秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「日本プロ野球界に革命を!」~広岡達朗『広岡イズム』を読む

広岡さんを 巨人監督 &「副コミッショナー」にしたかったですね / Atelier秀樹 私の好きな監督は、三原脩・広岡達朗・落合博満・栗山英樹の4氏です。その広岡達郎氏が『広岡イズム』という本をつい先日出しました(ワニブックスPLUS新書)。サブタイトルは…

藤沢周平『風の果て』を読みました

軽輩の部屋住み次男坊から首席家老へ / Atelier秀樹 藤沢周平の小説に惚れ込んで、『用心棒日月抄』『孤剣ー用心棒日月抄』『刺客ー用心棒日月抄』『凶刃ー用心棒日月抄』『橋ものがたり』『本所しぐれ物語』『三谷清左衛門残日録』『蝉しぐれ』『秘太刀馬の…

龍泉洞と大雪山~ NHK「さわやか自然百景」と「小さな旅」から

鍾乳洞と神々の遊ぶ庭 / Atelier秀樹 毎週見ることにしている日曜朝のNHK二つの番組を、今朝(10月29日)も見た。岩手県の「龍泉洞」と北海道の「大雪山国立公園」です。どちらも有名な名所ですが、その名に恥ない素晴らしい風景と番組内容。見終わっての感…

藤沢周平『秘太刀 馬の骨』

6年前の家老暗殺事件に使われた 秘太刀「馬の骨」/ Atelier秀樹 藤沢周平の難しそうな書名『秘太刀馬の骨』(ひだち うまのほね)」を読みました。この小説もNHKテレビドラマ化されているので、作品の概略は、以下の「NHKアーカイブス」から引用させてもらいま…

藤沢周平『蝉しぐれ』

主人公は牧文四郎。幼なじみおふくとの悲恋も。 / Atelier秀樹 『三谷清左衛門残日録』に続いて、同じく海坂藩を舞台とする武家物語『蟬しぐれ』を読みました。残日録、蟬しぐれ、風の果て、など藤沢作品の書名が大好きです。今回は本文の文章の一部と、おな…

DeNA 、セ・リーグ CSチャンピオンに

レギュラー3位(14.5ゲーム差)からの下克上 / Atelier秀樹 ついにDeNAがやりました。早速「ニッカン」と「スポニチ」を買ってきました。以下、スポーツ新聞2紙の記事を引用します。 <ニッカン>1面見出し 筒香弾 筒香弾 連発 突破‼︎ 史上最大の下克上 …

「北町村の脅威」 ~政治家の言葉・発信~

「政治家発信の自由」を考える / Atelier秀樹 1)ここ数ヶ月間は「北町村」委員長と「USO」大統領による、今にも戦争が始まるかのような応酬が続いて、世界を不安に陥れた。USO大統領を正面切って応援し、親密ぶりをアッピールしたのは、某国「騒狸」。選挙…

狐狸妖怪劇場 ー 塩梅辛酸騒狸・恋気揺狐 競演

超大型台風の襲来 / Atelier秀樹 <お断り> 以下の漫筆(漫画に非ず)は気ままな創作であり、実在の人物や団体とは関係ありません。 二つの超大型台風が同じ日に列島を直撃した。「異常気象」が叫ばれるが、「異常社会」も顕著になってきたかな? <佳境七…

藤沢周平『三谷清左衛門残日録』

用人引退、隠居後の「新しい暮らしと習慣」 / Atelier秀樹 NHKで見た記憶があるので調べたら、1993年の金曜時代劇「清左衛門残日録」であることがわかり、主演の清左衛門役:仲代達矢の好演を思い出した。原作は藤沢周平『三谷清左衛門残日録』。先日図書館…

モリとカケ / キツネとタヌキ

蕎麦(そば) と 饂飩(うどん) 物語 / Atelier秀樹 田舎出身の私は、稲はもとより稗・粟・麦・蕎麦などの雑穀もよく知っている。田植え・稲刈り・稲穂波、麦踏み・麦秋、蕎麦の花、そして大きくて黒っぽい稗の穂…。こうした代表的な農村風景は、今でも懐かしく…

