秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

108回秀樹杉松坂めぐり(2018-11-17 板橋区・練馬区)~閻魔(えんま)坂、ガッカラ坂、工兵坂。

 坂めぐりも大詰めを迎えました。今日の108回板橋区の「閻魔(エンマ)坂」「ガッカラ坂」と練馬区の「工兵坂」の3坂を巡ってきました。残り「3回 8坂」となりました。今月分のブログの写真容量によるが、今月中に坂めぐり完結号を投稿できるかどうかは、微妙です。

 そういうこともあって、前回も今回も、坂以外の写真は最低限に抑えています。どうせなら、あと3回・8坂だけですので、坂めぐり完結を今月中にアップロードできれば、それに如くはないと考えています。 / Atelier秀樹

 

東武東上線上板橋(スタート)

 

閻魔坂(えんまざか)(#823)

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 板橋区中台1丁目。中台交番前(稲荷神社前)から南に下り,S字状に曲がる坂。北西から北に向って上る。240m。緩やか。

 標識なし。稲荷神社前を通る若木通りが,富士見街道(常盤台四丁目)に出る手前の坂。谷津に向かって坂は下り,閻魔橋を渡りまた上がっていた。橋の側に閻魔堂があったので閻魔坂と呼ばれた。(「郷土 板橋の坂道」による)

 

稲荷神社

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ガッカラ坂(#824)

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 板橋区上板橋1丁目から2丁目まで(旧川越街道)。上板橋郵便局の前を北西から南東に上る。南東に上る。南東に上る。320m。緩やか。直線。

 標識なし。川越街道の五本欅の東手前から斜めに旧川越街道に入るとすぐに緩やかな坂になる。坂の中程に子育地蔵堂があるので地蔵通りと呼ばれる。荷車が「ガラガラ」と音をたてて通ったので,ガッカラ坂と呼ばれた。また長い坂なので「ガッカリ」したといい,ガッカラと訛ったともいう。(「郷土 板橋の坂道」より)

 

工兵坂(こうへいさか)(#825)

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 練馬区氷川台2丁目。仲町小学校から南西に上る坂。南西に向かって上る。200m。緩やか。左に弧を描くように曲がりながら上る。

 標識無し。“神道(いまかみみち)”と呼ばれるこの道は,雨期には膝まで浸かるほどの泥濘で交通が困難であった。大正15年に地元の人々によって改修工事が行われた。これには近衛工兵大隊が助力したため“工兵坂”と呼ばれた。(「今神道を探る」より)

 命名時期:大正15年。参考文献:「今神道を探る」片山渚 第9回櫻井徳太郎賞受賞論文 

  

仲町小学校 

「工兵坂」の北(氷川台2丁目)

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地下鉄副都心線氷川台(ゴール)

 

<編註>坂名と坂解説は、

「坂学会/東京23区の坂」sakagakkai.org に依拠。

  坂名の直後の(#)は『秀樹杉松』坂めぐりの通算合計坂数。写真撮影はAtelier秀樹。

 

 『秀樹杉松』100巻2730号 2018-11-17 / 

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