坂学会(松本崇男会長)は、今年の「新宿坂まつり」(新宿区フィールドミュージアム)に、2020東京オリンピック記念として、新宿区を通るマラソンコースと周辺の坂めぐりを企画しました。
開催寸前になって、マラソンは急遽札幌に変更となったが、予定通り昨日11月9日に行いました。坂めぐり出発前の挨拶で松本会長は、「“まぼろし”のオリンピックマラソンコースとなった」と言及されました。
きのう我々が歩いたコースは、「2020東京マラソン」のコースではなくなりましたが、“幻のオリンピックマラソンコース”を歩いたのは、なんか「歴史的」であったように思います。
ほんのちょっぴりですが、このブログ「秀樹杉松」に投稿することにしました。ご覧頂ければ幸いです。/ Atelier秀樹
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当日 (2019.11.9) 参加者に配布された冊子『新宿坂まつりー東京2020オリンピック記念ー』(坂学会編:©︎sakagakkai)の表紙と地図
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坂学会会員になって1年経った私は、昨日の坂めぐりにはスタッフの一員として参加しました。会員以外の一般参加者は20名ぐらいで、2班に分かれて歩きました。参加されたみなさんは、松本崇男会長と磯谷真理子副会長の説明に熱心に耳を傾けながら、坂めぐりを楽しんでおられました。
自分が所属する「坂学会」の会長・副会長を褒めるのもなんですが、両氏の「坂知識」は豊富で、説明も非常に上手でした。
それと、今年2019年の「坂まつり」の案内説明用に編集された冊子「新宿坂まつり ー東京2020オリンピック記念ー」(上掲写真)は、第一級の坂研究資料でもあり、“幻のマラソンコース”とともに、歴史に残る文献になるでしょう。
松本崇男 坂学会会長
3時間以上に及んだ坂めぐりの案内・説明を終え、”幻のマラソンゴール”となったオリンピックスタジアムをバックに、撮影に応じてくださいました。お疲れ様でした。
今日の坂まつり成功、おめでとうございます。
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磯谷真理子坂学会副会長
日頃の坂研究の薀蓄を傾けた、案内・説明は素晴らしかったですよ。坂まつりの成功を導いたのは事務局の力、おめでとうございます!
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松本さん、磯谷さんの説明に 熱心に耳傾ける参加者。
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<坂>
(飯田橋駅東口スタート)→軽子坂→神楽坂→理科大の坂→瘉嶺坂→逢坂→浄瑠璃坂→長延寺坂→左内坂→市ヶ谷八幡男坂→市ヶ谷八幡女坂→津の守坂→合羽坂→新坂→台町坂→暗坂→自証院坂→安保坂→茗荷坂→大木戸坂→(オリンピックスタジアム解散)
軽子坂(かるこざか)
神楽坂(かぐらざか)
庾嶺坂(ゆれいざか)
逢 坂(おうさか)
浄瑠璃坂(じょうるりざか)
長延寺坂(ちょうえんじざか)
左内坂(さないざか)
津の守坂(つのかみざか)
合羽坂(かっぱざか)
新 坂(しんざか)
台町坂(だいまちざか)
暗坂(くらやみざか)(くらがり坂)
自証院坂(じしょういんざか)
安保坂(あぼざか)
茗荷坂(みょうがざか)
<編集註>
上掲の坂写真は全て、本ブログ「『秀樹杉松』 坂めぐり の写真から。
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<スポット>
飯田橋交差→点牛込揚場跡→近代科学資料館→堀兼の井戸→大日本印刷→金毘羅宮縁起→出世稲荷神社縁起→防衛省・尾張藩徳川家守屋敷跡→曹洞宗萬亀山東長寺→大木戸坂・田安家跡→四谷大木戸跡→新宿御苑・内藤駿河の守邸跡→斎藤茂吉終焉の地→多武峰内藤神社→沖田総司逝去の地→オリンピックスタジアム=新国立競技場
(上の2写真は『秀樹杉松』から)
四谷大木戸跡
駿馬塚(多武峰内藤神社)
伝 沖田総司逝去の地
(上の3写真は、昨日の「坂まつり」で撮影)
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オリンピックスタジアム(新国立競技場)
とても有意義な「坂めぐり」でした。坂めぐりの終点はもちろん「オリンピックスタジアム」。参加者から異口同音に出た言葉は、「マラソンのゴールにならないのは、本当に残念!」でした。
(オリンピックスタジアム=新国立競技場の写真は、昨日の「坂まつり」で撮影)
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<編集註>写真撮影、全てAtelier秀樹
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『秀樹杉松』111巻2943号 2019.11.10/hideki-sansho.hatenablog.com #583