秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

読書の軌跡

①阿部智里さんの小説<八咫烏シリーズ>、②カラス国での”ポスト助さん” 争い、③東京パラリンピック閉会式

①阿部智里さんの小説<八咫烏シリーズ>は、以下の6篇で第一部が完結しました。 1 烏に単は似合わない 2 烏は主を選ばない 3 黄金の烏 4 空棺の烏 5 玉依姫 6 弥栄の烏 そして、「楽園の烏」で第二部が始まりました。 今「弥栄の烏」を読んでますが、終わ…

カミュ『異邦人』とヘミングウェイ『老人と海』を読む

「普段と違う本を読んでみようか」と書店の文庫本コーナーを覗いたら、知らない人はいないぐら有名な、外国小説がいっぱい置いてある。その中にあった、 カミュの『異邦人』とヘミングウェイの『老人と海』に目が行った。これまで読んだかどうか思い出せない…

内田樹 / 姜尚中『新世界秩序と日本の未来  米中の狭間でどう生きるか』を読む。タイムリーな書名と豊富な内容!

タイムリーな書名の新刊書を新聞広告で知り、直ぐ書店に駆けつけて購入して読み始めました。書名に恥じない高度な内容でしたが、なんとか読み切り、随分と勉強になりました。私は政治学が専攻なので、久しぶりに胸のときめきを覚えました。読んで良かったで…

斎藤幸平『人新世の「資本論」』を読む。感動と驚嘆!

斎藤幸平『人新世の「資本論」』(集英社新書) ◉新聞広告だったかな?この本に気づき、「変な書名だな」と思った。書店でこの『人新世の「資本論」』(斎藤幸平)を見つけた。今さら『資本論』もないかなとも思ったが、”2021新書大賞第1位”と、著者のプロフ…

浅田次郎『五郎治殿御始末』を読む ~珠玉の名著に酔いしれ、漢字の”余録”も楽しむ

代表的な現代作家の一人の作品集浅田次郎『五郎治殿御始末』(新装版、中公文庫)を読み、大いなる感動を覚えました。 ………………………………………… この文庫本には「椿寺まで」「函館証文」「西を向く侍」「遠い砲音」「柘榴坂の仇討」「五郎治殿御始末」の6編が収録さ…

浅田次郎『長く高い壁 The Great Wall』(角川文庫) を読む。~昭和13年(1938)の中国大陸、万里の長城・張飛嶺が舞台。浅田次郎初の戦場ミステリー!

浅田次郎は私の大好きな作家で、これまで『蒼穹の昴』『壬生義士伝』『鉄道員』『流人道中記』『神座す山の物語』を読んだ。浅田次郎は直木賞、吉川英治文学新人賞、柴田錬三郎賞、中央公論文芸賞、司馬遼太郎賞、吉川英治文学賞、大佛次郎賞、菊池寛賞など…

『鎮魂と再生』東日本大震災・東北からの声100(赤坂憲雄【編】)を読みました。大震災の被災者の生々しい声を知り、改めて鎮魂と再生の気持ちを強くしました。

本ブログ『秀樹杉松』の前号(5/3)で、真山仁『それでも、陽は登る』(震災三部作完結編)を取り上げ、遅まきながら、神戸と東北の被災地の復興活動の一端に触れることができました。そして、何年か前に買い求めて途中まで読んでいた本を思い出して、今回読み…

真山 仁『それでも、陽は登る』~神戸と東北 ー 二つの被災地をつなぐ震災三部作(完結編)~を読みました。

真山 仁『それでも、陽は登る』(震災三部作 完結編)/ 祥伝社 本書表紙カバー....................................................................................... 1.17阪神淡路大震災(1955)、3.11東日本大震災(2011)には大きな衝撃を受けました…

馳星周『帰らずの海』を読みました。「警察小説」というジャンルの小説、とは知らずに。でも、読んでよかったです。

馳星周『帰らずの海』(徳間文庫) 本書カバー 本書カバー <警察小説> 本書カバーのキャッチコピーは「警察小説の傑作」。松本清張とか森村誠一の「推理小説」は愛読しましたが、「警察小説」なるものは読んだことがありませんでした。そもそもこう言う呼…

バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録』を読み、アメリカのこと、オバマ大統領のことが勉強になりました。

バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録』上巻 を読みました。 正直言って、日本人でこの回顧録を読む人は、多くはないでしょう。私も普通なら読まないのですが、①アメリカの大統領 ②オバマ大統領の回顧録だから、読んでみようと挑戦したのです。 (amazon.c…

朝井まかて著『眩 くらら』を読む。浮世絵師:葛飾北斎「オーイ、オーイ」/ 娘:応為「オーイ、オーイ親父どの 」。

今日から「コロナ蔓延防止等重点措置」が東京にも適用されました。これについては、《秀樹杉松》前号(4/10)に私の考えを投稿し、小池都知事の<3つの徹底策>訴えに呼応して、「都民一丸となって蔓延を防ぎましょう!」と呼びかけました。 ………………………………… …

朝井まかて『恋歌』を読み、感動を覚え勉強になりました〜樋口一葉の師・中島歌子を描く〜大矢博子氏の「解説」も立派!

