ソフトバンク・ホークスが巨人に4連勝、3年連続の日本一に輝きました。
工藤ホークスの偉業を讃えます。無様な4連敗を喫した原ジャイアンツは、何と評すべきか困りますね。
長年のプロ野球ファンの私は、日刊スポーツ(ニッカン)、スポーツニッポン(スポニチ)、報知新聞(スポーツ報知)の3紙を買い求め、すみずみまで読みました。大概は2紙だけなのですが、巨人サイドの新聞がどう報じているかを知りたいので、今日に限り3紙にしました。
学生時代は憲法の授業が楽しく、特に「比較憲法」講座に魅き込まれたものです。卒業後の職場で与えられた最初の役職は「新聞係長」でした。“役得”とばかり、仕事をしながら謂わば「比較新聞学」の勉強もできました。その名残でしょうか、新聞やテレビは今でも複数を心がけています。
余談はさておき、今読み終えたスポーツ3紙を「比較」してみることにします。3紙の記事・写真はそれぞれの特徴に溢れてますが、好みによって評価はあるでしょう。ではご覧ください。
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1面トップ記事
新聞は最も大きく最重要と思われるニュースを1面に載せます。スポニチとニッカンは(当然のごとく)、ソフトバンクホークス:工藤監督を持ってきました。
↑ 日刊スポーツ(2019/10/24;1面)
↑ スポーツニッポン(2019.10.24;1面)
スポーツ報知は(当然?)1面トップを阿部二軍監督(来季就任)で埋めました。ソフトバンク日本一:工藤監督は目立たないように? 3面に載せています。この新聞はペナントレース中でも、巨人が負けた翌日は1面に出さない。スポーツ報知=巨人報知。これが巨人ファンにはたまらないのでしょう。貴方は?
因みに、昔の「報知新聞」は明治5年創刊の「郵便報知新聞」を改題したもので,明治・大正時代は有力な大新聞(政論紙)・一般紙で、東京日日・時事・國民・東京朝日と並ぶ “東京5大紙”の一つでした。昭和17年に読売新聞と合併して「読売報知」と改題。戦後の昭和23年に読売新聞から独立して「報知新聞」と元の新聞名に戻しまた。翌年には再び読売傘下に入り、スポーツ紙として再出発。
こうしたヒストリーをもつ今の報知新聞(スポーツ報知)ですから、読売系・巨人系は当然です。新聞の歴史は面白いですよ。(私は一応新聞の専門家のつもりです)
↑ 報知新聞(2019.10.24;3面)
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阿部二軍監督
「安倍二軍監督」は、巨人の無様な4連敗を糊塗する恰好のタイミングでした。
もちろん他紙もそれなりに取り上げてます。上掲のニッカン1面にも右肩に見出しだけ載せてありますが、スポニチの1面は工藤監督一色です。巨人・阿部にも配慮を見せた新聞と、ホークス日本一・工藤監督一色に絞った新聞。色々様々ですね。
↑ 報知新聞(2019.10.24;1面)
↑ スポーツニッポン(2019.10.24;5面)
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敗者巨人
敗者の巨人については、スポニチは4面で、ニッカンとスポーツ報知は5面で報じています。
↑ 報知新聞(2019.10.24,5面)
↑日刊スポーツ(2019.10.24;5面)
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王ソフトバンク会長の宿願達成
ソフトバンク王会長の「巨人倒して日本一」の夢実現の記事もあります。王さん、おめでとうございます!
↑ 日刊スポーツ(2019.10.24;3面)
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『秀樹杉松』110巻2939号 2019.10.24/hideki-sansho.hatenablog.com #579