坂研究メモ
坂研究で紹介した「女遊坂」が、女遊びを連想するのか、注目されているようです。だが「女遊」はアイヌ語の「オナツヘ」で、”川の末端の方が切れる”の意味で、”女遊び”とは全く関係がないことは、これまで何回か言及した通りです。 坂研究をしていると、「女…
○ブログ『秀樹杉松』は本号でNo.962となります。執筆投稿者としては、どの程度・どんな号が読まれているか多少気になりますが、幸いなことにブログ投稿者にわかる「アクセス解析」が用意されています。 ○その「アクセス解析」によると、よく読まれていると思…
未定稿ですが、とりあえず岩手県の坂を市町村別にまとめたものを掲載します。但し、現在の市町村を確定できない坂(古い文献)がかなりあり、それらは掲載しませんが、『秀樹杉松』ですでに坂名は発表しています。 …………………………………… ◉盛岡市 03201 ○赤坂 「坂…
これまで調査研究した「岩手県の坂」関連資料をリストアップします。 ◉「峠データベース」 ◉地名資料 IV「坂、越、峠」 ◉岩手三陸・近世浜街道を往く ◉盛岡の坂ーイワテライフ日記 ◉一関市民活動センター「おらほの坂」etc. ◉FOURSQUARE ◉NAVITIME ◉街道を歩…
6月下旬に東京永田町の国立国会図書館を訪れ、 『奥州道中 増補行程記』(新南部叢書 特装版)を閲覧しました。 岩手県の坂研究には欠かせない資料で、以下の坂名が収載されていました。 → ○肘曲坂(ひじまがり) ○大沢坂 ○やけ竹坂 ○くに木坂 ○片下り坂 ○月見…
「坂研究メモ」(岩手県の坂) を再開します。今回の調査研究で改めて詳しく知った「浪打峠(坂)」と「末の松山」について、書きとめることにしました。 ............................................................................ 1)浪打峠(坂) 万治3…
◉いつも誕生日前後に梅雨が明けますが、今年は誕生日の二日前でした。そんな訳で、自己紹介は ”梅雨あけ男” にしました。85回目の誕生日の今朝は、6時から8時まで「シルバー就業」でした。朝から「日本晴れ」でしたが、今は白い雲が少し出ています。 ◉さて…
今回「岩手県の坂」調査が目的でしたが、「街道」の勉強にもなりました。街道には当然「宿」や「一里塚」などがあるが、古い時代には「名前のある坂」は少なかったようで、あまり出てきません。このことが分かったのも、今回の調査・勉強の収穫でした。 岩手…
これまで「坂情報」の調査収集を、ネット情報と図書情報の両輪でやってきました。先日は国立国会図書館と都立中央図書館でいろいろ調べましたが、さすがに「坂情報」は乏しかったです。 …………………………………………… 『岩手三陸・近世街道を往く』 ネット情報では、幸…
本稿は、『秀樹杉松』3800号=ブログ投稿840号に当たります。 岩手県の坂を調べるために、新旧いろんな資料に当たっていますが、その一つに 「南部叢書」(10冊+索引) があります。特に、第一冊「奥々風土記」は、南部藩主南部利直に邦内風土記の編纂を命ぜ…
”ネット情報検索で見つかったはず”の「女遊坂」が、いくら検索しても出てこない。どこに隠れてしまったかと、ここ数日ひとり大騒ぎしました。今日から7月、7月は私の誕生月。「なんとしても今日は見つけよう!」と早朝から記憶をたぐったり、ネット検索を…
このところ毎日のように、ネットで坂情報を検索していますが、先日「女遊坂」が見つかりました。 普通に読めばオンナアソビ坂かジョユウ坂。女が遊ぶのか、男が女遊びするのか、どっちにしても面白い坂名。よく見たらカナが振ってある。あまりに小さいので、…
『秀樹杉松』前号(6/23)「坂道散歩 奥州街道(石鳥谷宿→日詰郡山宿)」で紹介した通り、岩手県にも「善知鳥坂(うとうざか) があることがわかり、嬉しくなりました。もともと「善知鳥坂」が何となく好きだったから。 これまでの調査では見当たらなかったが、「…
