2017-08-19から1日間の記事一覧
作曲家には極端な寿夭(長寿と夭折)がみられる。天才とうたわれ、若い才能を発揮したが、病や貧困のため無念の夭折(注)に泣いた作曲家がいる。一方で70代、80代まで生きた長寿作曲家もいる。いずれにせよ、現在まで作品が残って愛好されている作曲家は、…
「クラシック音楽作曲家」は何人いるのか、調べたら千人を超える。座右の書として15年以上愛用してきた『クラシック音楽作品名辞典』(井上和男編著、1994三省堂)への収録は、作曲者数 1,232名、作品数 約38,600 とある。編著者井上氏の収録基準は「40…
作曲家の生年覚書 (4) 西向く士(さむらい)/ ブルックナーとスメタナ(1824) ブルックナーの交響曲は長時間ものが多く、改訂を頻繁に繰り返している。個性の強い音楽のせいもあり、音楽史上の評価は必ずしも高くない。もっと脚光を浴びるべき大作曲家であり…