パンジー ↑
ビオラ ↑
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<はじめに>
今日は4月20日です。数字遊びお許しください。20=におう。におう=二王、仁王。
◉二王=中国晋代の能筆家、王羲之と王献之の父子。能筆家として知られた~書道の真似事していたので、よく知ってます。
◉仁王=金剛力士~ 阿形(あぎょう)像と吽形(うんぎょう)像の一対で、寺院の表門などで見かけますね。怖いような形相で、仏敵が寺院内に入り込むのを防いでいる由。阿形像は「ア」、吽行像は「ウン」と言っているそうです。
◉阿吽(あうん)=寺社の金剛力士像は、口を開けた阿形(あぎょう)と口を閉じた吽形(うんぎょう)の一対。a(阿)は全く妨げのない状態で口を大きく開いたときの音、m(吽)は口を完全に閉じたときの音。
○サンストリックの悉雲文字(梵字)の字音の配列は、阿(あ)から始まり、吽(うん)で終わる。そこから、阿吽(あうん)は宇宙の始まりから終わりまでを表す言葉とされた。阿吽は宗教的な像にも取り入れられ、神社の狛犬(本来は獅子と狛犬の一対)などにもみられる。
◉阿吽の呼吸・阿吽の仲
二人の人物が呼吸まで合わせるように共に行動しているさまを、阿吽(あうん)の呼吸、阿吽の仲などと呼ぶ。
~以上、ウィキペディア(ja.m.wikipedia)等による。
<編注>
子供の頃は「ウン」ではなく「ン」と教わったように記憶してますが、、、。
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◉閑話休題。本号の本題に入ります。
○本ブログ『秀樹杉松』(ひできさんしょう)前号の「春の善福寺川」で、咲き競う花を取り上げましたが、その中の三色すみれ=胡蝶すみれ、パンジー、ビオラについて、少し追加します。
○前号の末尾にパンジーの写真を載せましたが、ご覧のように独特の花模様で、私の印象では蝶に見えたり、人の顔にも見えます。蝶に見えると”美しい” が、人の顔に見えると”気味が悪い” 感じも受けます。(あなたは普段どうご覧になってますか?)
○この際ですから、三色菫=胡蝶菫、パンジー、ビオラを徹底的に調べてみました。野草の三色菫(サンシキスミレ。サンショクとも)は、胡蝶菫(コチョウスミレ)ともいうようですが、今では交配して誕生した園芸品種のパンジー、ビオラがよくみられます。
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◉胡蝶(コチョウ)
○胡蝶=蝶の異称
○「胡蝶」=『源氏物語』第二十四帖。
◉胡蝶菫(コチョウスミレ)
○三色菫の異称
◉胡蝶の夢
(中国の荘周が胡蝶となった夢を見、さめて後、自分が夢で胡蝶になったのか、胡蝶が今夢の中で自分になっているのか疑ったという「荘子-斎仏論」の故事から)夢と現実とがさだかに別れないたとえ。また、人生のはかないたとえ。
○新潮国語辞典 現代語・古語)
(シナの荘周が、夢で百年の間、蝶になって花の上で遊んだという故事から)物と我れとの別を忘れた境地をいう。転じて、この世の歓楽のはかないのにたとえる。
中国の戦国時代の宋の蒙生まれの思想家の荘子による、夢の中の自分が現実か・現実のほうが夢なのかといった説話である。荘子の考えが顕著に表れている説話として、またその代表作として一般的にもよく知られている。
『朝日新聞』朝刊に1976年11月11日~1979年1月24日連載。徳川幕府の倒壊と将軍慶喜の苦悩、また戊辰戦争での軍医としての松本良順、順天堂出身の関寛斎の姿が鮮やかに描き出される。
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◉サンシキスミレ(三色菫)
サンシキスミレ、またはサンショクスミレ(三色菫)は、1年生もしくは短命な多年生の野草。園芸種であるパンジーの原種の一つで、それゆえに数多くある英名の一つにワイルドパンジーの別名があり、その名で呼ばれることもある。園芸種が今日のように洗練され広く栽培される以前は、パンジーという語は当種を指した。
○和名:サンシキスミレ、学名:Viora tricolor L.
○英名:wild pansy、heartsease、heart’s ease、heart’s delight、tickle(くすぐる)-my-fancy(空想、夢)、Jack-jump-up-and-kiss-me、come-and-cuddle(抱擁)-me、three faces in a hood、love-in-idleness
(編注:興味深い様々な表現ですね!)
