<CS第1ステージ>
◉3位楽天が2位西武を降して 最終STへ(パ・リーグ。前々号既報)
CS第1STは両リーグともに、レギュラーシーズン3位のチームが2位に勝ち越して最終ステージへ進んだ。新聞は早速「下克上」と大げさな見出しをつけているが、さてどうなるか。
<CS最終ステージ>
優勝チームと当たる最終ST。パは15.5ゲーム差の楽天がソフトバンクと、セは14.5ゲーム差のDeNAが広島と、日本シリーズ進出を賭けて対戦する。第1STは2勝すればよく、3試合で結果が出たが、今度は4勝しなければならず、優勝チームにはアドバンテージ1がつくので、第1STとは異なる展開となるだろう。
レギュラーシーズンでは、ソフトバンクが3位楽天に15.5ゲームの大差で優勝したが、シーズン序盤から中盤にかけては楽天が首位を独走した。したがって、実力的には“互角”と言えなくもないので、CS最終STでソフトバンクが2連敗しても不思議はない。注目は楽天が3連勝するか、それともソフトバンクが2勝2敗に持ち込めるかにある。楽天3連勝となれば、それこそ「下克上」もありうるが、優勝チームのソフトバンクの奮起は如何に?
◉DeNAが一矢
セリーグは、レギュラーシーズン14.5差のDeNAが、第2戦で優勝した広島に勝ち連敗を免れた。順当なら2勝1敗の広島有利だが、ヒットが出ていないDeNAの4番筒香が打ち出せば、面白い展開もありうる。天候次第で広島での試合がどうなるかわからないが、セ・パ共に今日の試合の結果が注目される。
(秀樹杉松 86巻/2460号)2017.10.20 #100)