狐・狸、獅子・虎、鷲・鷹

最近・動物学入門 / Atelier秀樹 <狐狸妖怪> ◉ 塩梅辛酸 騷狸 ◉ 恋 気 揺 狐 <猛獣> ◉ライオン(獅子) ◉タイガー(虎) <猛禽類> ◉ ホーク(鷹) ◉ イーグル(鷲) なるほど、確かに狐狸妖怪(こりようかい)の世界ですね。猛獣や猛禽類は実際に強くて…

プロ野球CS物語 ~日本シリーズ進出賭けて~

ソフトバンクと楽天、広島とDeNA / Atelier秀樹 <CS第1ステージ> ◉3位楽天が2位西武を降して 最終STへ(パ・リーグ。前々号既報) ◉セリーグも、3位DeNAが2位阪神に勝つ CS第1STは両リーグともに、レギュラーシーズン3位のチームが2位に勝ち越して…

藤沢周平『本所しぐれ町物語』

架空の町「しぐれ町」の叙情 / Atelier秀樹 まずは専門家の解説を聞きます。→ …………………………………………………………………………………………………………… 『橋ものがたり』を書き終えてのち、10年近く経ってから、藤沢周平は『本所しぐれ町物語』の総題のもとに、ふたたび市井ものの短編連…

東北楽天が CS最終ステージ へ進出

“宿敵”西武との争いに決着 / Atelier秀樹 パリーグのCS第1ステージは、レギュラーシーズン3位の楽天が2位の西武に2勝1敗と勝ち越して、最終ステージへ進出した。この両チームは今シーズン、前半は楽天が西武を大きくリードし、後半は西武が猛烈な巻き返…

藤沢周平『橋ものがたり』

「橋」が出るシーンの文章を読む / Atelier秀樹 今年生誕90年、没後20年を迎えた藤沢周平を記念して、短編連作『橋ものがたり』から3編が映像化されるそうです。藤沢の短編連作については、『藤沢周平全集』(文藝春秋)第14巻収載の「下町叙情 解説 向 敏…

 三ツ峠山と赤富士 ~ NHK「小さな旅」から~

27年前の三ツ峠山登山 を思い出しました / Atelier秀樹 テレビは滅多にみないが、毎週日曜朝の「さわやか自然百景」7:45~8:00と「小さな旅」8:00-8:25は見るようにしている。旅行とはおよそ無縁の私は、毎週この「小さな旅」を見て、自分がそこへ旅した気分…

春夏秋冬、朝昼夜、雨風霧雲  ~藤沢周平作品の書名の特徴~

しぐれ、霧、風、たそがれ、冬、橋、・・・ / Atelier秀樹 藤沢周平の小説を読んでます。読み進むごとに、心爽やかになる。時代小説の作家だから当然、怖い書名もある。前号に紹介した、小生が真っ先に読んだ「用心棒日月抄」シリーズの書名は、刺客・孤刀・…

藤沢周平を読む

藤沢周平『用心棒日月抄』シリーズなど / Atelier秀樹 折にふれて明らかにしてきましたが、小生は時代小説・歴史小説が大好きで、その理由は「面白くて為になる」からです。先日ネットを開いたら、「おすすめの時代小説・歴史小説作家」として司馬遼太郎・池…

 大きすぎる プロ野球のゲーム差

「連敗流行病」何とかならないか / Atelier秀樹 プロ野球のレギュラーシーズンが10月10日に終了し、明日からはセ・パ両リーグのCS(クライマックスシリーズ)が始まる。今シーズンは、正直、あまり面白くなかった。小生が応援している東北楽天・日本ハム…

