↑ 粒あんの汁粉 西日本ではぜんざいと呼ばれる
↑ 懐中汁粉
<編注>
上の3つの写真は、ウィキペディア(ja.m.wikipedia.org)からの引用です。
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私は子供の頃から、おしるこ(しるこ)が大好きでしたが、今でも冬の時期は、街頭の自販機で買い求めて頂きます。一言でいえば、「甘くて美味しい」からです。また、今ごろは手袋しても手が冷たいが、自販機から出てきたばかりの汁粉の缶を素手で持つと、手が温まる。そして、心も!
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毎日のように外に出て散歩しますが、街中や道路で自販機を見つけると、近づいて「おしるこ」があるかどうか調べます。汁粉はもともと寒い時期のものなので、売っていない自販機の方が多い。今朝は、朝6時ごろ家を出て散歩し、7時半ごろ帰宅しました。この約1時間半のうちに、9か所の自販機を回りました(いつものことですが)。
けさ巡回した9か所の自販機のうち、既に売り切れとなっていた(主犯?は自分でしょう)のが3か所、汁粉を扱っていない自販機が5か所で、売り切れでない汁粉の自販機にたどり着いたのは九番目でした。「母をたずねて三千里」ではないが、「汁粉をたずねて〇千歩」です。それほどに私は「汁粉だいすき!」なのです。
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にもかかわらず、調べ好きの私?が、なぜか「汁粉」を ”検索” したことがなかった事に気づき、さっそく、ウィキペディア ja.m.wikipedia.org で調べました。味が深いお汁粉らしく、知らないことがいっぱい出てきて、その深さを知りました。部分的に引用します、よろしかったらご覧ください。
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汁粉 “STUDY”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia 』 ja.m.wikipedia.org
<汁粉>
汁粉(しるこ)は、小豆などを砂糖で甘く煮た汁の中に、餅や白玉団子、栗の甘露煮などを入れた食べ物。「おしるこ」とも呼ばれる。
関東では漉(こ)し餡を用いたものも粒餡を用いたものも区別せず汁粉と呼ばれるが、関西では漉し餡を用いたものを汁粉と呼び、粒餡を用いたものはぜんざいと呼び分けるのが通例である。
<種類>
粒餡、漉し餡ともに汁粉と呼ぶ地方では、餡(あん)の違いによって区別される。
また、江戸時代以前より即席汁粉としての展開もみられる。
- 懐中汁粉 – もなかの皮の中に粉末の漉し餡とあられを入れた日本古来のインスタント食品。湯を掛けて溶いて食べる。
- お湯を注いで作る個包装の粉末汁粉やカップ汁粉、缶入りでそのまま飲むことができるおしるこ缶なども販売されている。
<おしることぜんざいの違い>
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関東(すなわち角餅) |
関西(すなわち丸餅) |
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汁気あり |
おしるこ(田舎汁粉または小倉汁粉) |
ぜんざい |
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おしるこ(御膳汁粉) |
おしるこ |
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汁気なし |
ぜんざい |
亀山または金時 |
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<バリエーション>
小豆餡以外に、白餡、栗、かぼちゃ、百合根、枝豆(ずんだ)などを用いて作る場合もある。
- 小豆ばっとう - 「はっと」、もしくは「はっとう」は、北関東から東北地方南部に伝わるすいとんの様な食品。この「はっと」を入れたもの。
- 小豆ぼうとう - 山梨県で、餅の代わりにほうとうを入れたもの。
- そばがき汁粉 - 長野県松本市周辺地域で、餅の代わりに蕎麦がきを入れたもの。
- かぼちゃ汁粉 - 米の収穫が困難だった青森県や北海道十勝地方では、餅の代用としてかぼちゃ・かぼちゃだんごを入れたものがある。福井県では「冬至南瓜」と呼ばれる同様の料理がある。
- 高知県とその周辺でよく作られる皿鉢料理では、汁物料理のひとつとしてぜんざい(小倉汁粉)が鉢に盛って出される。餅や白玉団子の代わりに、鳴門巻きや蒲鉾が用いられ、場合によっては下煮した鯛やホウボウなどの魚が丸ごと入れられる事もある。
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<歴史>
江戸時代の寛永12年(1635年)の『料理物語』の後段(宴会の後に出される間食で、うどんやそうめん、饅頭などが含まれる)の欄に、「すすりだんご」と称される物が載っている。これはもち米6に対しうるち米4で作った団子を小豆の粉の汁で煮込み、塩味を付けたものであり、その上から白砂糖を天盛りにした一種の汁物である。
現在は甘みを増して喫茶店や甘味屋・茶店などで供されており、大阪の「夫婦善哉」(白玉団子の善哉(田舎汁粉)が2つの小さな御椀に入れられて供される)、仙台のずんだ汁粉など地域色の出た汁粉が出されている。
「しるこ」は西洋料理や支那料理と一しよに東京の「しるこ」を第一としてゐる。
と注目している料理である事を書き、また椀のしるこを啜る事なども書いている。この事について、久保田万太郎の「甘い物の話」でも触れており、久保田万太郎は「まず一気に汁粉を流し込む」と食べ方の付いて書いている。 芥川龍之介は久保田万太郎と共に、汁粉は「食う物か飲むものか」熱心に話をしていた(「味の自由」より)。小島政二郎の「食いしん坊」でも同様であり、昔から話題のタネになりやすい料理であった。
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<行事>
正月の代表的な食べ物の一つである。島根県や鳥取県においては雑煮として汁粉を食べる風習がある。また香川県など四国の一部では雑煮に餡入りの餅が使用される。鏡開きにおいては、鏡餅を用いて汁粉やぜんざいを作る。小正月に食される小豆粥も同様である。
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<編注>
以上の記事・写真は、『ウィキペディア(Wikipedia) 』 ja.m.wikipedia.org
からの引用を軸に構成しました。Wikipediaさん、いつも有難うございます。
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<写真> Atelier秀樹
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『秀樹杉松』127巻3875号 2022.1.9 hideki-sansho.hatenablog.com #915