秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

「『文藝春秋』にみる平成史」(文藝春秋 編、半藤一利 監修)を読む

 

監修者の半藤一利氏は、本書の「はじめに 三つの言葉で平成を読み解く」で、次のように書いています。

 

「……平成を読み解き、次の時代へのヒントとなる文藝春秋の記事を三十一本を選びました。結果として、私が平成という時代を表す言葉をあげるとするならば。「平和」「自然災害」「I T」

ということになります。この三つのキーワードに沿って、平成史を振り返りたいと思います。」

 

本書には、「文藝春秋」から精選した31篇が全文収録されています。

本書表紙カバーに表記(10篇)

その他(21篇)

 

◉はじめに 「三つの言葉」で平成を読み解く 半藤一利

本田宗一郎は泣いている 城山三郎

◉「大空位」の時代 諸井薫

◉歴史はくり返す 吉村昭

◉黒白ジャーナリズムと面白ジャーナリズム 山崎正和

◉妻と私 江藤淳

◉私は日産のナポレオンにあらず カルロス・ゴーン

◉少年はなぜむかつくのか 桐野夏生

◉弟と私 誰にも言えなかった修羅 蓮池透

◉社会人野球が僕をつくった 野茂英雄

◉「追う者と追われる者は、共に神の名を口にする」 曽野綾子

◉ぎんさん百八歳の肉体の秘密 橋詰良夫

◉何のための買収、誰のための会社 丹羽宇一郎

昭和天皇靖国メモ」未公開部分の核心 半藤一利 秦郁彦 保坂正泰

◉ワーキング・プアの時代――新・勤労貧困層の出現 後藤正治

◉誰でも百歳まで生きられる 日野原重明

◉被災地で子供達が描いた作文20 宮城県の小・中・高生たち

◉晋三は「宿命の子」です 安倍洋子

◉我が告発は役人の矜持だ 前川喜平

◉高校国語から「文学」が消える 伊藤氏貴

◉A I「無脳論」 養老孟司

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↓ 監修者 半藤一利

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文・写真=Atelier秀樹

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『秀樹杉松』137巻4063号 2023.1.25/hideki-sansho.hatenablog.com #1103