ノーベル賞作家カズオ・イシグロの『遠い山なみの光』を読む

「会話」と「薄明」 / Atelier秀樹 全く名前を知らなかったカズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞に輝いた。日本人が毎年期待して騒いでいる人ではなく、しかも日本出身のイギリス人が受賞したことを知り、「読んでみようかな」との気持ちになりかけていた。 …

数の力と団結力 ~ [ 三・百・一 ]vs[ 和・幸・智 ]

「或る国」の選挙戦の様相 / Atelier秀樹 外国在住の友人から選挙便りが届いた。日本と同じように、漢字を使用しているZ国です。何処の国の選挙でも、勝敗のカギは「数の力」と「団結の力」にあるようです。なるほど選挙だから、金の多い少ないは影響が出る…

政治への興味と関心 ~「三人男」の胸中と結末は?

選挙が始まる「或る国」の物語 / Atelier秀樹 選挙になると、いつも興味本位の報道が目立つ。無関心な人に興味を持ってもらうという意味はあるだろうが、実際には熱し易く冷め易い、興味本位にとどまる人が多いようである。辞書を引くと、興味=おもしろみ、…

「代官山蔦屋書店細見図」から

蔦屋重三郎「吉原細見」&「代官山蔦屋書店細見図」 / Atelier秀樹 「秀樹杉松」の前々号で、目黒~代官山ミニウォークを写真入りで取り上げました。その中で、コースの途中の「蔦屋書店」で、ノーベル賞作家カズオ・イシグロ氏の著作を入手したことを紹介し…

今日10月8日は「木の日」

十八=木 「秀樹杉松」=「木」? / Atelier秀樹 早朝にラジオを聴いていたら「今日は何の日」で、今日10月8日は「木の日」です、と放送していた。早速、ネットで検索した。 → 1月8日は、「木の日」です。 「木の日」は1977(昭和52年)年に、林野庁と木…

ミニウォークに参加しました

定着した 5キロミニウォーク(東京都ウォーキング協会) / Atelier秀樹 今日10月7日(土)、恒例の月一回のTWA(東京都ウォーキング協会)主催のミニウォークに行ってきました。昨夜来の雨も早朝は小雨となり、歩き出すころは雨も止み、目黒から代官山の5…

これぞ “リアル二刀流” 〜大谷「4番・投手」で完封

大谷「4番打者・先発投手」で完封 / Atelier秀樹 来季メジャーに挑戦する大谷翔平(日本ハム)は、10月4日の対オリックス戦に先発し、2安打、10三振で今季初完封。打者としては4番に座り、4回に中前打を放ち、先制のホームを踏んだ。スポーツニュース…

「親川記」を書き終えて

川に親しむ: 川を歩く/ 撮る / 書く 「親川記:東京の川歩き」を書き終えて / Atelier秀樹 3年半前の2013年3月に、花見がてら東京江東区の「仙台堀川」に出かけました。それがすごくよかったものだから、下町の中小河川に拡大し、アレヨアレヨという間に都…

六郷用水(再生)

親川記:東京の川歩き (35) 六郷用水 (再生) 歩いた日:2013年6月30日 / Atelier秀樹 三日前に果たせなかった、中原街道から東南に湧き水を使って再生した「六郷用水」を目の当たりにして、喜びと感動に浸った。地図では隣の沼部駅付近まで流れているので、…

谷沢川・等々力渓谷

親川記:東京の川歩き (34) 谷沢川・等々力渓谷 歩いた日:2013年6月30日 / Atelier秀樹 三日前の「丸子川」に続き、6月30日(日)は早朝から「谷沢川」を歩いてきた。谷沢川は世田谷区内を流れる、多摩川水系の一級河川で、下流で「等々力渓谷」を通り、…

丸子川 (2)

親川記:東京の川歩き (33) 丸子川(2) 歩いた日:2013年6月27日 / Atelier秀樹 大日橋。東橋。谷沢川(次に歩く予定)と交差。よくは理解できないが、交差に際しポンプでの吸い上げ・水路移動などが施されているようだ。「鳥が住み魚が育つ丸子川」(丸子…