クラシック音楽は、今でも大好き! 作曲家の生年調べで、作曲家と音楽史にせまる。〜『四季』折々いろんな花咲くヴィヴァルディ(1678)/ モーツァルト(1756)の音楽に人和む / 泣くなシューベルト (1797) / ショパン(1810)は天才 / ブラームス(1833)は燦々 / ボロディン(1833)はボロ纏って散々、、、。
この『秀樹杉松』前号(2/14)で、ショパンの夜想曲「ノクターン」を「ノックターン」と書いたら、敬愛する長嶋真美先生から「ノクターンですよ」とご指摘をいただきました。お忙しい先生ですが、音楽関係をブログ投稿した時は、「お読みになって、何かあったらご連絡ください」とメールさせていただいております。これまでも何回かご指導やアドバイスを賜り、感謝しております。/ Atelier秀樹
お陰様で、今回も「ノクターン」と訂正投稿しました。ブログ投稿後に訂正・追加・削除が可能なので、このシステムをありがたく思っています。ブログ投稿の経験おありの方はご存知でしょうが、相応の点検を経て「もういいだろう」とアップしますが、後で読んでみると、訂正が必要な箇所が必ずと言っていいほど出てくる。漢字の変換ミスも含めて。訂正前にお読みの方は「秀樹杉松」っていい加減だな、と思われでしょうが、最終的には訂正されています。
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さて、わたしは今うたごえとコーラスにのめり込んでますが、実は、大のクラシックファンでもあリます。音楽の門外漢ですが、私なりに勉強?しています。サントリーホールの日本フィル定期演奏会には10年以上通いました。集めたCDは千枚を超えています。そして今は、新宿「ともしび」や練馬「ふらっと b おんがくたいむ」で歌声や合唱を楽しんでいます。
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歌が好きなわたしは、小学校(当時は國民學校初等科)へ入学したての頃、通信簿に「子供なのに流行歌を歌う」と書かれたのを覚えています。それほど音楽(歌う)が好きだったのです。ところが、中学時代には(時代状況で?)まともな音楽教育を受けられず、そのことが現在まで響いているようです。自慢ではありませんが、“楽譜を読めない人”ですから、合唱練習は楽しいばかりではないのです。
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1990年代に入ってから、音楽之友社の『クラシック名曲ガイド』(全8巻)と、三省堂の『クラシック音楽作品名辞典』(井上和男編著)で猛勉強しました。この9冊は、私のバイブルといってもいいでしょう。まさに座右の書です。それと、サントリホールでの「日本フィル定期演奏会」、NHKTV・FMでの「N響放送」。この二つで、クラシックの生演奏などを楽しみ、勉強しました。大晦日のNHKの「ベートーベン第九」は、毎年、今でも必ず視聴します。
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30年ぐらい前から始めたクラシック音楽の勉強で、クラシックには交響曲・管弦楽曲・協奏曲・室内楽曲・器楽曲・ピアノ曲・歌劇・声楽曲などがあることを知りました。また、夜想曲、夜曲、小夜曲、狂詩曲、幻想曲、即興曲、前奏曲、練習曲、などがあることも学びました。横文字のセレナーデ、ノクターン(夜想曲)、バラード、ピアノ・ソナタ、スケルツォ、マズルカ、ワルツ、ポロネーズ、なども知りました。
セレナーデ(夜曲、小夜曲)は、言語によってセレナード、セレナータ、セレネード、などの呼び名があることも。また、夜想曲(ノクターン nocturne)の noc は、night, nocheなどと同系で、「夜」を意味することも。ノクターンはノクチュルネ(仏)、ノットゥルノ(伊)とも呼ばれることも。
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楽器も知りませんでした。木管楽器と金管楽器の名前は知ってましたが。サントリーホール(日フィル定期演奏会)へ行っても、どれが木管でどれをなんと呼ぶのか不明で、第一Vと第二Vとに分かれていることも知らなかったのです。
木管のフルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット(バスーン)を見分けられるのに日時がかかりました。恥ずかしい話ですが、「オーボエ」は「大きな笛」とばかり思ってましたが、「高い音を出す木材」という意味のイタリア語 oboe 」だ知って衝撃を受けました。金管のホルン・トランペット・トロンボーン・テューバもやっと覚えました。なお、私は金管が鳴り響く、ワーグナー、マーラー、ブルックナーなどの後期ロマン派が大好きです。
クラシック音楽の素晴らしさを知るに従い、個々の作曲家にも興味が移り、クラシック音楽史への関心が高まりました。そしてたどり着いたのが、作曲家の生年(生まれた年)でした。これを手掛かりにした、クラシック音楽史にだいぶ時間をかけました。音大生などはどう覚えているのか知りませんが、わたしは苦労して次のように、作曲家の生年を覚えました。(生年順)
○モンテヴェルディ(1567)
○ヴィヴァルディ(1678)
「四季」折々、いろんな花(1678)が咲く。有名なV協奏曲「四季」に絡めて。二番目に古い続き番号(678)でもある。
○バッハ (大バッハ)(1685)
バッハはバロック音楽の頂点に立つ。クラシック音楽の「イロハ暦」(1685)
○ヘンデル (1685)
ヘンデルもバッハとおなじ「イロハ暦」(1685)だよ。忘れないでね!