1)江戸時代の五街道の一つ「奥州街道」(正式には奥州道中)は、白河以南を指していたが、現在では東京と東北方面を結ぶ、国道4号線旧道の宇都宮市以北が「奥州街道」と呼ばれるそうです。(車を運転しない私には、苦手の分野) 2)岩手県岩手郡岩手町から…
岩手県の坂を調べていたら、聞いたことのない坂名がまたまた出てきました。 二戸市にある「ダンジャ坂」。 ”これ何じゃ?”と、二戸市観光協会HP(「いわてのてっぺん Japanの郷 にのへ」 ninohe-kanko.com)を開いたら、次のように出ています。 …………………………………
坂の名前の中には、「男坂」「女坂」「夫婦坂」「女夫坂」など、微笑ましい名称が見受けられます。ところが、今回「岩手県の坂」を調べていたら、思いもしなかった悲しい坂名に遭遇しました。 ............................................................…
岩手県の坂を調べていたら、面白い名前の坂と、それに架かる大橋を発見しました。場所は岩手県東北部の田野畑村北山。何やら「哲学的な名前」ですが、実は、、、。田野畑村のHPを見てみましょう。 …………………………………………………… 田野畑村観光情報 (vill.tanohata.iwa…
「岩手県の坂」に関心を覚え、ネット情報を片っ端から調べました。もちろん、”何処に何という名前のどんな坂”があるかが最終目標ですが、私はむしろ”人間と坂の関係”に大いに注目しいています。無数の坂があるわけですが、いつの間にか坂(道)に名前が付くよ…
「岩手県の坂」もNo.4となり、大詰めを迎えました。岩手県の市町村別(五十音順)、坂名の五十音順にまとめました。しかし、調査研究途上の未定稿であることに変わりはなく、あくまでも、”叩き台”に過ぎません。これからが大変です。 実はここ1両日、岩手県…
「地名資料 IV 『坂、越、峠』(kin-imai.com)」という、 膨大なネット情報にたどりつきました。 10日ばかり前の坂学会坂研究会「赤坂(東京都港区)地名発祥の謎/講師:松本崇男理事長」の席で、「赤坂」は全国で一番多い坂名であることが話題になりました。…
前号に続き「岩手県の坂」(2) をお届けします。この号では、具体的な坂名を列挙し、文章めいたものは前号で済ます予定でしたが、急遽付け加えたいことが生まれたので、冒頭に投稿します。 実は、岩手県のとある小学校近くの坂に、生徒・保護者の協力で坂名が…
「坂研究メモ」No.2「福島県の坂」に続いて、 No.5「岩手県の坂」(1) をお届けします。 ............................. PCトラブルのハプニングのため、入力途中の原稿が全部吹っとんでしまいました。最初からやり直す再構築は大変でしたが、やっと投稿まで…
本ブログ『秀樹杉松』前号(5/17)を承けて、坂名のことを考えてみたいと思います。 1)動物に人・馬・牛・犬・猫があるように、自然にも山・川・海などがあります。山には「富士山」「北岳」など、川には「利根川」「神田川」など個別の名前がついています。…
前号の「坂研究メモ No.2 福島県の坂」に引き続いて、本号(No.3)では「岩手県の坂」を取り上げる予定でしたが、 坂研究・坂情報構築の基本方針についての、『秀樹杉松』の考え方を、少しまとめて認めることにしました。 ”小難しい”文章だと思われるかもしれ…
前号(5/11)記載の通り、「坂研究まねごと」シリーズを発展的に引き継ぎ、「坂研究メモ」を立上げることにしました。 …………………… 「東北地方の坂リスト」構築を目標に、当面「岩手県の坂」と「福島県の坂」の予備調査をはじめることにしました。既報の通り、…
「坂研究まねごと」シリーズ(1~32)を引き継ぎ、 新シリーズ「坂研究メモ」No.1をお届けします。 ………………………………… 私は、2017年11月から翌年11月までの1年間、東京23区内の坂歩きをしました。(最初からそんな積りはなかったのですが)気がついたら111回出か…