「♪雪やこんこ」と「♪雪やこんこん」 ~ ”東京に雪” のエピソード
『秀樹杉松』前号(1/6)の「東京にも雪が降っています!」で、「♪雪やこんこ 霰やこんこ」で始まる文部省唱歌「雪」を取り上げました。それとの関連で、「♪雪やこんこん 霰やこんこん」にも触れましたが、今ひとつ ”明解” に欠ける部分もあったので、 少し補足します。
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以下は、「世界の民謡・童謡」(worldfolksong.com) サイトの引用を中心に、整理しました。
「世界の民謡・童謡」(worldfolksong.com)より
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~ ♪雪やこんこ あられやこんこ、、、
~ 明治44年=1911年の『尋常小学唱歌』第二学年用に掲載された。
110年前の曲だけに、「こんこ」といった若干古めかしい表現が見られるが、今日では逆にその古さが味わい深い。ちなみに、「こんこ」の正確な意味・語源は不明だが、「来む」(来い = 降れ)と関係があるとのこと。
雪やこんこ あられやこんこ
降っては降っては ずんずん積もる
山も野原も わたぼうしかぶり
枯木残らず 花が咲く
雪やこんこ あられやこんこ
降っても降っても まだ降りやまぬ
犬は喜び 庭かけまわり
猫はこたつで丸くなる
原曲は「雪やこんこん」(次項の幼稚園唱歌)?
「雪やこんこん」の冒頭の歌詞は、♪雪やこんこん あられやこんこん。明らかに「幼稚園唱歌」から大きな影響を受けていることがうかがえる。
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~ ♪雪やこんこん あられやこんこん、、、
~文部省唱歌『雪(ゆき)』(前項)が出版される10年前の1901年(明治34年)、瀧 廉太郎が作曲、東くめが作詞を担当した「幼稚園唱歌」の第18曲目に、「雪やこんこん」と題された曲が掲載された。
♪ 雪やこんこん あられやこんこん
もっとふれふれ とけずにつもれ
つもった雪で だるまや燈籠
こしらへましょ お姉様
なお、瀧 廉太郎『雪やこんこん』(幼稚園唱歌)のメロディは、文部省唱歌『雪』のそれとはまったく異なっている。
この「雪やこんこん」(幼稚園唱歌 明治34年)は、「雪」(文部省唱歌 明治44年 )に影響を与えていると見られる。
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3) ドヴォルザーク歌曲『聖書の歌』
文部省唱歌「雪」は、ドヴォルザーク『聖書の歌』と似ている?『聖書の歌』は文部省唱歌「雪やこんこ あられやこんこ」に影響?
余談だが、文部省唱歌『雪』のメロディについては、19世紀チェコの作曲家ドヴォルザークが1894年に作曲した歌曲集『聖書の歌』の一曲との類似性を指摘する説があるようだ。
当時の日本の唱歌は西洋のクラシック音楽や賛美歌に影響を受けた曲がいくつかあるので、あながち偶然の一致と断じることもできないが、果たして真相やいかに。
<編注>
以上は、「世界の民謡・童謡」(worldfolksong.com) サイトの引用を中心に、まとめました。
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<写真> Atelier秀樹
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『秀樹杉松』127巻3874号 2022.1.8 hideki-sansho.hatenablog.com #914