本ブログ《秀樹杉松》3 月13日号に、<葉室麟『天翔ける』を読む>を投稿しました。その中で、巻末掲載の朝井まかて氏の「解説」に注目し、以下のように書きました。 → 朝井まかて(直木賞作家)さんの解説は、分かりやすく、しかも本質をついているように思…

葉室麟『天翔ける』(あまかける)を読む~松平春嶽(越前国福井藩主)/横井小楠/橋本左内/中根靱負(雪江)/由利公正(三岡八郎)/坂本龍馬/島津斉彬/山内容堂/伊達宗城/一橋慶喜/徳川斉昭/井伊直弼/勝海舟/西郷隆盛/大久保利通/松平容保、、、。解説=朝井まかて(直木賞作家)

幕末から明治維新にかけては、多くの歴史上の人物が登場する。「四賢侯」として知られる松平春嶽・島津斉彬・山内容堂・伊達宗城。「維新三傑」と称される西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允(桂小五郎)。他にももちろん、坂本龍馬・勝海舟(麟太郎)・徳川斉昭…

半藤一利さんの遺作『歴史探偵 忘れ残りの記』を読みました。

私は<秀樹杉松>2/4号で、「半藤一利さんを追悼し、名著『日本のいちばん長い日』を読みました」、を書きました。1週間後の2/11新聞広告で、半藤一利『歴史探偵 忘れ残りの記』の発刊を知り、書店に駆けつけて購入しました。奥付を見たら、発効日は前日の2…

『眠れないほど面白い「古事記」』(由良弥生、三笠書房)を読みました ~ ブログ<秀樹杉松>777号記念特集

<編注> 本号は<秀樹杉松>の通算3737号に当たります。37ー37と語呂もいいですが、2013年創刊から8年が経過し、いつの間にかこんな号に達したのに感慨を覚えます。また、紙印刷をやめてブログ投稿に切り替え(2017年)から4年で、本号がブログ777号に当たり…

津本陽『生を踏んで恐れず 高橋是清の生涯』(幻冬舎文庫)を読む

書店を覗いたら、津本陽さんの小説『生を踏んで恐れず高橋是清の生涯』と『小説渋沢栄一』とが並べ置かれていた。普通なら今年のNHK大河ドラマの主人公の後者だろうが、私は前者を選んで購入した。渋沢栄一より高橋是清に関心があったから。 二・二六事件の…

半藤一利さんを追悼し、名著『日本のいちばん長い日』決定版(文春文庫)を読みました。

歴史物が好きな私は、半藤一利・保阪正康両氏の本を読みます。私は両氏と同じ1930年代生まれの同世代なので、歴史の共有感を覚えるからです。そして何よりも、昭和史関係では群を抜いた著作があるからです。 半藤一利さんの訃報に接し、書店に出かけて『日本…

『眠れないほど面白い空海の生涯』(由良弥生著) を読む~(No.3)「第三部 大学を飛び出し仏道修行者に転身

由良弥生著『眠れないほど面白い空海の生涯』を読む(No.3)ー「第三部 大学を飛び出し仏道修行者に転身」をお届けします。 <編集注> 今回のNo.3をもって本シリーズは終わりとします。 本書は、はじめに+第一部〜第十部から構成されています。私はなんと…

『眠れないほど面白い空海の生涯』(由良弥生著) を読む(No.2)〜「第一部 一沙門(あるしゃもん)との不思議な巡り合わせ」

由良弥生著『眠れないほど面白い空海の生涯』を読む (No.2) をお届けします。本書の「第一部 一沙門あるしゃもんとの不思議な巡り合わせ」です。 ................................................................... 先ずは冒頭に、注記を3つ出しました…

『眠れないほど面白い空海の生涯』(由良弥生著) を読む ~ (No.1) 著作者:由良弥生さんに注目!

