森喜朗会長の後任会長に、橋本オリ・パラ担当大臣(兼、男女共同参画・女性活躍担当)が、めでたく選出されました。
私は、心から「おめでとう、ご苦労さま、がんばってください!」と申し上げ、応援します。
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だが、今日の新聞では、いろいろ書かれていますね(写真をご覧ください)。文字通り”火中の栗を拾う”思いで聖子さんが決断したのですから、素直にみんなで励ましたいものです、ね。
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一つ気になるのは、「選考過程が不透明だ」との批判です。これについて私は、少し意見が違います。選考委員会を設置して候補を選出し、その候補者を評議員会で決定、理事会で互選、の過程をきちんと踏んだわけですから、その限りで、問題はないと思います。
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候補選考委員の名前や選考会議が公開されないのは問題、との意見が出ているようですが、私はそれは致し方のないことだと思います。いやむしろ当然かもしれない。人事はまさに「人ごと」(注=「他人事」ではなく「本人」「当人」のこと)なので、やむを得ないのではないか。
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武藤事務総長によれば、ガラス張りにすればプライバシーの問題や世間の反応を気にして思い切った議論ができない恐れがある、というのが理由(google.co.jp)。候補の一人に挙がったともされる山下JOC会長は、会の非公開を希望した2人の委員のうち1人は自分だったと明かし、「各委員が自分の信念に基づいて考えを述べる場にしたかった」と説明(日刊スポーツ)。両氏の見識を、私はむしろ評価します。
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もう一つ気になったことがあります。テレビのコメンテーターの一部に、男女差別が問題だからと言って「次は女性を」というのは、「逆差別」になるのではないか、という意見。つまり、男女にこだわることになるから。「男女に関係なく、適任な人を選ぶべきだ、、、。これが女性コメンテーターからの発言であることに、私はビックリしました。
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「男女に関係なく適任者を選ぶべし」はもちろん正論です。しかし、この時期にこういう発言はいかがなものか。まさに「男女に関係なく選任されるべきが、男性ばかりになっている」背景・思考に「男女差別があるからこそ」「今こそ女性を配するべき」ではないか。
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それを「逆差別だ」と敬遠する”賢しい”発言は、せっかくのチャンスを女性自らの手で閉ざすことにならないか。と私は思いますが、あなたはどうお考えでしょうか?
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閑話休題。それでは今日の新聞、特にスポーツ紙の報道をご覧ください。様々な観点からいろいろ書かれていますね!これについても当然、貴方や皆さんのお考えも一様でははないでしょう。「多様な思考」「多様性の社会」ですから、、、。
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ちなみに、買うのは大体は「ニッカン」「スポニチ」なんですが、コンビニで新聞コーナーを除いたら「スポニチ」の1面トップは別記事だったので、1面全載の「ニッカン」と「スポーツ報知」を買ってきました。
<朝日新聞> 2021.2.19 朝刊
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<日刊スポーツ> 2021.2.19
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<スポーツ報知> 2021.2.19
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写真:Atelier秀樹
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『秀樹杉松』120巻3739号 2021.2.19/ hideki-sansho.hatenablog.com #779