秀樹杉松

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日馬富士、警察に暴行認める

   「憶測解説」には困ったものだ   /  Atelier秀樹

 「横綱日馬富士暴行事件」が複雑な展開を見せている。連日テレビなどで有象無象が勝手なfree talkを繰り返し、無責任な「憶測」「可能性」「疑惑」が横行している。興味本位の報道には腹がたつ。今朝の朝日新聞スポーツ欄を開いたら、日馬富士師匠で審判部長代理・伊勢ケ浜親方は「言えるときにコメントしますから、中途半端なときに中途半端なことは言えない」「全部きちんとしてからじゃないと何も話せない」と、報道陣をかわしたとある。これについては批判もあるでしょうが、私は容認できます。

 貴ノ岩師匠の巡業部長・貴乃花親方も、「警察に被害届を出した以上、お任せするということか」と問われ、相槌を打つように「そっそっそ」。これも当然でしょう。当事者の親方(協会役員でもある)が、捜査中の事件について、ベラベラ喋る方がおかしい日馬富士の兄弟子・安美錦は「僕から話すことは何もありません」、貴ノ岩の弟弟子の貴景勝は「自分が何かを話せるような立場じゃない」。当然でしょう。 

 警察の聴取に対して「日馬富士が暴行を認めた」そうだから、根幹は「横綱日馬富士暴行事件」でしょう。それ以外の「解説」や「憶測」は、一種の目くらましになる恐れがある。まして「理事選の思惑がからむ」とか「協会の派閥抗争」などの、興味本位の報道に、私は賛成できないです。皆さんはどう思いますか?

                (秀樹杉松 88巻/2490号)2017.11.18   #blog130