3日前の6月12日、歴史は確かに動いた。“父子共演”の時代劇であった。その舞台には、童謡「♪金太郎」の曲が流され、寅さん映画「男はつらいよ」も放映された。
片やご存知、坂田の金時。マサカリならぬ「核実験成功・完了」を担いで、堂々と登場。熊ならぬ虎にまたがって、お馬のけいこ。お腹がちょっと出て、腹がけした金時を彷彿。なんとなく、初々しい感じで憎めない。
片や、「姓はドナルゾ!(not誤植)、名は虎次郎」のセリフで悠々と登場したのはベテラン寅さん。力づくが好きのようで、握手も力一杯で自分の方に引き寄せる。「圧力と制裁」で突き進んできたが、「制裁」を叫ぶあまり、相手はちゃんと「正妻」の座を占めた。
息子の金時は父のトラさんに敬意を表し、父の寅次郎は息子の金太郎への慈愛・いたわりを見せた。ともかく、父子が対面できてよかったですね。
この「6.12」がターニングポイントとなって、町村戦争(not誤植)が終結し、アジア太平洋地域の平和がもたらせることを祈るのみ。「決断と実行」とはよく聞かされるが、二人がその模範を示したように思われる。/ Atelier秀樹
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『秀樹杉松』95巻2622号 2018-6-15 / hideki-sansho.hatenablog.com #262
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