秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

うたごえ喫茶「新宿ともしび」、2年間の思い出 ( No.1)〜半世紀ぶりで行った初日(2018/8/25)

 

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うたごえ喫茶ともしび」(新宿3丁目、靖国通り)は、

9月30日をもって閉店(契約期限)し、現在地での36年の歴史に幕を下ろすそうです(tomoshibi.co.jp)。コロナ感染拡大の終息を見据えた時点で、新店舗(未決定)へ移転して営業再開し、「うたごえ喫茶ともしび」は存続させるとのこと。

今の新宿店はあと5日でサヨナラです。9/25のともしびHPには、「あなたにとって、ともしび新宿店はどんな場所でしたか?」と書かれています。そこで私は急遽

 

「新宿ともしび、2年間の思い出」を、書き留めてみることにしました。

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「新宿ともしび」に最初に行ったのは、2018年8月25日(土)で、ちょうど2年1ヶ月前です。手帳には、次のようにメモされています。

新宿の「歌声喫茶ともしび」へ   時々ゆくことになる?

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若い頃は何回も「ともしび」に行ったのですが、半世紀?ぶりに行ってみて新たな感動を覚え、「しばらく通い続けるかも」の予感がひらめいたのでした。その頃は「坂めぐり」に夢中になっていた頃で、ブログ<秀樹杉松>は坂めぐりの記事が連載されています。

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自分でも驚いたことに、この日の「ともしび行き」を、<秀樹杉松>に投稿していました。そこで、「新宿ともしび、2年間の思い出」のスタート(第1号)に、2年前のブログを再録することにしました。ご覧ください。

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<注>以下は、2年1ヶ月前(2018/8/26)の <秀樹杉松>の再録です。

 

 

♪うたごえ喫茶♪「 ともしび」(新宿)で歌ってきました。やはりみんなで歌うのはいいですね!あなたもどうぞ!

うたごえ

 

 1)話す相手も乏しく、声を出すことが非常に少なくなりました。声を出したい・話したい・歌いたい、……この三つを実感してから久しい。カラオケに誘われて行って見たが「一人で歌わせられる」のには参った。やはり皆んなで声を合わせて歌いたい、と子供に呟いたら、exciteニュースexcite.co.jp なぜ昭和の文化「歌声喫茶」が再び人気なのかうたごえ喫茶tomoshibi.co.jp などのネット情報を送ってくれた。/Atelier秀樹

 

 2)私自身「久しぶりに歌声喫茶でも覗いてみようかな」と思っていたので、早速自分でも詳しく調べて見た。そうしたら、今でも新宿にうたごえ喫茶 ともしび」tomoshibi.co.jp があることが分かりました。「これだ!」と、詳しく調べた上で早速行ってきました。

 3)人間誰しも「〇〇時代」に生きていますが、私はいわば「60年安保闘争時代」です。この1960年代は、国を挙げた?「安保闘争」が闘われ、日本歴史に残る時代です。その頃は、うたごえ運動も盛んで、新宿などの「歌声喫茶」は多くの若者でいっぱいでした

 

 4)そんなことを念頭に置きながら、半世紀ぶり?ぐらいの気持ちで「ともしび」(以前は灯)を訪れました。出かける前のネット調べで、「ともしび」では、♪お昼のうたごえ と ♪夜のうたごえ があることがわかったので、昼の部を選んで行きました。「♪昼のうたごえ」は毎週水・木・金・土の PM1:30~3:50。予想していたように、仕事のない?年配者ばかりでした。男女の比率にも関心がありましたが、予想以上に女性が圧倒的に多く、まさに「女性活躍時代」ですね。

 

 5)途中の休憩時間をはさんだ約2時間で、25曲ばかりの歌を名司会と名伴奏(ピアノ)に導かれて、みんなで楽しく歌いました。選曲はその日のリクエスからで、おそらく自分のリクエスト曲は歌われるでしょう。私は初めてでもあるのでノーリクエストでしたが、リクエストを強要されないことにも共感を覚えました。

 

 6)「うたごえ」をやったのは何しろ半世紀も前のことですので、時代の推移を痛感しました。その頃は、日本の歌・ロシア民謡が中心でしたが、全く様変わりしていました。この日に歌った25曲のうち、タイトルや歌詞を見て「これなら歌えそうだ」と思ったのは、半分あったかどうか。これにはある意味驚き、ある意味当然の時の流れだと確認しました。

 

 7)いずれにせよ、自分たちが若い頃「青年歌集」に導かれて、関鑑子さんや中央合唱団合唱団白樺などの指導で歌いまくった「みんなで歌う」水脈が今も流れていることを知って、大変に嬉しく思いました。同時に「時の流れ」「歴史の推移」も実感しました。個人で歌って聴いてもらうという「のど自慢」「カラオケ」とは違う歌が、私には合っているのです。よく知らない歌でも、むづかしい歌でも、音程の高い歌でも、“みんなで歌えば怖くない”(みんなで歌えば楽しい!)」からです。それと、大袈裟にいえば「皆んなで生きている」ことが実感されるからです。

 

 8)参考までにリクエス中心に歌われた曲名を掲げます。この日特有の曲もあるでしょうが、店においてある歌集から選ばれているので、大体の傾向はこんなもの(最近の時点)かと思います。これをお読みのあなたは、この25曲のうち何曲を知ってますか?、そして歌えそうですか? さすが、歌い継がれた名曲揃いですね。

 →夏の思い出、坊がつる讃歌、山の子の歌、旅人よ、津軽のふるさと、糸、花が咲く日は、小鹿のバンビ、ラストワルツ、サン・トワ・マミー、船のり、道、あの素晴らしい愛よもう一度、ハナミズキ、学生時代の喫茶店、さらば恋人、アメージング・レース、オールドブラックジョー、ジョンブラウン、白いブランコ、心さわぐ青春の歌、愛燦燦、ほほえむちから、愛の讃歌、高校三年生

 

 9)もう一つ特記したいことがあります。それは優秀な司会者と伴奏者です。今日の司会者は小川邦美子さん、ピアノ伴奏は長島真美さんでした。小川邦美子さんは、司会者を何10年間も続けながら、ミュジシャンとして活躍しているそうです。堂々とした、親しみを感じる司会ぶりは「満点」でした。週4回の「♪お昼のうたごえ」だけでも、手元の9月の予定表を見ると、司会者は、津田伸子、清水正美、金指修平、山岸あかね、桜田芳子、行貝ひろみ、石垣美恵子、藤崎健太、寺沢宏、本道亮、吉田正勝、小川邦美子、の13人の名前が見えます。

 

 10) 参加者の「誕生祝い」もやられており、誕生日を迎えた人が友人も含めて舞台?に立ち、参加者全員による「ハッピーバースデイ」の合唱の祝賀を受けました。この日最後の「愛の讃歌」「高校三年生」の唱和は大きな盛り上がりを見せました。来週もう一度昼の部に参加した上で、おそらく月2回ぐらい参加することになるでしょう。「歌声喫茶」を紹介してくれた息子に感謝せねば……。

 

<編注>

「ともしび」に行ったのは昨日ですが、今日8月26日にブログアップしました。

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   『秀樹杉松』97巻2662号 2018-8-26  /  hideki-sansho.hatenablog.com #302

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写真:Atelier秀樹

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『秀樹杉松』116巻3655号 2020.9.26/ hideki-sansho.hatenablog.com #695