秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

直木賞

「直木賞」同時受賞の、今村翔吾『塞王の楯』と米澤穂信『黒牢城』を読みました。さすが、直木賞!

私は「直木賞」受賞作品はなるべく読むようにしています。第166回は二名受賞なので、日数をかけて読みました。作品内容はいうに及ばず「さすが直木賞!です。 同時に今回は、お二人とも若い作家(38歳今村翔吾さん、44歳米澤穂信さん)だったことに注目しま…

澤田瞳子『星落ちて、なお』(第165回直木賞受賞)を、感動の裡に読み切りました。~著者の澤田瞳子さんは「今最も注目の歴史作家」で、「紫式部の再来」の期待もかかる女流作家です、

直木賞受賞の澤田瞳子『星落ちて、なお』(2021文藝春秋刊) を読みました。 ....................................... 流石は直木賞!他の作品も読みたくなり、『孤鷹の天』(デビュー作。中山義秀文学賞受賞)、『火定』(天平のパンデミックを舞台)、『輝山』…

芥川龍之介と芥川賞、直木三十五と直木賞、菊池寛と菊池寛賞 〜 "文学部入学"?の試み

本ブログ『秀樹杉松』の前々号(10/16)で、『昭和文学全集11』収録の石川達三『蒼氓』(そうぼう)を取り上げました。『蒼氓』は第1回「芥川賞」(1936年上期) 受賞に輝いた名作でした。 政治学を専攻した私は、一般的には文学にはほど遠い立場でしょうが、本が…