秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

梅雨入りしました。~ 入梅は春の終わり、夏の始まり。日本では、四季(春夏秋冬)+ 梅雨 + 秋雨 = 六季なそうですが、ご存知でしたか?

入梅

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今日は練馬区の「男女共同参画センター えーる」での

「ふらっと b おんがくたいむ」(長嶋真美先生主宰)へ行ってきました。お昼から雨の予報なので傘持参しましたが、猛烈な“暴雨”に襲われてびっくりしました。間違いなく梅雨入りだと思ったら、やはり「東海・関東北信・北陸・東北南部が梅雨入り」。せっかく梅雨入り宣言しても、雨が降らない年もあるが、今年ははっきりしてますね。

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今日の「ふらっと b おんがくたいむ」で、リクエスト中心に20曲ばかりを楽しくみんなで歌いました。私は「四季の雨」をリクエストし、懐かしい小学校時代を思い出しながら、大きな声で歌いました。この歌は、1)大正3年、尋常小学唱歌第六学年、2)昭和17年、初等科音楽 四 となっています。私は2)に該当。

 

歌詞が魅力的で曲もよかっので、今もって忘れられない名曲です。因みに、歌詞の四季の見出しを列記して見ます。

「四季の雨」(文部省唱歌)  

1) 降るとも見えじ、春の雨、、、 2) にはかに過ぐる、夏の雨、、、 3) をりをりそそぐ、秋の雨、、、 4) 聞くだに寒き、冬の雨、、、。

大正から昭和初期の歌なので、いまの若い人には、意味がよくわからない部分があるかもしれませんが。(見えじ=見えない、にはかに=俄かに、をりをり=折々)。タイトルの「四季の雨」に見合った、春・夏・秋・冬の雨の特徴がしっかり捉えられているように思います。私にとっては、単なる「懐かしさ」を超えた名曲中の名曲です。

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wikipedia「四季」にはこうあります。

季節」= 一年の中の時期,、温帯では春・夏・秋・冬の四つの時期。太陽に対する地球の位置に起因するもの。

「季節と天文」= 春分から夏至までの間を夏至から秋分までの間を秋分から冬至までの間を冬至から春分までをとする。

東アジアでは、昼夜の長短を基準に季節を区分している。昼が長い時期が夏、夜が長い時期が冬である。この基準で季節を区分すると、春分を中心として立春から立夏までが夏至を中心として立夏から立秋までが秋分を中心として立秋から立冬までが冬至を中心として立冬から立春までがとなる。

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「五季」「六季」

それにしても、ネットを調べて驚いたことがあります。これまで私は、日本には春夏秋冬の「四季」しかないと思っていましたが、「五季」「六季」があるんですね。

天候の推移や気温の高低などによって季節に分ける場合、日本では、

西から低気圧と高気圧が交互に通過し、雨天と晴天を繰り返す「春」

梅雨前線が停滞して雨天が続く「梅雨季」

高温湿潤で晴天が続く「夏」

秋雨前線によって雨天が多い秋霖季」(秋雨季)

北西からの季節風によって寒気が流れ込む「冬」

六季に分けることが多い。

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季節といえば春夏秋冬の「四季」だとしか思っていなかったので、梅雨季と秋霖(秋雨)季を加えた「六季」カルチャーショック(大げさですが)を受けました。あなたはご存知でしたか? 

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さらにwikipediaによれば、

→ 春から盛夏の間の雨季が梅雨「盛夏から秋の間の雨季が秋雨(秋霖

→ 梅雨の時期が始まることを梅雨入りや入梅といい、、、春の終わりであるとともに夏の始まり(初夏)

秋雨 = 日本において8月後半頃から10月頃にかけて(地域よって時期の差あり)降る長雨のこと。秋の長雨秋霖(しゅうりん)、すすき梅雨ともいう。

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最近は「異常気象」のせいかどうか分かりませんが、四季もおかしくなってきたようです。春や秋が少なく、夏と冬の「二季」みたいな年もあるようですね。今年はどうなるか分かりませんが、雨の乏しい「梅雨」時も多くなり、「四季」も曖昧になっています。その上に、「梅雨」「秋雨」も加えた「六季」、などと言われと、私の頭は混乱しそうです。

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『秀樹杉松』107巻2872号 2019.6.7 hideki-sansho.hatenablog.com #512