先般、111回833坂で<秀樹杉松坂めぐり>の終(完)結宣言をしました。自分で調べた範囲内ではこれがすべてだと思いつつも、「坂学会/東京の坂」には900の坂が含まれているので、実際にはまだ残っているのは認識していました。新しい局面が開けてきました。 / Atelier秀樹
思いがけない幸運で憧れの「坂学会」に入会できたのを機会に、まだ残っている坂にも関心が行きかけています。折もおり、きのう12月8日に行われた会の月例坂歩き(この指とまれ)が、霞が関から四谷に至る16坂でしたが、自分が行っていない坂が2つ含まれていました。「山王切通坂」と「平河梅林坂」です。
購入したばかりの『江戸の坂 東京の坂(全)』(横道英一著) を読んでいたら、「富士見坂と潮見坂」の項に「江戸城本丸内にも潮見坂があった」とあり、梅林坂の上と出ている。早速坂学会の坂プロフィールで確認、加えて「狐坂」も出ている。この3坂は未踏なので、近々行くことになります。ここへ行けば、833坂に新たに5つの坂が加わることになります。
閑話休題。本題の「今日の坂歩き」に入ります。10数坂をめぐりましたが、私が未踏であった「山王切通坂」と「平河梅林坂」の写真と、それ以外も若干撮ってきました。新しい坂標柱がたてられたので、1年前に歩いた時の旧い標柱と、昨日見た新しい標柱の写真を並べて載せました。ご覧ください。
今まではAtelier秀樹個人の坂めぐりでしたが、これからは「坂学会」会員としての坂歩きにもなります。歩いた坂は坂めぐりの記録としますが、二度目の坂はもちろん<秀樹杉松坂めぐり>の「坂数」には計上しません。初めての坂については、当然坂数にカウントします。
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坂学会「この指とまれ」坂歩き(2018.12.8)
霞が関の「霞が関坂」で始まり、~塩見坂~三年坂~茱萸坂~山王坂~山王切通坂~山王男坂~山王女坂~富士見坂~諏訪坂~平河梅林坂~貝坂~銀杏坂~清水谷坂~紀尾井坂。
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以下便宜、私にとって初めてとなる2つの坂だけを掲載します。
①山王切通坂(さんのうきりとおしざか)(#834)
千代田区永田町2丁目。山王坂の坂下から直進し,山王日枝神社の北から西にかけて回り込む坂。日比谷高校の崖下付近を頂上にして,片方は東南東に向かって,他方は西から南に向かって下る。280m。緩やか。東側の坂はほぼ直線状。
西側の坂は円弧状に左に曲がりながら下る。山王坂下から日比谷高校の崖下を迂回するようにして,裏参道の大鳥居にでる。明治11年の地図にはこの切通しと大鳥居前の日吉橋があるので,切通しができたのは 明治5年からの5年の間と思われる。(「東京の坂風情」より)
(「坂学会/東京の坂」http://sakagakkai.orgより)
②平河梅林坂(ひらかわばいりんざか)(#835)
坂学会の坂リストに載ってません。ネット検索したら、
所在地: 〒102-0093 東京都千代田区平河町 Unnamed Road, 2丁目-4
と出てきました。現地には写真のような坂名が出ているので、「名前のある坂」と認定し、私の坂めぐりのNo.835とします。
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<新旧の坂標柱>
1年前(第15回:2017.12.16)に歩いた時の坂標柱と、昨日見た新しい標柱の写真を並べました。
茱萸坂(ぐみざか)
三べ坂
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<参考>清水谷公園
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*この日、 千代田区の紅葉も綺麗でした。
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<編注>
坂名、坂解説は「坂学会」http://sakagakkai.org に拠ります。坂名の直後の#は<秀樹杉松坂めぐり>の坂番号です。写真撮影はAtelier秀樹。
『秀樹杉松』101巻2745号 2018-12-9/hideki-sansho.hatenablog.com #385