○ハイドン(1732)
ウイーン古典派のモーツァルト、ベートーベンだけが目立つ。俺にも人並みに(1732)奢れよ。
○モーツァルト(1756)
モーツァルト音楽に、人和(なご)む(1756)。
○ベートーヴェン(1770)
嘶く(いななく)(177)、奈翁(なおう=ナポレオン=70)
○ウエーバー(1786)
人悩む(1786)ロマン派の先駆
○グルーバー(1789)
「きよしこの夜」作曲のグルーバーは、フランス革命の1789年に生まれました。
○シューベルト(1797)
泣くな(797)シューベルト。薄命の天才でした。
○ベルリオーズ (1803)
Berlioz の OZ(03)。アルファベットの O と数字の3
○メンデルスゾーン(1809)
奥(09)深い。奥床しい
○ショパン(1810)
ショパンは天(10=テン)才!
○シューマン(1810)
シューマンも天才だよ
○リスト(1811)
Liszt の Li = li =11
○ワーグナー(1813)
一番(18)意味(13)深。わたしはワーグナー大好き!
◯ヴェルディ(1813)
ヴェルディも意味深よ
○ブルックナー(1824)
西(24)向く(69)士 (さむらい)(11)。小の月:二・四・六・九・十一月。士=十一)。大の月に比べて、正当に評価されない? ブルックナーの評価低いのに、異議あり!
◯スメタナ(1824)
スメタナも、西向く士
○ヨハン・シュトラウス2世(1825)
この人の音楽聴くと、人はニコ(1825)ニコする。
○ブラームス(1833)
ブラームスは、燦々(33)と輝く
○ボロディン(1833)
同じ33でも、ボロディンはボロ纏って散々(33)
○サンサーンス(1835)
33ではなく、2年遅れの35だよ
○チャイコフスキー(1840)
走れ(840)チャイコフスキー
○ドヴォ(ル)ジャーク(1885)
走れチャイコフスキーの一年遅れ(1841)だよ
○プッチーニ(1858)
一番怖い(1858)歌劇(蝶々夫人)だよ
○マーラー(1860)
瓏々(ろうろう)(60)たるマーラーの響き。俺はマーラーが好き!
マーラーはベートーベンの100年後輩だよ。二人揃って、クラシック界の超大物ですね!
○ラフマニノフ (1873)
ピアノ協奏曲は美しい。花見(873)のよう
○ラベル(1875)
こちらは花暦(875)
○プロコフィエフ(1891)
プロコフィエフのコフィ(91)
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<註>お断りするまでもありませんが、あくまで作曲家の生年を覚えるたに、私が勝手にでっち上げたものです。例えば、同じ1833年生まれのブラームスさんには「燦々と」輝いてもらい、ボロディンさんには襤褸(ボロ)を纏(まと)っての「散々な」役割を引き卯受けてもらいました。あくまでも配役です。
実在のボロディンさんは、貴族の血を引いておられた医大教授(化学者)だったそうです。(別掲『クラシック音楽作品名辞典』より)
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相当無理なこじつけもありますが、自選のベスト5は以下の通りです。(生年順)
◯『四季』折々いろんな花が咲くヴィヴァルディ(1678)
◯人和む、モーツァルト(1756)
◯泣くな、シューベルト(1797)
◯奥深い、メンデルスゾーン(1809)
*この五つには自信があります。5(+1)人にピタリでしょう。
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(写真撮影:Atelier秀樹)
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『秀樹杉松』112巻2968号 2020.2.16/ hideki-sansho.hatenablog.com #608