<はじめに>
前号の「塩梅辛酸」(あんばいしんさん)は何のことかお分かりでしたか?
「塩梅辛酸」なんて聞いたこともないし、見たこともないでしょう。人間なのか、動物なのか、怪物なのか、宇宙人なのか、はたまた空想の産物なのか。漢字から見る限りでは、食べ物の一種、しかも甘い物ではなさそうです。
ただ、「騒狸」(そうり)となれば、動物かもしれませんね。実を申せば、書いた私自身にもよくわかりません。
もしかして、狐狸妖怪?
(註)狐狸妖怪(こりようかい)
「人を騙 (だま)したり、恐れさせたりする、悪事を働く怪しげな化け物のこと。または、こそこそと人知れず、人を騙して悪事を働くものこと。
【語源・由来】「狐狸」は人を騙すとされている狐と狸のことで、悪賢く信用できない人のたとえです。昔から、狐と狸は人をだましたり、悪事を働くと言い伝えられ、人をだます信用できない者のたとえとして用いられます。「妖怪」は化け物のことを意味します。」=四字熟語の百科事典( idiom-encyclopedia.cm)より
都内の路傍で昨年撮影=Atelier秀樹。(この写真は愛嬌ある狸です。「狐狸妖怪」の「狐狸」とは本物の狐や狸のことではなく、実は「人間」なのです)
今回は一転して、私の失敗談を含む、ありふれた話題ですので、気楽にお読みください。
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兄の葬儀で5日間岩手に滞在。帰京してから4日目のきのう11月3日、気分転換もかねて立川へ行ってきました。「歌声喫茶ともしび in 立川」に参加するのが目的でしたが、せっかくの機会なので、立川にある「昭和記念公園」にも寄ってきました。
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「東京多摩」の地図を見たら、昭和記念公園は立川駅からも西立川駅からも行ける。西立川が最寄のようなので、そこで下車することにした。
地図によると、西立川は立川の文字通り西隣りの駅なので、新宿から特快で立川まで行き、鈍行に乗り換えて隣の西立川で下車しよう。(と考えました)
中央線高尾行きの特快に乗ったら、「この電車は立川から先は各駅停車になる」とのアナウンス。それなら立川で下車する必要はなく、次の西立川で下車すればよい!
しかし、なんか不安がよぎったので、立川に電車が着いてから、近くの乗客に「立川から各駅停車になるということは、立川の次は西立川ですね!」と確認。そしたら「違いますよ!西立川は中央線ではなく青梅線ですから、ここ立川で青梅線に乗り換えなければダメす!」。慌てて扉が閉まる寸前に、電車からホームに飛び降りたのです。
近くにお住いの方、ふだん中央線・青梅線ご利用の方はお気づきのように、私が西立川は同じ中央線の立川の西隣だと思ったのは間違いで、立川から出ている青梅線の最初の駅でした。
帰宅して地図をよく見たら、確かにそうでしたが、知らないとは恐ろしいですね!地図で見た限りでは、そう判断したことが一概に間違いとも言えない面もあります。しかし、鉄道線のそばには確かに「青梅線」と書かれています。(お笑い😀ですね!)
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① 昭和記念公園
ということで、青梅線西立川駅で下車して「昭和記念公園」に向かいました。ここが終わったら今日本来の予定「歌声喫茶ともしび in 立川」にゆくので、1時間ぐらいしか見られない。受付案内の人にきいたら、
名物の紅葉(モミジ)・黄葉(イチョウ)は、今年は暑かったので例年より遅れ。もう一つの名物「コスモス」も満開は過ぎている 由。
時間も気になるし、紅葉・黄葉の写真は省略し、コスモスを少し写真に収めて、引きあげることにしました。
(注)この黄葉は本物ではなく、会場の看板の写真です。時間もなかったし、見頃は未だと聞いたので、代わりに写真撮ってきました。


コスモス
(写真=Atelier秀樹)
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今日の歌声喫茶の会場は立川駅の北8分とある。青梅線の西立川に戻って、そこから一つ目の駅が立川、は覚えました。
ところがここで、ちょっとした考えが頭をよぎりました。
「電車に乗らず、歩いて会場まで行こう!」
そこで、普段使わない「Google Maps」を実験してみよう
と、スマホを使いなれているらしい人を見つけて、簡単に使い方を教わり、自分で行き先に「立川相互病院」を入力。
ところが、ここから大変でした。スマホの画面の見方がわからない。何人かの人に教えを請うたが、ラチがあかない。仕方ないので適当に歩き出したら、「東へ行け」「元へ戻れ」などの案内の言葉が出るが、「西も東もわからない」私は完全にお手上げ。
あちこちへまさに右往左往・前進後退。このままだと何処へ行ってしまうかわからない。次の「歌声」の開会時間も迫ってくる。
スマホの地図案内はここで完全に断念。件の西立川で青梅線に乗って立川駅に向かう以外の選択肢はない!早速近くにいた何人かの人に西立川駅への道を尋ね回り、やっとの事で西立川駅にたどり着き、立川駅に降り立ったのは1時25分。
1時半開始の歌声会場までは10分以上はかかる。遅刻覚悟で会場へ。もちろん「歌声喫茶」はすでに開幕していました。みっともない遅刻。遅刻した私が座る席を見つけるのに苦労するほど、満席の盛況でした。
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② 歌声喫茶ともしび in 立川
第1部 うたごえ
第2部 コンサートいのちと平和の歌
第3部 うたごえ
ステージリーダー=小川邦美子さん・吉田正勝さん、
ピアノ=斎藤 隆さん、アコーディオン=中西たみ子さん
私自身は相変わらず「蛮声を張り上げて」歌いました。調子に乗って?前に出て(ステージリーダーの隣で)2回歌いました。
写真を撮るチャンスがなかったので、盛況を極めた会場の様子をお伝えできないのが残念です。チラシの写真をご覧ください。
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『秀樹杉松』111巻2942号 2019.11.4/hideki-sansho.hatenablog.com #582