秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

「令和」改元(8)~さらば平成。天皇・皇后両陛下、有難うございました。お元気で!

 

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きょう4月30日は天皇退位の日」「平成最後の日」です。多くの国民はそれぞれの思いで1日を過ごすことでしょう。

 

『秀樹杉松』(執筆:Atelier秀樹)は、次の2点に焦点を絞りました。

平成の約30年にどんなことがあったか、を回顧する

②今日はたまたま、週何回か通っている音楽教室(ふらっとbおんがくたいむ=前号で紹介済み)の開催日なので、そこに参加してみんなと一緒に、元気に大きな声で歌う

 

朝起きて朝日の朝刊を見たら、社会面に「平成にあった主な出来事」が時系列で掲載されています。それを読んで、「そうだったなあ」と思い出したが、中には「そうだったかなあ」と思ったこともありました。私なりに、この中からいくつかを選択して、分野別(項目別)に整理したのが、次の一覧表です。改めて認識したことは、歴史的な出来事があまりにも多く集中した30年間でした。

 

30年間の回顧

天皇・皇室

天皇陛下皇位継承元号「平成」を発表 ○皇太子さま、小和田雅子さん結婚の儀

政治

リクルート事件で竹下内閣退陣 ○ベルリンの壁崩壊、・冷戦終結 ○細川連立内閣発足、55年体制終わる ○衆院選民主党が圧勝、政権交代 ○自公が政権奪還 ○拉致被害者5人が帰国 ○オバマ大統領が広島訪問 

災害・事件

雲仙・普賢岳で大火砕流  ○北海道南西沖地震  ○阪神・淡路大震災  ○地下鉄サリン事件 ○新潟沖中越地震  ○東日本大震災原発事故  ○御嶽山噴火  ○熊本地震  ○九州北部豪雨、

オリンピックでの活躍

シドニー五輪女子マラソン高橋尚子選手が金メダル ○トリノ五輪フィギュア女子で荒川静香が金メダル ○北京五輪競泳で北島康介選手が2大会連続2冠を達成   ○ソチ五輪フィギュア男子で羽生結弦選手が金メダル  ○リオ五輪レスリング女子で伊調馨選手が4連覇  ○女子サッカーW杯で優勝  ○大坂なおみ選手がテニス全米オープン優勝

ノーベル賞受賞

大江健三郎さんにノーベル文学賞 ○京都大の山中伸弥教授にノーベル医学生理学賞

著名人

美空ひばりさん死去 ○横綱千代の富士引退 ○毛利衛さんが日本人で初めてスペースシャトルで宇宙へ ○宮崎駿監督の「千と千尋の神隠しアカデミー賞受賞 ○将棋の羽生善治名人が史上初の7冠独占 ○中2の藤井聡太さんが史上最年少の将棋プロ棋士に ○大リーグのイチロー選手が引退表明

 

「ふらっとbおんがくたいむ」

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練馬区の「ふらっとbおんがくたいむ」(みんなで歌う音楽教室)へ行ったら、平成最後ということで?最初から、なんか、緊張感が漂っていました。主宰の長嶋真美先生は、前回「次回は平成最後となるので、少し考えてみたい」と示唆・予告されていましたが、やはりそうでした。

一つは、「ふらっとbハーモニー」の合唱指導・滝口亮介先生が、特別参加しておられたこと。第二は、いつもは(前号で紹介のように)参加者のリクエストをみんなで歌うのですが、今日に限ってリクエスト曲は3曲ぐらいで、他は真美先生が選んだ曲をうたいました。

 

実は、私は「この30年間の出来事を回顧する」と書きましたが、長嶋先生も同じことをされたようです。ただ、私はただ回顧して確認しただけですが、そこはやはり音楽の先生ですね!この期間に起きた事柄に関連する歌を選んで、みんなで歌おうと考えられたのです。

長嶋真美先生が選曲され、平成最後にみんなで歌った曲は、以下の通りです

 

「愛燦燦」〜平成元年 美空ひばり死去

サザエさん〜平成4年 長谷川町子死去

「花 〜全ての人の心に花を〜」〜平成7年 阪神淡路大震災地下鉄サリン事件

「時代」〜平成18年 日本の歌100選 中島みゆき

千の風になって」〜平成19年 秋川雅史

「また君に恋している」〜平成22年 坂本冬美

「花は咲く」平成23年 東日本大震災

「富士の山」〜 平成25年 富士山世界文化遺産に登録される

「王将」 藤井聡太4段29連勝達成 

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美空ひばり歌「川の流れのように〜平成元年に亡くなった美空ひばりさんを偲んで、みんなで歌いました。(実は私のリクエストで)

 

今日の歌開始に先立って、長嶋先生から「目を閉じたまま、各自の年齢から30を引いた年(即ち30年前)の自分を思い出してください」と言われ、ピアノ演奏に合わせて30年前を思い出しました。私は「あの頃って、いつ頃かだったかな、何していた?」の感じながら、思い出すこともありました。先生ご自身は、30年前に子供が生まれたこと、その後この期間に父親をなくしたこと」を話されました。本当に厳粛な気持ちになりました。先生、平成最後の有意義な企画、とても素晴らしかったです。どうも有難うございました

 

「ふらっとbハーモニー」指導の滝口先生の特別参加の目的は、3.11大震災の歌「花は咲く」と、命の大切さを学ぶ「いのちの歌」の解説と指導にあたっていただくためのようでした。滝口亮介先生(元音楽の教師でピアニスト、今は大学で先生になる人たちを教えておられる由)のご指導・長嶋先生のピアノ伴奏で、「花は咲く」「いのちの歌」を、心を込めて歌いました

f:id:hideki-sansho:20190430181704j:plain3:11大震災の鎮魂歌 「花は咲く」

 

f:id:hideki-sansho:20190430181558j:plain「いのちの歌」

 

私はすぐ忘れてしまうので、滝口先生にお願いして、「いのちの歌」がどんな歌か、メモしていただきました

「いのちの歌」=「NHK連続テレビ小説「二人っこ」の挿入歌。学校現場では、「いのちの大切さ」を学ぶ曲として、全校合唱、卒業式歌として、現在ブレイクしています。

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     「いのちの歌」
 

最後は全員で平成最後と、退任される今上天皇・皇后両陛下への思いを込めて、蛍の光を歌ってお開きにしました。

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      蛍の光

 

以上の“平成最後”の「ふらっとbおんがくたいむ」への参加で、『秀樹杉松』としての天皇・皇后両陛下への感謝のご挨拶といたします。私はすでに書きましたように、今日で退任される天皇陛下を、

「象徴天皇」「平和天皇」「国民共天皇と呼ばせていただきます。

有難うございました。両陛下には、お元気にお過ごしくださいますよう。

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『秀樹杉松』106巻2848号 2019.4.30 hideki-sansho.hatenablog.com #487