「連敗流行病」何とかならないか / Atelier秀樹
プロ野球のレギュラーシーズンが10月10日に終了し、明日からはセ・パ両リーグのCS(クライマックスシリーズ)が始まる。今シーズンは、正直、あまり面白くなかった。小生が応援している東北楽天・日本ハムが3位・5位に終わったこともあるが、広島・ソフトバンクの独走にも白けた。こんなことを書くと、広島・ソフトバンクのファンに怒られるでしょう。
しかしまあ、ファンとはそういうもんです、お許しください。小生が言いたいのは、首位と2位以下のゲーム差があまりにも開いてしまったことです。別表の通りあまりにも大きいのです。
1、広 島 1、ソフトバンク
2、阪 神 10.0 2、西 武 13.5
3、DeNA 14.5 3、楽 天 15.5
4、巨 人 16.5 4、オリックス 30.5
5、中 日 28.5 5、日本ハム 34.0
6、ヤクルト 44.0 6、ロ ッ テ 39.0
どうしてこうも開いてしまったのか?もちろん、優勝したチームがそれほど強かったということでしょう。首位と2位の差が、両リーグとも10ゲー以上開いた。CS進出を賭けたDeNAと巨人の3位争い、西武と楽天の2位争い以外は、見るべき試合がほとんどなかったのでは?
それにしても下位のチームのだらしなさは眼に余る。5位中日と6位ヤクルトの超不振、特に最下位ヤクルトが広島に44ゲームも離されたのは大問題。オリックス・日本ハム・ロッテが、ソフトバンクから30以上のゲーム差をつけられたのも情けない。
同一リーグとは思えない絶好調と絶不調。なぜこういう大差がついたのか?戦力的にそんな差があるとは思えないのに。いったん「連敗流行病」に罹ったら止まらない。勝負の世界だから連勝・連敗はあるとしても、連敗を繰り返したり、長い連敗が続くのはなぜでしょうか?連敗チームが「いつかは止まるだろう」と拱手傍観?していなかったか。尤も、監督交代した中日も相変わらずだったが。
小生は1ファンに過ぎないので「評論」の資格はないが、監督の人選をもっと真剣に考える必要があるのではないか。内部昇格にこだわったり、若さに偏重し過ぎてはいないのか。思い切った人材の登用に踏み切るべきではないか。国内に人材はいっぱいいますよ。まして、大リーグにいる日本選手に目をむければ、選択肢は限りなく広がるはずですが。
(秀樹杉松 86巻/2453号)2017.10.13