内田康夫『孤道』完結編プロジェクト応募(落選)作品:軽井沢康夫『孤道』完結編 ~天皇からの贈り物を運んだ人生(上巻・中巻・下巻)を読む
内田康夫『孤道』完結編 応募(落選)作品:
軽井沢康夫 「~天皇からの贈り物を運んだ人生」
を、「小説家になろう」サイトで読みました。 / Atelier秀樹
本ブログ『秀樹杉松』の昨年12月4日号で既報の通り、内田康夫『孤道』は作者病気のため未完に終わり、完結編の公募が行われ、応募作品102の中から和久井清水(わくいきよみ)さんの『孤道 ~我れ言挙げす』が最優秀賞作品に決定しました。2018年9月21日の発表では、最優秀作品に選ばれた和久井さんの「〜我れ言挙げすは、2019年春に講談社文庫より刊行予定となっています。
「春」というと普通は4月頃ですが、正月を「新春」ともいうので、内田康夫ファンで同氏の小説150冊(ほぼ全部)を読破した私は、早ければ今年の1月もありうると考えました。時々ネットや新聞を調べていましたが、2月末にネット情報でついにアクセスしました。
ところがよく見たら、『孤道』完結編・落選作品 ~天皇からの贈り物を運んだ人生 で、著者は「軽井沢康夫」さんです。上巻・中巻・下巻の構成で、ネット投稿は2018年10月11日、となっています。『孤道』完結編に応募して落選した方が、その落選作品をネットで公表したものであるとが分かり、正直ビックリしました。(mypages.shosetu.com)
ともかく読んでみようと思い、上・中・下巻を一気に読みました。ここではその内容に触れませんが、「よく出来ている作品かな?」と思いました。だが、落選したということは、最優秀賞作品に選ばれた和久井清水さんの「 ~我れ言挙げす」は「もっと優れているんだろうね」と考え、「早く読みたいなあ」と期待しています。
作家軽井沢康夫の「前書き」を紹介します。
→「内田康夫氏の遺作『孤道』完結編プロジェクトの最優秀賞作品が2018年9月21日に決定発表されました。和久井清水女史の孤道副題「我れ言挙げす」です。
102作品の応募が在ったそうです。浅見光彦に未解決事件があることは許せないと思う人がいかに多かったかを物語っています。私もその一人でした。2017年5月12日に発売された『孤道』単行本を購入して1年間をかけて、2018年4月30日の締め切り日に投稿応募しましたが、残念乍ら落選でした。構想を考えながら、大阪・京都方面に取材旅行したのが9月25日ころでした。それから本格的に取り組んで作品を仕上げましたが、間違いや、説明不足が多々あり、まあ、当選はできないと思っていたのでそれほどの落胆はありませんでした。
今回、間違いを修正し、説明を追加した作品をここに投稿します。
来年の春に講談社より出版される『孤道・完結編』が100万部突破することを祈念して、私の作品をその露払いとして投稿します。
光彦ファンの方々、お愉しみください。」
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私(Atelier秀樹)は今回初めて「小説家になろう」を知りました。こういうものがあったんですね。軽井沢康夫氏は、ここに投稿したのです。
調べたら、「小説家になろう」サイト(https://shosetu.com)は、ウエブ小説を掲載してるいサイトで、小説を自由に掲載したり、掲載された小説を無料で読める。文字制限なく、長編小説を無料で読める、そうです。私も無料で読ませていただいたことになります。ありがとうございました。ところで、今本稿をお読みくださっているあなは、この「小説家になろう」サイトをご存知でしたでしょうか。
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因みに軽井沢康夫というお名前は、きっと「軽井沢の先生」=内田康夫 にちなんだペンネームですね。小説家としての大成を期待しています。蛇足になりますが、私が「小説家になろう」をもっと早く知る機会があったら、小説(らしきもの)を投稿したかもしれませんね。この方面にご関心のある皆様も「小説家になろう」ではないですか ?
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『秀樹杉松』104巻2817号 2019.3.3/ hideki-sansho.hatenablog.com #457