秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

『秀樹杉松』<坂めぐり>を終えて ~まとめ~

 昔?なら“総括”というでしょうが、<坂めぐり>が終わったので、気がついたことを思いつくまま、まとめてみましました。

 1)時期 = 2017年11月18日~2018年5月16日

 2)回数 / 坂数 = 50回 / 500坂

 3)坂めぐりに加えて、当該坂に直接間接に関係する名所旧跡、近辺の建物なども見て回りました。『秀樹杉松』<坂歩き>の特徴でしょう。

 4)巡り歩いた区 = 対象とした東京23区のうちの18区

 5)歩かなかった区 = 5区(江東区・葛飾区・中央区・豊島区・練馬区

  今回の<坂めぐり>対象は「坂名のある坂」で、正確にいえば「坂学会と日本坂道学会の坂リストに登載されている坂」に限りました。この基準でいくと、江東区・葛飾区・中央区の3区には名前のある坂は存在しないので、当然対象外。実は、豊島区と練馬区の2区には坂があったのですが、うっかりミス(調査不十分)で、今回は対象外となりました。(このまとめを書くために調べて、そのことが判明しました) 

 6)坂めぐりにあたっては、事前の調査準備に力を入れ、場所の選定やコースの決定に時間を割きました。しかし実際に現地に行ってみると、その通りにいかないことが沢山ありました。ただ漫然と散策するのではなく、私なりに目的をもっての坂めぐりですから、当然のことでした。大型の地図帳を使って便利でしたが、持ち運びは楽ではなく、写真撮影の時は路上(地上)に置くことになりました。 

 7)写真を撮るのも<坂めぐり>の重要な楽しみ、目的なので、厳格なコースの確定は必須でした。坂学会の坂マップによって、地図帳の該当道路に蛍光ペンで朱線を入れ、鉛筆で坂名を書き込みました。“机上の空論”とかいいますが、地図と現場の地理は必ずしもピッタリではなく、目的の坂道を探すのに苦労しました。右往左往・前進後退いずれにすべきか迷い、地図に見入ったまま立ち尽くすこともあり、通行人から「何をお探しですか」と声を掛けられる始末でした。

 8)スマフォを使いこなす人から見たら、なんと原始的なことをしているんだろうと思われるでしょうが。自分の“方向音痴”にもほどほど呆れました。今いる場所がわからなくなり、どっちに行くべきか困ることがしばしばだったのです。“西も東もわからない”時は太陽の位置と自分の影で判断しましたが、昼時はお天道さんが真上にいるので困りました。曇りの日も。しかし、こんなことを「苦労」だとは思わず、知らない土地に来て坂道を探し歩くのだから、当然のことだと「楽しんだ」のでした。遠近両用メガネではないので、地図を見る時以外は鼻眼鏡のまま歩くので、もしかして「異様な風貌の高齢者の徘徊」に写ったかも知れません。 

 9)通行人や住民に道をきかない日は皆無でした。ですが皆さんは親切に教えてくださいました。そればかりではなく、「坂めぐりですか、それは結構なことですね」「気をつけて行ってください」などの声もかけられました。嬉しくて涙が出るほどでした。こうした有難いことがあったればこそ、50回・500坂達成ができたのだと思います。この場を借りて、ご迷惑をおかけし、お世話になった多くの皆様に、心からお礼を申し上げます

 10)単なる坂めぐりと写真撮影だけと違い、写真入りの文章を作成してグログ投稿するのは結構大変なことでした。「大変」とはいうが、実はそれは苦痛ではなく、心地よい励みにもなったのです。楽しみながらのブログ作成でした。写真を何枚も撮って来たのを整理して、間違いなくその坂の項目に入れるのは、一番「大変」でした。何しろ、カメラからパソコンに取り込んでも、坂は写っているが坂名は入っていないからです。正確で綿密なコース設定は不可欠でした。

 しかし実際には、現地でコース変更せざるを得ない場面もあり、「坂めぐり+ブログ投稿」は大作業でした。その日の分はその日に投稿したいために、夜中の0時までかかることもありました。たった1分の差で、翌日の日付になったことが、一回だけですがありました。今回の坂めぐり最終回にも遭遇した(写真アップ量の制限からくる)、ブログ原稿作成日と投稿日が離れたのは3、4回ありました。 …………………………………………………………………………………………………………

 感想や書きたいことは山ほどありますが、とりあえず「10ヶ条」にまとめてみました。

 なお、坂めぐりの記事の最終投稿は6月1日です。当日の午後には大丈夫かと思います。ご覧いただければ有り難いです。

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                 『秀樹杉松』94巻2607号 2018-5-19,  #blog<hideki-sansho>247

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