2千安打など、2017年プロ野球の記録から / Atelier秀樹
セリーグのCSをめぐるせめぎ合いは、昨夜DeNAが阪神に勝ったため、残り4試合で3勝すればCS進出が実現する(巨人が残り3戦全勝しても)。前号で、16ゲームもの大差で優勝したチームが、仮にCSに敗れて日本シリーズに出場できなくなるのはおかしい!と書いた。もちろんこれは、CS制度の問題点を強調せんがための例示に過ぎず、現実にそんなことはないだろう。だが、制度上は可能性があるからの指摘です。
<ホームラン10万号>
今朝の新聞によると、昨夜の試合でプロ野球ホームランの通算号が大台に乗った。
→ Tー岡田(オリックス) 99,999号
マレーロ(オリックス) 100,000号
筒 香(DeNA) 100,001号
10万号とは流石にすごい。しかも、格好のエピソードがあるから面白い。6月9日の試合でマレーロ(オリックス)の打球はスタンドインしながら、ホームを踏み忘れたためにアウトになったそうです。昨夜の試合でマレーロが6回に10万号を打ち、その直前の5回にはT-岡田(同じオリックス)が9万9999号を打った。6月9日のマレーロのホームランが認められていれば、T-岡田の一発が10万号に相当した。
本塁を踏み忘れてホームランを認定されなかったマレーロが、10万号の栄誉に浴したのだから、まさに「禍転じて福」。悔しい僚友のT-岡田は「(賞金100万円の)半分はくれるんだろう」。マレーロは「ベースを踏み忘れたからファンに名前を覚えてもらえたし、10万号になった。自分に回ってくる理由があったのかもしれない」
10万1号を打った筒香(DeNA)についても、新聞は次のように報じている。
→ CS 進出をかけた残り5戦。ラミレス監督が正念場で勝負をかけ、3番の筒香を4番において臨んだ。それがズバリ的中し、筒香は記念すべき100,001号を放ち、DeNAは残る試合を3勝1敗でCSに出られることになったのである。
<その他の記録>
今シーズンのプロ野球ではこのほか、以下のような記録(数字)も刻まれています。
→◯巨人ホームラン1万号 中井大介(巨人)
◯2000安打
◯200勝 黒田博樹(広島)
◯チームワーストの負け数 ヤクルト 94敗、 ロッテ 86敗
(秀樹杉松 85巻/2436号)2017.9.30