110回秀樹杉松坂めぐり(2018-11-19 豊島区・練馬区)~祥雲寺坂、別荘坂、らんとう坂。~祥雲寺、白子川、別荘橋、大泉町もみじやま公園、光ヶ丘団地。
110回目の今日は、豊島区の「祥雲寺坂」と、埼玉県に近い練馬区大泉の「別荘坂」と「らんとう坂」へ行ってきました。今日の3坂で、坂めぐりも合計832坂に達しました。
次回はいよいよ最終回(111回・833坂)となります。ブログの写真容量も辛うじてもちそうなので、今月中に坂めぐりは完結の見込みです。 / Atelier秀樹
地下鉄副都心線「要町」(スタート)
①祥雲寺坂(しょううんじさか)(#830)
豊島区池袋3丁目と西池袋5丁目の間。要町通り,有楽町線要町駅から祥雲寺前まで。途中に“祥雲寺坂”交差点がある。東に向って上り。150m。ゆるやか。ほぼまっすぐな坂。
坂名を書いた標識はないが,途中の交差点の信号に「祥雲寺坂」の名前が残る。祥雲寺の前の坂ということでこの坂名呼ばれる。命名時期:不明。祥雲寺は明治39年に現在地へ移転してきたので,それ以後と想われる。
祥雲寺
西武池袋線「石神井公園」から成増行きバスに乗り、「土支田2丁目」で下車。
②別荘坂(べっそうざか)(#831)
練馬区大泉町1丁目と2丁目の間。白子川に架かる別荘橋から南東方向に上る坂。湾曲しながら南東方向に上る。150m。やや急な坂。緩く左に曲がりながら上る。
標識なし。江戸時代,付近に「荘」という姓の家があった。後に近くに別の「荘」氏が来たため「荘埜」姓に変更した。このため橋の名前をつける時に“別の荘氏である”という意味で「別荘橋」と名づけた。(「練馬の伝説」より) 。坂名はこの別荘橋に通じる坂であることから命名されたのであろう。
参考文献:「練馬の伝説―祖先の足跡」 石神井図書館郷土資料室 練馬区教育委員会 1977
白子川 / 別荘橋
以前「川歩き」の時に通ったことを思い出し、再会を喜び合いました。
③らんとう坂(#832)
練馬区大泉町1丁目と3丁目の間。北大泉公園の東端から北西に,外環道の下付近まで。北西に向かって上る。300m。緩やか。わずかに左右に曲がる。
坂の標識はないが,坂下の信号機に「らんとう坂下」と書かれている。坂の途中に卵形の墓石(“卵塔”)があったために「卵塔坂」と呼ばれたという。
大泉町もみじやま公園
バス停「大泉町1丁目」から都営大江戸線「光が丘駅」へ。(ゴール)
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<編註>坂名と坂解説は、
「坂学会/東京23区の坂」sakagakkai.org に依拠。
坂名の直後の(#)は『秀樹杉松』坂めぐりの通算合計坂数。写真撮影はAtelier秀樹。
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『秀樹杉松』100巻2732号 2018-11-19 /