われて、押さえ込まれたら、大の男が「痛い」と泣き叫ぶ?のもみっともないので、必死の思いで痛みに堪える。もちろん痛みは何回か訪れます。「検査中に何度も」.....。

 そんなことで、大きいポリープ3個を切除摘出しました。開腹ではなく内視鏡による手術とは進んだものですね。内視鏡検査・切除手術だけでなく、それに先立つ2時間に及ぶ、腸内の残滓を除去して綺麗にするための、下剤の服用とトイレ通いもたいへんです。経験者は知っているわけですが、胃腸の健康管理には、とても大変なことが付いて回るようです。だが、そうした難関を突破しながら、人間はなんとか生き延びているんですね。

 

  <編集註>本誌『秀樹杉松』は、本号2580号にて第92巻を終わり、次号から第93巻となります。

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              『秀樹杉松』92巻2580号 2018-3-28,  # blog<hideki-sansho>220

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