秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

葛西・本郷・鹿骨・鹿本・興農・ 流堀

 親川記 : 東京の川歩き

19)葛西・本郷・鹿骨・鹿本・興農・ 流堀(2013年5月21日)   /  Atelier秀樹 

 

 親水公園がほぼ終わり、親水緑道も三カ所歩いたので、これで一連の川歩きも打ち上げのつもりだったが、ネットと地図で調べたら、江戸川区内にまだまだ親水緑道があることが分かった。短い距離の緑道ばかりなので、一日で全部歩けそうだと計画を立て、5月21日(火)朝から夕方までかけて6カ所を歩いてきた。

 

 6カ所とは、葛西親水四季の道(2110)、本郷用水緑道(1580)、鹿骨親水緑道(1290)、流堀親水はなのみち(420)、鹿本親水緑道(750)、興農親水緑道(820) 。六つの親水緑道の合計距離は6970m(約7km)。歩き繋ぐために往復した所もあるので、実際には9キロ以上は歩いた勘定になる。なお、ネットの情報と現地の案内板の距離が一致しないのが2カ所あったが、現場の状況から前者を採った。どっちにせよ、6カ所で115mしか違わない。 

<葛西親水四季の道>

 都営地下鉄新宿線「西葛西」下車。5月8日の「長島川親水公園」の時と同じ駅だ。南に歩き「子供の広場」「虹の広場」を過ぎると左側に「葛西親水四季の道」の大きな書体の石の道標。そして「健康の道:距離2110メートル」の案内板。短距離が多い親水緑道にしては結構な長さのコース。

 水の流れは途切れがちで幅も小さい。親水公園とはやはり違う。遊歩道も舗装されている。オブジェ?。小学生が米作りに挑戦していると説明板がある流れを堰き止めた田圃

f:id:hideki-sansho:20170904095147j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904095207j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904095251j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904095402j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904095434j:plain

 葛西中央通を渡り地下鉄線高架をくぐって歩きを再開。馬頭公園と馬頭橋。保育園児たちが揃いの帽子で先生3人に連れられて通る。でかい葛西区民館。長島一号公園。滝野公園。鳩の群れが歩き回っているのでパチリ。ママと一緒の2歳位の幼児、可愛いのでママの了解得てパチリ。残り460メートルの道標。

 環七と葛西橋通の交差点「長島陸橋」。今の町名は中葛西・東葛西だが、昔は長島町だったようだ。バス停も「長島町交差点」。そういえば既述の長島1号公園、いつかの「新長島川親水公園」。「ながしまばし」の跡標もある。そこでメールで調べたら、「葛西親水四季の道」は東葛西を流れていた「長島川」の跡地だと分かった。

f:id:hideki-sansho:20170904095848j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904100544j:plain

  <本郷用水緑道>

 昼前に終わったので、予定通り次の「本郷用水」跡地に向かう。環七バス停「桑川町」からバスで都営地下鉄「一之江」へ、そこから「篠崎」で下車。いつか来た駅だ。少し東へ歩いて江戸川土手に出る。長い長い「江戸川大橋」が右手間近に見える。ここで雄大な江戸川を眺めながら昼食。日射しが強い。天気予報だと27度の暑さだ。しかし心地よい。

 土手から戻り「本郷用水親水緑道」歩きのスタートへ。花菖蒲、紫陽花、山法師。鯉の群れ。整備された緑道と流れ。どんどん続く一直線の緑道だ。今日もヤクルト配達の女性にバッタリ。この前も何処かで会ったが、もちろん今日は別人。感じのいい美人ばっかりだ。渇ききった喉をヤクルト1本で潤す。「鹿骨親水緑道」に突き当たる。

f:id:hideki-sansho:20170904100743j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904100822j:plain

  <鹿骨親水緑道>

 「鹿骨親水緑道」の始発から歩き始めるために、200メートルばかり南へ。ここがスタート地点。楷書体で石に刻まれた立派な道標。「健康の道:距離1290メートル」の案内板。今来た道を200メートル戻る。この緑道もよく整備されている。番いの亀が日向ぼっこ、パチリ。クローズアップもパチリ。グリーンアドベンチャー「この木なんの木?」。江戸川立鹿骨中学校。鹿骨街道で同じく南側から来た「流堀親水はなのみち」と逆V字状で接す形。

f:id:hideki-sansho:20170904103211j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904101011j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904101624j:plain

  <流堀親水はなのみち>

 この親水緑道380メートルしかないが、「はなのみち」という洒落た名前がついているので、花がいっぱい咲いているのかと直感した。しかしそうではなさそう。この後続けて歩いた直ぐ近くの「鹿本親水緑道」の案内板に、この辺りは花作りが盛んで東京の花暦は鹿本に始まると言われた、との説明板があるので、ああそういう事か!はなのみち緑道が直ぐ終わり、さっきのV字交差地点に戻ってきた。

 鹿骨親水緑道の歩きを再開。鹿骨東小学校。相変わらず整備された緑道と川のようだ。1290mの緑道もやっと終わる。これほど親水緑道が集中している所は他に見当たらない。おかげで、ちょこちょこ行ったり来たり。それでも、前もっていろいろ調べてきたので、無駄な歩きは防げた。

f:id:hideki-sansho:20170904102048j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904101958j:plain

<鹿本親水緑道>

 北上してきた鹿骨(ししぼね)親水緑道が終わると、左斜めの方向に今度は鹿本(しかもと)親水緑道がはじまる。同じ鹿なのに読みが違うのでまぎらわしい。どういうわけか、緑道入口の道標「健康の道」看板には距離670メートルとだけあり、緑道名何故か書かれていない。700メートル先の終点(正確には始点?)にはちゃんと「鹿本親水緑道」と書いてあった。モニュメント、オブジェなど、結構特徴のある緑道だ。難しいものだけでなく、地蔵さんも幾つかあって親しみやすい。700メートル歩いてゴールしたものの、次のコース興農緑道歩きのため引き返した。一日で六つの緑道歩きをしようというのだから、これぐらいは致し方ない。

f:id:hideki-sansho:20170904104655j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904101546j:plain

興農親水緑道>

 暑い中を数時間歩いたので少々の疲れは感じるが、残るはあとワンコース。引き返した地点が「興農親水緑道」の入口。この緑道は北東に785メートル続く。ネットで調べた時は江戸川のずっと手前で終わると思っていたが、小生の見間違いで、江戸川まで続いていた。亀あり、鯉あり、花あり、心地よい緑道だ。

f:id:hideki-sansho:20170904104111j:plain

f:id:hideki-sansho:20170904104236j:plain

  江戸川まで来たので土手にあがる。今朝のスタートは同じ江戸川の少し下流の土手だったことが直ぐに分かった。江戸川から出発して江戸川にもどってきたことになる。因に、江戸川区内には(境界も含め)江戸川・荒川・中川・新中川が南北に流れており、そのせいか中小河川も多かったようで、その跡ともいえる親水緑道や親水公園が他区に抜きん出ている。区の名前にも川がついており、文字通り “川の区” だ。

 土手の側にある京成バス停「北篠崎」で都営「篠崎駅」へ。ここから帰宅。長時間の充実した親水緑道歩き。これで本当の the endとなるかな? 歩きや撮影は楽しいが、正直いって、この「川歩記」入力も楽ではないので、この辺が締め時かな。

                                                                       (秀樹杉松 84巻/2406号)