<人間との関係>
数ある英名の一つである heartseaseの名に因み、長らく失恋の悲しみ(heartbreak)を癒す特効薬であると言われ続けた歴史を有する。他にもてんかん、喘息、皮膚病、湿疹に効くとされた。失恋に効くかどうかはともかく、気管支炎、喘息、および感冒の症状のような呼吸器系疾病の民間療法に用いられた歴史はある。
<文学での扱い>
園芸種のパンジーが市場に出回る以前、またの名をパンジーとされた本種は、しばしばその花言葉(フランス語のパンセ”pensee”物思い)と関連づけられた。
ゆえに、シェークスピアのハムレットに登場するオフィーリアが口にする台詞 ”There’s pansies, that’s for thoughts”(これはパンジー、物思いの徴)のパンジーについて、シェイクピアの念頭には園芸種ではなく本種があった。
~(ウィキペディア ja.m.wikipedia)による。
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◉「さんしき-すみれ」【三色菫】
スミレ科の一・二年草。ヨーロッパ原産の野生種から交雑によって育成された園芸種。茎は直立して高さ20cmぐらい。春から夏にかけ、葉腋から出た花柄の先に、紫・白・黄など種々の色のまじった大形の五弁からなる左右相称花を開く。
サンショクスミレ、ミイロスミレ、コチョウスミレ、パンジー。
~コトバンク(kotobank.jp) /『精選版 日本国語大辞典』による
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//^~学
◉パンジー
スミレ科スミレ属の小型の園芸植物の一種。学名:Viola × wittrockiana
<パンジーの誕生>
○1800年代に北欧で、アマチュアの園芸家が大きく鮮やかな群生のスミレをを作るために、野生のサンシキスミレと野生スミレビオラ・ルテア(V.lutea)、さらに近東のスミレビオラ・アルタイカ(V.altaica)を交配して生まれた。
○1820年代から1830年代に膨大な交配が行われた結果、有名な品種は非常に大衆的なものとなっていた。1835年までには400品種が存在しており、1841年までには、パンジーは観賞植物として親しまれるようになった。
~(ウィキペディア ja.m.wikipedia)による。
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○花の構造は完全な虫媒花の構造を示し、閉鎖花は出さない。日本へは江戸時代末に渡来したといわれ、胡蝶菫(こちょうすみれ)とか遊蝶花(ゆうちょうか)、あるいは人面草(じんめんそう)などと呼ばれていた。
(編注=遊蝶花、人面草は、ぴったりの可愛い名前ですね!)
○系統品種が極めて多いが、V.tricolorから発達した大輪のガーデン・パンジーGarden Pansy系と、V.cormutaから発達した小輪のタフテッド・パンジーTufted Pansy系統とに分けられ、後者は一般にはビオラの名前で呼ばれている。
〜コトバンク(kotobank.jp)による。
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◉ビオラ
○ビオラ、ヴィオラとはスミレ科スミレ属のラテン語名である。園芸上はパンジーの小輪多花性種をヴィオラと呼んでいる。
○ビオラは園芸によく用いられ、観賞用に販売されている。パンジーとの定義の区別はかなり曖昧であるが、花径5cm以上をパンジー、4cm以下をヴィオラとすることが多い。パンジーに比べて、開花期がやや短い(咲き出しが遅い)が、その分強健で、栽培が容易とされている。1980年ごろまでは、数種に過ぎなかったが、現在はかなりの色合いのものが作出されている。
○ビオラという名はイーオー*に由来し、ゼウスが雌牛に変えられた彼女に食べさせる為に作られたとされる。
*イーオー= ギリシャ神話に登場する女性。ゼウスの恋人で、牡牛に姿を変えられてギリシャからエジプトまで各地をさまよった。
○パンジー・ビオラ全体の花言葉は、「もの思い」「私を思って」。うつむきがちに咲く花を、人が何かを考えるときに首を傾げる様子にたとえた花言葉です。また、その姿を恋に悩む少女と重ね「私を思って」という花言葉がついたと考えられています。この花言葉から、告白の時に贈る花としても人気があります。
~(ウィキペディア ja.m.wikipedia)による
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◉ビオラ
<名前の由来>
○ビオラの花がもともと紫色であったため、その姿を、ラテン語で紫という意味を持つ「Viola」と表したことに由来しています。
<花の特徴>
○パンジーの中でも、小型で群れ広がって育つものを総じてビオラといいます。大輪の花を咲かせる品種をパンジー、小輪の花を咲かせる品種をビオラと呼んで区別しています。多年草に分類されますが、高温多湿に弱く夏には枯れてしまうことが多いため、園芸品種としては秋まきの一年草として扱われます。
○「花の女王」と呼ばれることもあるビオラ。秋冬の花壇品種の消費量はNo.1だそうです。
<花色>
紫、黄、白、赤、ピンク、オレンジ、青、黒、複色
片思いを応援する花ともいわれるビオラの花言葉は、バレンタインの由来ともなった、キリスト教の司祭バレンティヌスの伝説から来ているといわれています。
赤=「もの思い」「思い出」
白=「温順」「純真」「あどけない恋」「律儀」「慎み」
ピンク=「私を想って」「少女の恋」「信頼」
黄=「小さな幸福」「つつましい幸せ」「田園の喜び」
オレンジ=「天真爛漫」「純粋」
紫=「思慮深い」「誠実」「揺るがない魂」
青=「誠実な愛」「純愛」
~Green Snap (greensnap.jp)による
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写真:Atelier秀樹
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『秀樹杉松』129巻3917号 2022.4.20/ hideki-sansho.hatenablog.com No.957