坂めぐり(59回=2018-7-14=世田谷区上野毛・中町・等々力・野毛)~ 原の坂・満願寺坂・等々力の坂・地頭坂・向田坂・浄音寺坂。~天祖神社・ 満願寺・等々力不動尊・丸子川・矢沢川
<第59回坂めぐり(2018-7-14)>
連日の猛暑なので、昼中を避けるために、今日は朝6時前に家を出ました。何しろ多摩川に近い、都心から遠いところなので、バス、電車を乗り継ぎ、帰宅したのは11時を過ぎていました。こんな暑さの中、坂道などを歩いて写真を撮りまくるなんて、好きでなければできないことでしょう。
いつものことながら、坂めぐりや写真撮影が済んだら、今度は帰宅後の写真の整理やブログの書き込みなどの方が大変です。それでもやっと出来上がりましたので、よろしかったらご覧ください。/ Atelier秀樹


矢沢川&宮前橋
上野毛通と矢沢川の交差が宮前橋


①原の坂(#548)


世田谷区中町2丁目と3丁目の間。上野毛通りの玉川警察裏交差点付近から,西の谷沢川に架かる宮前橋付近まで。東に向かって上る。360m。緩やか(高低差10m,平均斜度1.6度)。直線の長い坂。標識なし。この地の旧地名を“原”といったためこの坂名で呼ばれた。(「歩いてみたい東京の坂」より)。この坂の位置については,東側の玉川警察署交差点から東京都市大学等々力キャンパス(旧東横学園)付近までとする説もある。この東側の坂は,下って上る“すりばち”型の坂で,坂としてはこちらの方が変化があって美しく感じる。参考文献:「歩いてみたい東京の坂」 歴史・文化のまちづくり研究会編 東京・地人書館 1998
中町天祖神社(なかまちてんそじんじゃ)
世田谷区中町3丁目。


等々力玉川神社
世田谷区等々力3丁目。



②満願寺坂(まんがんじざか)(#549)


世田谷区等々力3丁目と4丁目の間。等々力駅の北東。目黒通りの玉川神社前付近から北東に上る。 210m。緩やか(高低差6m,平均斜度1.6度)。ほぼ直線。標識なし。坂下に“満願寺”があるためこの名がつけられた。(「歩いてみたい東京の坂」より)
東京都世田谷区等々力にある真言宗智山派の仏教寺院。


等々力陸橋


③等々力の坂(とどろきのさか)(#550)


世田谷区等々力1丁目。目黒通りの等々力不動尊前から,南の丸子川に架かる玉根橋まで。北に向かって上り。320m。緩やか(高低差18m,平均斜度3.2度)。途中で僅かに“く”の字に曲がりながら上る,道幅の広い長い坂。標識なし。等々力不動の社域以外は住宅地で,高い建物もなく真っ直ぐでおおらかな明るい坂。等々力渓谷の東斜面には横穴式の古墳もある。渓谷はここも東京かと思われるほど,深沈とした別天地の緑陰である。
等々力不動院は滝轟山明王院と称して,ここから“等々力”の旧村名が生まれ,坂名の由来となった。(「東京の坂風情」より)



言宗智山派寺院の等々力不動尊明王院は、滝轟山と号し、等々力満願寺の別院です。等々力不動尊明王院は、根来寺の興教大師が当地に不動堂を建立したと伝えられます。(東京都寺社案内tesshow.jp)
おもいはせの路(国分寺崖線散歩道)

④地頭坂(じとうざか)(#551)


世田谷区等々力1丁目。環八通り“尾山台”交差点から南に200mの交番前で西に曲がり 150m。向田坂の西側に続く,西に上る急な階段坂。西に向かって上り。35m。急坂(高低差20m,平均斜度33度)。とても急な短い階段。標識なし。ここは地頭山と呼ばれており,これに因む坂名。この坂を「向田坂」とする説もある。命名時期:大正期(?)
⑤向田坂(むこんでざか)(#552)


世田谷区等々力1丁目。環八通り“尾山台”交差点から南に200mの交番前で西に曲がり 100m進むと突然急に下る坂がある。東に向かって上り。50m。急坂(高低差9m,平均斜度10度)。直線でとても急な短い坂。標識なし。坂下の田んぼに向かう坂道であるため この坂名になったか。この坂の西側にある階段坂(地頭坂)を「向田坂」とする説もあって 混乱している。参考文献:「歩いてみたい東京の坂」 歴史・文化のまちづくり研究会編 東京・地人書館 1998刊 / 「今昔東京の坂」岡崎清記 日本交通公社刊 1981
<編註>面白い名前の坂ですね。
玉根橋(目黒通り)と丸子川


丸子川
東京都世田谷区及び大田区を流れる一級河川。六郷用水の下流部分が整備され、名称を変えて残っている川。世田谷区野毛付近で谷沢川と交差し、大田区田園調布付近で多摩川に合流する。(Wikipedia)
谷沢川
東京都世田谷区を流れる多摩川水系の一級河川。世田谷区野毛付近で国分寺崖線を出たところで丸子川(旧六郷用水)につきあたる。かつて六郷用水は、大田区六郷までの通水の高低差を確保するため、谷沢川の上を交差して流していたが、現在は当初の役目を終えて谷沢川と合流し世田谷区玉堤で多摩川に注ぐ。しかし、六郷用水の歴史的遺産の保護と環境保護のための清流復活事業として、合流した川の水の一部をポンプで引き上げ、ここから下流の丸子川に流している。(Wikipedia)
丸子川と谷沢川の交流地点の周辺
世田谷区野毛1丁目と等々力1丁目の境。







天神橋
浄音寺坂の南端、丸子川に架かる。

⑥浄音寺坂(じょういんじざか)(#553)



世田谷区野毛1丁目。谷沢川(等々力渓谷の下流)と丸子川とが交差する地点から 50mほど西から北に上る坂(国分寺崖線)。北に向かって上る。130m。緩やか(高低差4m,平均斜度1.8度)。わずかに左右に曲がる。標識:坂の途中に 小型の石の標識が設置されている。
浄音寺坂 世田谷区 玉川地団協
かつて付近に「浄音寺」という寺があったが,天保の頃に焼失してしまい,今では 20基程の墓石と寺の名を伝える坂道だけが残っている。(「てくたくぶっく」による)。命名時期:江戸時代。参考文献:「てくたくぶっく」等々力渓谷コース編 「玉川の郷土を知る会」編
バス停「玉堤小」(多摩堤通)

ここからバスで二子玉川駅へ出る。
<編註>坂名と坂に関する説明は、いつものように「坂学会sakagakkai.org」に依拠しています。
…………………………………………………………………………………………….............
『秀樹杉松』95巻2632号 2018-7-14 / hideki-sansho.hatenablog.com #272
……………………………………………………………………………………………..........