秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

和田秀樹『80歳の壁』を読む。〜 80歳を超えた人は高齢者ではなく「幸齢者」(本書p.24) 〜 いやあ、スゴイ本が出ましたね!

 

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 和田秀樹『80歳の壁』幻冬舎新書 2022年刊)

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NHKテレビでの紹介を知り、『80歳の壁』(和田秀樹著)を読みました。すごい本が出たもんですね! 

著者の「和田秀樹」さんは有名人ですが、本書の表紙カバーには次のように紹介されています。

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、三十年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。『70歳が老化の分かれ道』、、、など著書多数。

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◉ ”高齢者必読の本”!――と、80代半ばの私は思います。(偶然ですが、著者の「和田秀樹」と本ブログ名の『秀樹杉松』は、同じ「秀樹」です)

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写真:Atelier秀樹

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『秀樹杉松』130巻3931号 2022.5.5.21/ hideki-sansho.hatenablog.com No.971

坂上田村麻呂(征夷大将軍) vs 阿弖流為(アテルイ= 蝦夷軍総大将) / 陸奥国で起きた「三十八年戦争」〜 斉東野人『残照はるかに 阿弖流為別伝』を読む~

 

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斉東野人『残照はるかに 阿弖流為別伝』(海象社 2013年刊)

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○戦時中は日本の歴史(国史)が重視され、国民学校(小学校)の3年間は”叩き込まれ”ました。中でも、8世紀~9世紀に陸奥国で起きた「三十八年戦争」(774~811)と、11世紀後半の同じ陸奥国で起きた「前九年の役」「後三年の役」には興味を覚えました。自分が生まれ育った地での 大昔の ”歴史的な戦い” だったからです。

 

 ○子供の頃は、「征夷大将軍坂上田村麻呂はエライ!」「蝦夷軍はなぜ従わずに戦うのか?」と単純に思っていました。また、前九年役の衣川の戦いで、源義家「衣のたてはほころびにけり」と歌いかけた時、安倍貞任が即座に「年をへし糸のみだれのくるしさに」と答えたので、義家は感心して矢をはずして引き上げた、と言う”人口に膾炙”した説話も思い出します。

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今回取り上げるのは、

斉東野人残照はるかに  阿弖流為別伝』で、奥州「三十八年戦争」が舞台です。

<註>阿弖流為アテルイ)=大和朝廷軍に立ち向かう蝦夷(えみし)軍の総大将

 

斉東野人(さいとう のひと)

著者の「斉東野人」を「さいとう やじん」と読みましたが、奥付を見たら「さいとう のひと」と仮名が振ってあります。何かいわくがありそうなので、スマホ検索したら

斉東野人いとうやじん):《「孟子」万章上から。斉国の東辺の田舎者の意物の道理を知らない田舎者。人を蔑視して言う語》と出てきました。

 〜goo辞書 dictionary.goo.ne.jp から

 

 

(せい)」は紀元前に中国に存在した斉国のことで、「斉東野人」(せいとうやじん)斉国の東辺の田舎者の意で、物の道理を知らない田舎者であることが、やっとわかりました。本書著者の「斉東野人」は、(「いとうやじん」とは異なる)「いとう のひと」と読ませる、がやっと解りました。漢字は同じだが、読み方の違いで区別している?すごいペンネームですね!

 

昭和22(1947)、埼玉県川口市生まれ。早稲田大学卒。元新聞記者。代表作に長編小説『残照はるかに 阿弖流爲別伝』(海象社刊)。共著に『唱歌・童謡物語り』(岩波書店刊)ほか。本名・岡田康晴(おかだやすはる)。(本書カバー帯)

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残照はるかに  阿弖流為別伝』(斉東野人著)

 

舞台は三十八年戦争(三十八年争乱)=38年に及ぶ「征夷の時代」(774~811年)

 

「必ずや城柵を犯さん」。古代東北を揺るがす争乱は、宇屈波宇(うくつはう)が言い放った一言から始まった。陸奥・黄金迫(こがねはざま)での金産出に狂喜した大和朝廷は、大軍を送り込み、支配地域拡大と城柵建設に乗り出す。

 

一方で宇屈波宇のような離反者を生み、平和だった日高見(ひたかみ)の地は『三十八年戦争の血に染まってゆく。蝦夷軍の総大将・青年阿弖流爲(あてるい)は、万千の朝廷を相手に、幾たびかの圧倒的な勝利をものにするのだが……』」

