沢木耕太郎/著『天路の旅人』(新潮社)、読み切りました。すごい本です!
書店の新刊コーナーで見つけた
『天路の旅人』(沢木耕太郎/著:新潮社)。
11月5日に読み始め、昨夜(11/14)読みきりました。10日間かけてやっと読了にこぎつけたのですが、何せ574ページの分厚い本(原稿は四百字詰めで千枚近い由)なので、「我ながらよく読み終えたなー」。
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○著者の「あとがき」から
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「第二次大戦末期、ひとりの日本の若者が、敵国である中国の、その大陸の奥深くまで潜入した。彼はラマ教の巡礼僧に扮した『密偵』だった。しかし、彼は日本が敗れたあともなおラマ僧に扮し続けることになった・・・・・。」
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「その彼が自らの旅について記した『秘境聖域八年の潜行』という書物がありながら、あえて彼の旅を描こうとしたのはなぜなのか。・・・やがてこう思うようになった。私が描きたいのは、西川一三の旅そのものではなく、
その旅をした西川一三という稀有な旅人なのだ、と」
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○著者「沢木耕太郎」さんのプロフィール ~ 本書カバーから
1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。
ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。
『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、『凍』で講談社ノンフィクション賞、『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞、などを受賞。
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○読み甲斐のある本です。関心ある方はどうぞ!
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文/写真:Atelier秀樹
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『秀樹杉松』135巻4025号 2022.11.15/ hideki-sansho.hatenablog.com #1065