秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

カレントトピックス 七題  ~南北朝鮮会談、米朝会談、拉致問題、ノーベル文学賞、稀勢の里関、イチロー選手、「首相案件」元総理秘書官。

 このところ「坂めぐり」が続いたので、時事問題にも目を向けてみることにしました。なるたけ触れるのを避けていますが、私もカレントな政治社会問題に全く無知無関心ではないので、ちょこっとだけ取り上げます。 / Atelier秀樹

南北朝鮮会談

 韓国と北朝鮮の首脳会談が行われました。あまり評価したくない論評も見られるが、私は歴史的快挙だと歓迎します。中学生の時だったでしょうか、1950~53年に朝鮮戦争があり、休戦協定が結ばれたままの状態が55年間も放置され、両国は今もって”戦争状態”にある。だから、これを平和友好条約に変えようと合意したのだから、歓迎以外にはないでしょう。

 

米朝会談

 日本の総選挙直前に、米朝の間で ”今にも戦争が始まりそう”な状態が演出され、「北の脅威」の追い風(神風?)を受けて、某政党が大勝しました。米朝双方がこの辺で会うのは、ある意味、脚本通りかも。それはともかく、歴史的にみれば米朝会談は評価すべきでしょう。

 

拉致問題

 米朝会談、さらには日朝会談による拉致問題の解決が報道されている。一日も早い解決を心から期待したいが、政権が”一発逆転による政局転換”を優先しているようで、拉致被害者よりも塩梅辛酸騒狸の救済に力を入れているのが、気にかかります。

 

ノーベル文学賞

 今日の朝刊によれば、ノーベル文学賞は今年はないそうです。選考機関がセクハラ問題(レイプ疑惑)で揺れていて、それどころではないとか。まあ、毎年日本で見られる「〇〇キスト狂想曲」がないのに、私自身はホッとしました。ファンはがっかりでしょうが。

 

稀勢の里

 6場所連続休場横綱稀勢の里。「5年でも6年でも全治するまで休んでもよい」という一部評論家の発言・解説が気になっていたが、その通り?実際長期離脱になった。本当に相撲が取れるのでしょうか? 遅まきながら、進退問題も避けて通れなくなったのでは?。久々の日本出身の横綱ということで、騒がれもし期待もされて見事横綱昇進を果たした。だがこの過程で、心身ともに疲れ果てたようにも見受けられる。ケガが原因なのでしょうが、果たしてそれだけでしょうか。甘やかし・甘えモード(ムード)が気になるのは、私だけでしょうか?

 

イチロー選手

 イチロー選手がマリナーズの特別アドバイザー(会長付特別補佐)に就任し、選手としては今季の残り試合に出場しないそうです。日本球界に復帰する可能性はなくなり、半永久的にマリナーズにとどまることになった、と報じられています。「なるほど流石」と「しかし残念でも」の両方です。何れにせよ、イチロー選手はすごいですね。

 

「首相案件」元秘書官

 例の”もりかけ”。「記憶の限りでは会っていない」と逃げていた元総理秘書官(現某省審議官=次官に次ぐポスト)会ったことを認めることになったと、報じられている。それも、本人の意向というより、政府与党がそうするよう動き始めたそうだ。もともと、そんな事情から「記憶にない」を連発したが、今度は国会審議の再開のために、対応を修正しようとしている。どうせ、「記憶をとり戻したら、会ったことを思い出した」「しかし”首相案件”とは言ってない。内閣としての重要案件であることは話したかもしれない」に決まったのでしょう。

 

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           『秀樹杉松』93巻2598号  2018-5-5,  #blog<hideki-sansho>238

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