坂めぐり(32回=18/3/10、十条・王子)~清水坂、馬坂、石神井坂、地蔵坂、芝坂、王子稲荷坂、王子大阪、権現坂、飛鳥大阪。~清水坂公園、地蔵堂、地蔵坂跨線人道橋、名主の滝、王子稲荷神社、中央工学校(田中角栄出身校)、王子神社、音無橋、音無親水公園、飛鳥山公園、あすかパーク レール(モノレール)
東京北区の赤羽南部と北部に続き、今日は十条・王子地区の坂巡りに行ってきました。王子の坂はどれも本格的な坂でした。近くにある王子稲荷神社、王子神社、名主の滝、中央工学校(田中角栄氏の出身校)、音無親水公園、あすかパークレールなど、もたっぷり見て撮影してきました。今日のハイライトでしょう。じっくりご覧ください。 / Atelier秀樹
<坂めぐりのコースと写真>
JR赤羽駅下車
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清水坂公園
北区を南北に走る武蔵野台地の崖地を利用した、立体的で変化に富んだ公園。
昔はけわしく長い坂道だったので、十条の長坂などとも呼ばれていた。切り通しの崖から絶えず清水が湧き出ていたので、清水坂の名がついた。
馬坂
坂の名は豊島村馬場の「馬」に関係があるように思われるが、坂の地形が馬の背に似ていたからともいう。
馬坂階段
標識の説明で「旧道は平和橋手前を右に下っていた」とあるが、この写真は、この平和橋手前を下る馬坂名残の階段。
石神井坂(しゃくじいざか)
「北区の坂道」によると、旧石神井坂は、東十条北口の崖に沿って南から東に下る坂。新石神井坂は東十条の北口通路として設けたもので、中央部は跨線橋であり、両端に階段が設けられ、橋の中央部に北口がある。
地蔵坂
東十条駅のすぐ西側にあり、蛇行しながら登る坂道。
地蔵堂
現在の地蔵堂は、東十条駅開設に伴う跨線橋の設置や道路の拡幅により、今の位置に移転したもの。
地蔵坂跨線人道橋
地蔵堂 / 庚申塔 地蔵坂跨線人道橋
芝坂
古い坂だが、あまり知られていない。芝という名の由来は不明。
三平坂(さんぺいざか)
名主の滝公園の北端に沿って台地へ登る曲がりくねった坂道。坂名の由来は、江戸時代の絵図にある三平村の名からとも、室町時代の古文書にある十条郷作人三平の中からともいわれる。
(帰宅して整理したら、どうやら写真撮り洩らしのようでした)
名主の滝公園
江戸時代の安政年間に王子村の名主「畑野孫六」が自邸に開いたのが始まりで、「名主の滝」の名前の由来もここから。
王子稲荷神社
関東稲荷総社の格式を持ち、江戸時代より庶民に親しまれる。大晦日、いなりの使いである狐が、近くの榎の下で身なりを整え、この神社に初詣をするという言い伝えがある。年末には地元が催す「王子狐の行列」が新しい風物詩となっている。落語「王子の狐」で有名。
王子稲荷の坂
王子稲荷神社の南側に沿って東から西に登る坂で、神社名から名前がつけられている。すごい急坂でした。
中央工学校
田中角栄元首相の出身校で有名な学校法人。1909年(明治42)設置。
達筆で知られた田中角栄の字、とても綺麗ですね。以下のように書かれています。
この書は、本校卒業生、第五代校長、元内閣総理大臣 田中角栄先生が、昭和46年に揮毫されたものです。
王子大坂
登り口に子育て地蔵があったので地蔵坂とも呼ばれ、昔は縁日で賑わった。また、坂の地形が海鳥の善知鳥(うとう)のくちばしのようなので「うとう坂」の名もある。
権現坂
権現という坂の名称は、王子権現社の権現から採った名前で、神仏分離以前の王子神社が王子権現と呼ばれていた点に由来。
旧称「王子権現」。この一帯の「王子」という地名の由来である。
音無橋(おとなしばし)
1930年(昭和5年)竣工。王子町と滝野川町を繋いで交通の弁が図られた。
音無親水公園(おとなししんすいこうえん)
自然の川を模した美しい公園で、「日本の都市百選」にも指定されている。石神井川は、北区付近では音無川と呼ばれて親しまれたが、戦後の経済の復興・発展とともに生活排水などで汚れた川になり、洪水による被害を防ぐ目的の改修工事によって、緑の岸辺は厚いコンクリートの下へと消え、典型的な都市河川となった。
「都市公園100選」に選ばれているが、昭和記念公園・日比谷公園・上野公園・水元公園・代々木公園に比べて、あまり名前が知られていないですね。ぜひ一度行ってみてください。「親水公園」にも着目のほどを!
飛鳥大坂(あすかおおさか)
王子駅東口から急カーブで登る坂道で、都電荒川線が中央を走っている。都内でも有数な難所で、荷車の後押しで手間賃をかせぐ人もいた。昔は将軍家の、日光御社参の行列もここを通った。
飛鳥山公園(あすかやまこうえん)
王子にある飛鳥山公園は、都内の桜の名所の一つ。江戸享保期に行楽地として整備され、明治6年には日本最初の公園の一つに制定された。
あすかパークレール
飛鳥山モノレール(あすかパークレール)は、JR王子駅中央口改札すぐの公園入り口から山頂までの高低差18m、レール延長48mを2分で結ぶ。2009年7月17日から運行が始まり、高齢者、障害者、小さな子供づれなど、誰もが飛鳥山公園を利用しすくなった。もちろん私も今日初めて乗りました。いい物が出来ました。
車両は、カタツムリに外観が似ていることから、「アスカルゴ」という愛称がつけられている。
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地下鉄王子駅から帰宅の途へ
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『秀樹杉松』92巻2564号 18-3-10 # blog<hideki-sansho> 204
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