仏教やキリスト教、イスラム教など、宗教に超疎い私。仏教では釈迦、空海、最澄、キリスト教ではイエス・キリスト、ぐらいしか人名が思い浮かばない。空海・最澄といっても、〇〇大師、〇〇宗か直ぐには正確に答えられない。そんな私が今回、空海に関する本…

「本能寺の変と光秀の最期」(『歴史道』(週刊朝日ムック) Vol.13) を読む!~黒幕は誰か?犯行の動機は?、、、

本ブログ前号(1/8)の『眠れないほど面白い「密教」の謎』(並木伸一郎著)で、空海と明智光秀のことに言及しました。その後書店にて、 「本能寺の変と光秀の最期」(『歴史道』Vol.13)を見つけ、早速読みました。 1)本書は[完全保存版]と銘打たれており、確か…

『眠れないほど面白い「密教」の謎』(並木伸一郎著)を読む。~「空海 ー密教の超人の謎」、「本能寺の変 ー明智光秀の謀反に隠された謎」など、本当に面白い本です!

コロナ対策で強調された3蜜(密閉・密集・密接)で、2020年の漢字に選ばれた「蜜」。書店の新刊コーナーに<三笠文庫ベストフェア 雑学、、、>の本が、ズラリと陳列されていた。 その中の『眠れないほど面白い「密教」の謎』(並木伸一郎著)に目が行きました…

明けましておめでとうございます。新しい年2021年がやってきました。~大晦日と元日の「新聞社説」を読む

2020年の総括、新たな2021年の出発に際して、新聞社説は何を書いたでしょうか?手元の「朝日新聞」から。 2020.12.31「朝日新聞」社説 ............................................................. 2021.1.1「朝日新聞」社説 …………………………… 写真:Atelier…

桐野夏生『日没』を読んで、で感動し、衝撃を受けました!

時々のぞく書店の新刊書コーナーで、1冊の本が目にとまった。 『日没』と言う書名だけでは小説の内容は全く不明。表紙帯カバーを見て「面白そうだな」。「桐野夏生」さんという著者にも馴染みが薄いので、奥付を開いたら、著者の履歴に直木賞受賞とある。出…

マーティン・ファクラー(Martin Fackler)『吠えない犬』を読む ~ 安倍政権7年8カ月とメディア・コントロール

『古代みちのく101の謎』(鈴木旭著)から25を選び、その「読書メモ」(1~10)を<秀樹杉松>に投稿しました。「さて、次は何を読もうかな」と、新聞の広告欄を眺めたら『吠えない犬』が目についた。「どんな犬物語かな?」とよく見たら、サブタイトルが「安倍…

鈴木旭『古代みちのく101の謎』を読む(10=完)~ ◉みちのくとは何かー古代の謎を凝縮するミステリーゾーン /  ◉本シリーズを書き終えて(秀樹杉松)

『古代みちのく101の謎』(鈴木旭著)の読書メモシリーズも、いよいよ本号で終わりにさせていただきます。最終の第101章「みちのくとは何か」で本シリーズを閉じることにいたしました。 末尾には「本シリーズを書き終えて」(Atelier秀樹)を添えました。お読み…

鈴木旭『古代みちのく101の謎』を読む(9)〜 源義経の「北行伝説」は本当か? ー 三陸海岸に残る逃避行の痕跡

豊島園にて(2019) 今回(No.9)は、(本シリーズのハイライトと私が思う)「義経北行伝説」をと取り上げます。こんな詳しい資料に接したのは初めてです。どうぞ、ご覧ください。 なお、お読みいただいている鈴木三郎『古代みちのく101の謎』読書シリーズは…

鈴木旭『古代みちのく101の謎』を読む(8)~  ◉“アラハバキの末裔”と称する安倍一族とは?ー奥州武士団のルーツ、 ◉安倍一族は平家一家と結びついていた?ー鉱山経営と海外貿易。 <付録>「安倍宗任と安倍晋三」ほか(再録)

『古代みちのく101の謎』(鈴木旭著)の読書ノートも、8回目を迎えました。あと2回ぐらいで、このシリーズ終える予定です。

鈴木旭『古代みちのく101の謎』を読む(6)~  ◉東日本に縄文人の「国」があった? ◉神武天皇と長髄彦の対決は避けられなかったのか。

『古代みちのく101の謎』(鈴木旭) を読む(6)~ ◉東日本に縄文人の「国」があった? ◉神武天皇と長髄彦の対決 をお届けします。 『古代みちのく101の謎』著者:鈴木 旭氏(本書表紙カバーより)↑

鈴木旭『古代みちのく101の謎』を読む(5)~ ◉神武天皇は何者だったのか、◉「神武東征」とは何だったのか。

鈴木旭『古代みちのく101の謎』を読む(5)~ ◉神武天皇は何者だったのか、◉「神武東征」とは何だったのか。をお届けします。