秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

きのう3月11日は、3.11東日本大震災から8年でした。私は日比谷公園での追悼式に参加して犠牲者の追悼を行いました。その後「うたごえ喫茶 ともしび新宿店」で復興支援ソング「♪花は咲く」を合唱しました。

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『秀樹杉松』前号で私は「東北出身者でありながら、この8年間私は何をしたのか」と、忸怩(じくじ)たる思いを書きました。そうした反省を踏まえ、今年は日比谷公園での追悼式に参加して、午後2時46分に犠牲者を悼んで鎮魂の祈りをしました。その後、新宿の「うたごえ喫茶ともしび」で 、3.11復興支援ソング「♪花は咲く」を皆んなで合唱しました。 / Atelier秀樹

  

追悼式と言っても、国立劇場での政府主催「追悼式典」ではなく、日比谷公園での

Peace On Earth  3.11未来のつどい  ピースオンアース

の追悼式に参加したのです。

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 会場の日比谷公園に到着したら、警官がいっぱい居て警備しているのに驚きました。私は今朝のNHKの報道でこのイベントを知って参加でしたのですが、まさか警官たちに「歓迎」されるとは思わなかったのでビックリしました。警官たちが睨んでいる方角から いきなり「追悼式反対!」のシュプレヒコールが聞こえてきました。私が参加しようとしている「追悼式」は、そんな団体の集会か(そんな筈ない!)と二度ビックリ。

 

絶叫している内容はどうやら、政府主催の「3.11追悼式」に反対し、さらに現天皇の即時退位と皇太子の天皇即位に反対、の様に聞き取れた。このため、国家権力が総出でこの団体のデモを規制しようとしているのだろう。

 

閑話休題私が参加しようとしているイベントは、この集会とは全く別のものであり、会場もこの場所からだいぶ離れた噴水の近くでした。警官に聞いたら「旗が見えるあっちの方ですよ」と教えてくれた。それにしても、何という団体の主催かも知らず、NHKの報道を聞いただけで日比谷公園に駆けつけた私。いい加減な自分に呆れた。

 

現地で確認したら、主催「311東日本大震災 市民のつどい Peace On Earth 実行委員会」で、共催「アースガーデン/土と平和の祭典」。そして特別協賛「WWB株式会社」。いずれも初めて聞く団体や会社でした。だたっ広い日比谷公園内の噴水広場の近くに、青と黄の2色の旗が何本も立てられ、そこにテントみたいなのが張られている。近づいてよく見たら、屋根に太陽光パネルが据え付けられている。つまり会場に設置した太陽光発電を利用して、今日のイベントを行うというものの様であった。

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主催者のパンフにはこう書かれていました。

→「今回の「ピースオンアース」では、発電する農業ハウス「ソーラーシェアリングドーム」が会場ステージとなり、最大8kw/hの太陽光発電で運営します。画期的に軽量で丈夫なソーラーパネルと共に、音楽ステージのあり方のより身近な自然エネルギーへ進化し、農地での発電も一気に広がろうとしている」。 f:id:hideki-sansho:20190312195856j:plain

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そういえば、ミュージシャンによるLIVEや、関係者のTALKINGなどがありました。会場内はものすごく暑く(太陽光発電による)、またギターを弾きながらの独唱はものすごく大きな音声(耳をつんざく様な)。私は耐えられなくなり、ソーラーパネルに覆われたステージ会場から逃げ出しました。

 

日比谷公園では、被災時刻の午後2時46分に参加者全員で黙祷を行い、犠牲者を追悼しました。日比谷公園を途中で切り上げて、新宿へ向かい、「うたごえ喫茶ともしび」で、3.11の復興支援ソング「♪花は咲く」をみんなと歌いました。こうして、今年はともかく追悼式に参加し、復興支援ソングの合唱を行いました。

 

『秀樹杉松』104巻2820号 2019.3.12/ hideki-sansho.hatenablog.com #460