秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

作曲家の寿命

 

 「クラシック音楽作曲家」は何人いるのか、調べたら千人を超える。座右の書として15年以上愛用してきた『クラシック音楽作品名辞典』(井上和男編著、1994三省堂)への収録は、作曲者数 1,232名、作品数 約38,600 とある。編著者井上氏の収録基準は「40数年にわたる鑑賞歴の蓄積されたデータを基礎として」「日本において演奏会・放送でとりあげられた曲、レコード・楽譜が発売された曲を中心に」「鑑賞される頻度の比較的高いと思われるもの、および音楽史的意義のあるもの」を対象にしたとある。

 

 小生が数年かけて収集したクラシックCDは、買い求めを中止した時点で「クラシック音楽CDリスト」(作曲家生年順)としてまとめた。このリストで集計すると、小生のCDコレクションは、①作曲家:477人(うち、日本人24名)、②CD:1,219ケース 1,455枚に達している。女房に文句言われる位だから、多い方であろう。

 井上辞典収録の作家が1232名(日本人の除く)、小生のCDコレクションでは日本人を除くと453人である。このうちから、主な(有名な?)作曲家の生年・没年と生存年齢を一覧表にまとめたことがあるので、以下に掲載する。(何年も前の作成なので、今日現在の感覚と若干のズレがあるかも知れないが)。

                                             

      <クラシック音楽作曲家の年齢表>

       ~没年から生年を差し引いた単純計算~

 滝 廉太郎      (24)  1879-1903

 バダジェフスカ   (27)  1834-1861

 シューベルト    (31)  1797-1828

 ベルリーニ       (34)        1801-1835

 モーツァルト    (35)  1756-1791

 パーセル      (36)    1659頃-1695

 ビゼー       (37)  1838-1875

 メンデルスゾーン  (38)  1809-1847

 フォスター     (38)  1826-1864

 ショパン      (39)  1810-1849

 ガーシュウィン   (39)  1898-1937

    ウェーバー     (40)  1786-1826

 ムソルグスキー   (42)  1839-1881

 スクリャービン   (43)  1872-1915

 ショーソン     (44)  1855-1899

 ヴィエニアフスキ  (45)  1835-1880

 シューマン     (46)  1810-1856

 アルベニス     (49)  1860-1909

 グラナドス     (49)  1867-1916

 ドニゼッティ    (51)  1797-1848

 マーラー      (51)  1860-1911

 パッヘルベル    (53)  1653-1706

 グリンカ      (53)  1804-1857

 チャイコフスキー  (53)  1840-1893

 ボロディン     (54)  1833-1887

 ドビュッシー    (56)  1862-1918

 ベートーヴェン   (57)  1770-1827

 レスピーギ     (57)  1879-1936

 タイケ       (58)  1864-1922

 サティ       (59)  1866-1925

 コレルリ        (60)   1653-1713

 スメタナ      (60)  1824-1884

 レオンカヴァルロ    (62)  1857-1919

 ラヴェル      (62)  1875-1937

 プロコフィエフ   (62)  1891-1953

 ヴィヴァルディ   (63)  1678-1741

 ドヴォルザーク   (63)  1841-1904

 ブリテン      (63)  1913-1976

 ブラームス     (64)  1833-1897

 グリーグ      (64)  1843-1907

 リムスキー=コルサコフ(64)     1844-1908

 バルトーク     (64)    1881-1945

 J.Sバッハ      (65)     1685-1750

 ベルリオーズ    (66)  1803-1869

 ニールセン     (66)  1865-1931

 武満 徹      (66)  1930-1996

 プッチーニ     (66)  1858-1924

 フランク      (68)  1822-1890

 ショスタコーヴィッチ(69)       1906-1975

 オッフェンバック  (69)    1819-1880

 マスネ       (70)  1842-1912

 ワーグナー     (70)  1813-1883

 ラフマニノフ    (70)  1873-1943

 ファリャ      (70)  1876-1946

 グラズノフ     (71)  1865-1936

 バーバー      (71)  1910-1981

 ブルックナー    (72)  1824-1896

 ディーリアス    (72)  1862-1934

 ヴォルフ=フェラーリ (72)        1876-1948

 グルック      (73)    1714-1787

 マイヤベーア    (73)  1791-1864

 ヘンデル      (74)  1685-1759

 J.シュトラウスⅡ    (74)       1825-1899

 ヤナーチェック   (74)  1854-1928

 グノー       (75)  1818-1893

 リスト       (75)  1811-1886

 モンテヴェルディ  (76)  1567-1643

 ハイドン      (77)  1732-1809

 エルガー      (77)  1857-1934

 シェーンベルク     (77)   1874-1951

 スーザ       (78)  1854-1932

 レハール      (78)  1870-1948

 アルビノーニ    (79)  1671-1750

 フォーレ      (79)  1845-1924

 山田 耕筰     (79)  1886-1965

 ダンディ      (80)  1851-1931

 ブルッフ      (82)  1838-1920

 メシアン      (84)   1908-1992

 R.シュトラウス    (85)  1864-1949

 テレマン      (86)  1681-1767

 サン=サーンス    (86)  1835-1921

 ヴォーン=ウィリアムズ (86)       1872-1958

 クライスラー    (87)  1875-1962

 ヴェルディ     (88)  1813-1901

 ストラヴィンスキー (89)     1882-1971

 シベリウス     (92)  1865-1957

 モンポウ      (94)  1893-1987

 

 日本人3名を含む87名が列記されている。この表を見ると、当時の自分の考え方が反映していたようだ。たとえば、日本人にも優秀なクラシック作曲家がいるということ。それから、「ドヴォルザーク」は当時小生が使っていた表記であること。(その後「ドヴォルジャーク」と変更し、今は「ドヴォジャーク」と表記している)。(「クラシック音楽への憧れ」)

                               (秀樹杉松 82-2375)