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カド番大関の明暗 ー 優勝?豪栄道 & 大関陥落照ノ富士

 

 豪栄道7連勝、阿武咲・大翔丸も1敗で並ぶ  / Atelier秀樹

 

 大相撲秋場所は中日を終えて、1敗は大関豪栄道と平幕阿武咲・大翔丸の3人だけとなった。いつもの場所なら幕内上位は黒星だらけで、全敗の力士も見られるが、今場所はさすがに全敗はいない。2敗力士が、千代大龍・貴ノ岩・荒鷲・大栄翔の4人もいる。

 注目されるのは豪栄道。初日琴奨菊に負けたが、二日目からは7連勝。照ノ富士の途中休場もあり、今は横綱大関日馬富士豪栄道だけ。日馬富士は既に3敗しているので、豪栄道に「自分が優勝せねば」の気持ちが出てきたようだ。もともと今場所は照ノ富士とともに「カド番」だったが、照ノ富士は休場し大関陥落を余儀なくされた。豪栄道は「カド番を何としても脱出する」「またとないチャンスなので優勝しよう」、さらに「来場所も優勝すれば横綱も夢ではない」・・・。いいことですね。頑張ってください!

 鶴竜もどうやら立ち直ったようで、3敗を維持している。1敗・2敗が7人いるが、これから星の潰し合いとなるので、「7人のサムライ」による優勝争いへの参加も夢ではない?。いずれにせよ、途中休場の心配は無くなった?のは結構なことである。「一人横綱」の意地を見せてもらいたい!。

 さて、優勝賜杯は誰の手に? 後半戦の熱戦が楽しみだ。

                                (秀樹杉松 85巻/2426号)2017.9/18