秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

宮部みゆき『三島屋変調百物語』六乃続[第6巻〕黒武御神火御殿 を、やっと読み終えました。

 

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宮部みゆきさんの小説は、なるたけ読むようにしています。『三島屋変調百物語』事始[第1巻]~伍乃続[第5巻]に続いて、六乃続[第6巻]黒武御神火御殿毎日新聞出版 2019年12月刊)に挑戦し、1ヶ月近く?かけて漸く読み切りました。(569ページ、厚さ3.5cmの、超分厚い巨編)

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私は読書が大好きですが、文学の素養に乏しいので、推理小説歴史小説などが中心で、恥ずかしながら、「怪談小説」は、殆ど読んだことがないのです。今回、これだけまとめて読んだのも、宮部さんの作品だからです。さもなくば、振り向きもしない分野です。

 

読書の感想を時々〈秀樹杉松〉に投稿していますが、大体は「感動した」というありふれた見出しにしています。感動とか感銘は初歩的な言葉ですが、語彙不足の私は、ずばり単純ストレートな表現を好みます。しかし、今回の見出しは「やっと読み切りました」にしました。それが、ホントウの読後感だから。

閑話休題。ともかく、一読をお勧めします。

 

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もちろん時間をかけて少しずつ読んだわけですから、私はこの小説を低く評価しているわけでも、貶しているわけでもありません。宮部みゆきさんの「ライフワーク」とも言われる、立派な作品です。ただ私はこの種の小説(怪談小説)にあまり興味がないので、「食わず嫌い」もあるでしょう。

 

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例によっていつものように、ウィキペディアja.m.wikipedia.org)で、「怪談」を調べてみました。

 

<怪談>

 怖さや怪しさを感じさせる物語の総称。

<日本三大怪談>

 四谷怪談皿屋敷、牡丹灯籠

『怪談』

 小泉八雲が著した怪奇文学作品集。

<百物語>

 怪談会のスタイルの一つで、怪談を100話語り終えると、本物の物の怪が現れるとされる。

<怪談小説作家>

 15人が列挙されていますが、私が名前を知っている作家は、内田百閒、江戸川乱歩岡本綺堂小泉八雲、都築道夫、夢野久作(五十音順)の6人だけです。(この作家たちの作品はほとんど読んだことはありません)

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写真:Atelier秀樹

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『秀樹杉松』116巻3045号 2020.8.25/ hideki-sansho.hatenablog.com #685