秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

米澤穂信『黒牢城』(直木賞受賞)を読む ~ 荒木村重、黒田官兵衛、竹中半兵衛、、、

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「Study義経」もやっと終わった。今日は何日だろうと暦見たら4月9日。49が揃っている。これを「Shi Ku」と読めば「死苦」となるが「Yo Ko」と読めば「良き心」「佳き婚姻」となる。因みに今日は「大安」。日柄がいいので、結婚式があちこちで行われているかも。

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本書米澤穂信『黒牢城』は第166回直木賞受賞作品で、第12回山田風太郎賞とのW受賞している。

 

著者米澤穂信さんプロフィール(本書奥付)

1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。11年に『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年には『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。

『満願』及び15年発表の『王とサーカス』は3つの年間ミステリー・ランキングで1位となり、史上初の2年連続三冠を達成した。他の作品に『真実の10メートル手前』『いまさら翼といわれても』『ほんとカギの季節』『 I の悲劇』『巴里マカロンの謎』などがある。

 

◉本書表紙カバー帯には、以下のコピーがうたわれている。

このミステリーがすごい!2022年版」、週刊文春ミステリーベスト10 国内部門、「ミステリーが読みたい!2022年版」、「2022年本格ミステリ・ベスト10」国内ランキング、「2021年度歴史・時代小説ベスト3」の、各1位に輝いている。

史上初 4大ミステリランキング完全制覇!

 

◉ブックカバー帯には

信長に叛逆した荒木村重と囚われの黒田官兵衛 二人の推理が歴史を動かす」としかない。

 

スマホで検索したら、Google Booksbooks.google.co.jpの本書紹介が次のように出ている。

本能寺の変より4年前、天正6年の冬、織田信長に反旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20数年の到達点。

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久しぶりに重厚な歴史小説を読みました。作品内容の素晴らしさに加え、文章がいいですね!貴方もいかがですか?

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写真:Atelier秀樹

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『秀樹杉松』129巻3912号 2022.4.9/ hideki-sansho.hatenablog.com No.952