秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

平岩弓枝『御宿かわせみ傑作選』(4冊)を読む

 

平岩弓枝御宿かわせみ傑作選』(文春文庫)1〜4

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 同書 蓬田やすひろ 

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歴史小説・時代小説が好きな私ですが、やはり男性作家の作品を読むことが多い。そもそも、女流作家(いまでは女性作家という?)の小説は、古くは山崎豊子、最近では宮部みゆき以外はあまり読んだことがないのです。

女性活躍社会とかいわれるので、もう一人ぐらい読まなくてはと思い、調べたら平岩弓枝さんにたどり着きました。もちろんお名前は知ってましたが、経歴を調べてびっくりしました。

 

平岩弓枝の経歴

→昭和7(1932)年生まれの87歳。日本女子大国文科卒。直木三十五賞(1959)、NHK放送文化賞(1979)、吉川英治文学賞(1991)、紫綬褒章(1997)、菊池寛賞(1998)、文化功労者(2004)、毎日芸術賞(2008)、文化勲章(2016)。作品は御宿かわせみなど多数。

 

御宿かわせみ(オンヤドカワセミ)で思い出しました、だいぶ以前にNHKで数回視聴したことを。今調べたら、NHK水曜時代劇で、全24回(1080.10~1981.3)放映。

そういえば、私は最初「新宿かわせみ」と読んだり、「おんじゅくかわせみ」と読んだり、いい加減なものでした。改めて現物とウイキペディアで調べたら、「おんやどかわせみ 」ですね! 平岩さん、すみませんお許しください。

 

ちなみにウイキペディアによれば、『御宿かわせみ』は、

→「平岩弓枝作の連作時代小説シリーズ。旅籠「かわせみ」を舞台にした人情捕物帳」です。

 

30冊を超える大連作シリーズですが、とても全部を読む気にもなれないので、4冊にまとめられた御宿かわせみ傑作選』~①初春の客、②祝言、③源太郎の初恋、④長助の女房~を、図書館から借り出して読みました。

各冊に7~8編の短編が収められており、読みやすく、内容も素晴らしかったです。感想は省略しますが、間違いなく一読に値します。未読の方には、この傑作選4冊をお薦めいたします。

蓬田やすひろも素晴らしいですから。

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『秀樹杉松』105巻2839号 2019.4.16/ hideki-sansho.hatenablog.com #479