『さよならドビュッシー』は、中山七里さんの「このミステリーがすごい!」大賞受賞作です。受賞作を含む ”音楽ミステリー”(岬洋介シリーズ)6冊を読みました。書名に有名なクラシック作曲家の名があるので、クラシック音楽ファンの私はすぐに飛びつきました。
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◉中山七里著:音楽ミステリー”岬洋介シリーズ”(宝島社刊)
○『さよならドビュッシー』~2010年単行本、2011年同文庫
○『おやすみラフマニノフ』~2010年、2011年
○『いつまでもショパン』~2013年、2014年
○『どこかでベートーヴェン』~2016年、2017年
○『もういちどベートーヴェン』~2019年、2020年
○『合唱 岬洋介の帰還』~2020年、2021年
○『おわかれはモーツァルト』~2021年12月(品切れ、出版社なし)、文庫版未発行
【註】
『おわかれはモーツアルト』は文庫本未発行、単行本は売り切れ(出版社にもなし)とかで、未読です(したがって写真掲載もできません)。他の6冊は全部読みました。
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◉以下は、ウィキペディア(ja.m.wikipedia.org)の、
中山七里プロフィール。
○中山 七里(なかやま しちり)さんは、1961年岐阜県生まれ。
○2009年『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞。48歳での小説家デビューとなる。受賞作の他に『災厄の季節』** も同賞初のダブルノミネート。(**のちに『連続殺人鬼カエル』として刊行)
○ペンネームは、本人の故郷に程近い岐阜県下呂市にある渓谷・中山七里(飛騨木曽川国定公園)にちなんでつけられた。
○明るく爽やかな音楽ミステリー路線、ダークでシリアスなサスペンス路線など幅広い作風の小説を手掛ける。
○どうしたら長く小説家として続けられるだろうと必死に考えた結果、警察小説に音楽ミステリー、法廷ものやコージー・ミステリーなどさまざまなジャンルに手を出してある程度保っておけば、どれかひとつが廃れても生き残っていけるだろうと考えたからであったという。
○『さよならドビュッシー』からはじまる ”岬洋介シリーズ” は、クラシック音楽を題材とした作品であるが、中山本人は音楽に関して素人であり、楽器も何も演奏できない。
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<編註>
「中山七里」というペンネームが素敵で、48歳での作家デビューは素晴らしい。そして、”音楽ミステリー”の名作に、素直な感動を覚えました。多くの方に読まれることを願っています。(いや、既に読まれているでしょう。私が気づいたくらいですから、、、)
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写真 / Atelier秀樹
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『秀樹杉松』133巻3993号 2022.9.24/ hideki-sansho.hatenablog.com #1033