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幾度となく、大熊のように襲いかかる大和朝廷軍に立ち向かう蝦夷(えみし)軍の総大将阿弖流為(あてるい)。戦場ならぬ上洛の地で斬首された史実を巡って、古代東北の争乱と群像を精緻な構成で活写する歴史巨編」

 ~以上、本書カバー帯より

 

 

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阿弖流為(あてるい)、母礼(もれ)、宇屈波宇(うくつはう)、の他に、紀古佐美(きのこさみ)、石川名足(いしかわのなたり)、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の他に、大伴家持(おおとものやかもち)、大伴旅人(おおとものたびと)、桓武大王(かんむおおきみ=桓武天皇)なども登場する、758ページの超分厚い、読み応えのある歴史小説です。

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備考

本書に特に親近感を覚えたことがあります。生まれ育った土地が舞台となっているので、のことを「(我」、あなたのことを「(汝)」と会話されていることです。田舎では、自分を我(わ)相手を汝(な)と呼んで育ったからです。

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写真:Atelier秀樹

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『秀樹杉松』130巻3930号 2022.5.5.19/ hideki-sansho.hatenablog.com No.970

1)大谷翔平:100号(日本人最速)と101号 / 2)乃木坂46:10周年記念「14万人乃木坂祭」

今日(5/16)の『日刊スポーツ』に大きく報道された、大谷翔平の100号乃木坂46の10周年記念ライブの写真・記事を掲載します。未読の方は、どうぞご覧ください。

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(写真:Atelier秀樹)

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『秀樹杉松』130巻3929号 2022.5.5.16/ hideki-sansho.hatenablog.com No.969

「シルバー就業」を考える。ボチボチ引退しようかな?!

 

 

シルバーワークとかシニアワークとも言うようですが、高齢者が仕事すること「シルバー就業」と言います。「シルバー人材センター」会員が公共機関から委託されて、もしくは個人等からの依頼で「シルバー就業」してますが、私もその一員です。

 

このように「シルバーといえば高齢者」がだいぶ広まっていますが、英和辞典で「silver」をひいても「銀・銀色」だけです。つまり「シルバー=高齢者」は完全な”和製”なんですね。和英辞典を見ても「シルバー」の項目はありません。

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ちなみに、「シルバー」をネット検索すると、次のようなGoogleの解説が出てきます。

<シルバーの意味>

 1973年9月15日の敬老の日に、国鉄で優先席を設けた際に、優先席の座席の色がシルバーだったことが由来で、高齢者がシルバーという意味が広がっていった。

 その後シルバーという言葉が普及していき、シルバー人材センターシルバー世代など、高齢者=シルバーという意味が定着した。

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【注】「シルバー=高齢者」は日本でのみ通用する和製英語。あくまでも「silver = 銀・銀色」で、「silver ≠ 高齢者」ということ、ですね。

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「シルバー就業」からの”引退”?

前置きが長くなりましたが、実を申せば、私は件の「シルバー就業」からの”引退”を考えています。

 

 ○60歳定年退職の翌日から、某大学に再就職しました。3年間の契約でしたが、2年後に心筋梗塞に倒れました。1年間休み、「フルタイムでなければ、いいだろう」との診断で、都内S区の非常勤(学校施設管理)を3年間勤めました。

 

 ○翌年からは「S区シルバー人材センター」に入会して、会員として「学校施設管理」の仕事をすることになり、その後途中分断はありましたが、今日まで働いてきました。シルバー就業は健康にも良いし、”働かしてもらえる”ことへの感謝、ちょっぴりだが ”社会のお役 に立てる” 喜び、などを実感してまいりました。

 

 ○気がついたら、長年にわたってシルバー就業をしており、高齢(80+?)を多少意識するようにもなった。もう充分に働いたので、この際「ボチボチ退めようかなと決断しました。ほとんど無縁だった旅行に行くなど、遅まきながら人並みに「老後を楽しもうかな」。

 

<備考>

  • 個人情報” にうるさい社会なので、区名は明らかにしませんでした。しかし他人事ではなく自分のことなので「S区」と表記しました。
  • となれば、品川・渋谷・新宿・杉並・墨田・世田谷の6区のいずれかですね。

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(写真:Atelier秀樹)

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『秀樹杉松』130巻3928号 2022.5.5.16/ hideki-sansho.hatenablog.com No.968