山口なをみ先生指揮、長嶋真美先生(フラットbおんがくたいむ、同ハーモニー主宰)がピアノ伴奏する、男声合唱「ゴールデンメイツ」の10周年記念コンサート(7月19日、武蔵野市民文化会館)へ行ってきました。
続きを読む宮沢賢治は石川啄木と並び称される、岩手県が産んだ天才と言われます。私は二人とは同郷・同窓(旧制中学と新制高校)なので、とりわけ関心が高いはずですが、その割には不勉強です。啄木の歌の「不来方のお城の草に寝転びて空に吸はれし十五の心」に肖って、授業を抜け出して公園(城跡)に出かけ、寝転がって空を見ることをしたほど。また、「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたわむる」が大好きです。
それに比べると賢治については、「雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ」や「風の又三郎」ぐらいしか知らないのです。昨年から始めた「歌声」と「合唱」が縁で、今年の七夕に宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」と「星めぐりの歌」を知り、本ブログの7月7日号と7月11日号に「七夕」と「銀河鉄道の夜」「星めぐりの歌」を書きました。
ブログで取り上げたのを機会に、「銀河鉄道の夜」が収録されている
『新編 銀河鉄道の夜』(新潮文庫)を買って読みました。ちょっと難しかったので、繰り返して2回読みました。それでも“理解”しきれない感じです。作品が高尚な上に、私の理解力の不足だと思います。
ちなみに、件の新潮文庫版の解説「収録作品について」(天沢退二郎)には、こう書かれています。(p.413)
→「貧しい孤独な少年が夢の中で親友と汽車の旅をする、と一言で要約するにはあまりにも深く悲しく、謎や魅惑に満ちた物語。」
「少年の貧しさと孤独の背後には、(略)存在自体に根ざす苦悩や、<詩人>の本質的苦悩がひそんでいる」
「夢の旅というと簡単だが、それは死者たちの乗る汽車、その線路といえば夜の大空を、銀河の流れに沿ってどこまでもどこまでもめぐっていくのであり、同行する親友は級友を救おうとして溺れたすえの、死出の旅路にある……主人公はやがて『みんなの本当の幸福』を求める決意を獲得して夢と決別する。」
「いくつものテーマやモチーフ、イメージの一一(いちいち)が様々な象徴や解釈を呼び起こしては再び闇へ突き戻す。」
「賢治は第一次稿からほぼ十年かけて、第四次稿に至るまで、三度の大幅な改稿を試みた。」
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専門の研究者がこう書くほどですから、私がお手上げなのは致し方がないのです。ご理解ください。ただ、私は「天文少年」だったので、作品に出てくる星や星座はよく知っています。それでいて「難しい」が本音です。未読の方はどうぞ手に取って見てくださることを、お奨めいたします。
なお、『新編 銀河鉄道の夜』には、「銀河鉄道の夜」のほか、「双子の星」「よだかの星」「カイロ団長」「黄いろのトマト」「ひのきとひなげし」「シグナルとシグナレス」「マリヴロンと少女」「オツベルと象」「猫の事務所」「北守将軍と三人兄弟の医者」「セロ弾きのゴーシェ」「飢餓陣営」「ビジタリアン大祭」が収録されています。私は全部読みました。
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『秀樹杉松』108巻2900号 2019.7.12 / hideki-sansho.hatenablog.com #540
(写真=Atelier秀樹)
テレビを見みるのは食事時です。普段はテレビのない2階の自分の部屋(書斎名=Atelier秀樹)で過ごし、飯時になると1階におりて食事しながらテレビを見る、のです。昔と違って、テレビ無しの生活もできる時代になりましたが、私は「テレビさよなら」まではしてません。「我が家にはテレビがありません」と自慢げにいう人や、「食事時にはテレビをみない、みせない」という方もおられます。あなたは如何でしょうか?
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七夕をとりあげた前々号(7月7日)で、紹介しました。私が参加している練馬区の
合唱教室 ~「ふらっと b ハーモニー」(主宰・ピアノ:長嶋真美先生 / 合唱指導:滝口亮介先生) ~で、この歌を、両先生が私の誕生祝いに歌ってくださいました。なんとも嬉しく🤗、感謝感激💕でした。
長嶋真美先生(左)/ 滝口亮介先生(右)
さらに嬉しかったことは、長嶋真美先生がこの「♪星めぐりの歌」の歌詞(手製)を生徒の皆さんに配り、滝口先生のご指導で、全員で二回歌いました。お手製の歌詞プリントには、歌詞に出てくる「大ぐま座」 (北斗七星) が描かれていました(写真のように)。先生のご配慮に深く感じ入りました。ありがとうございました。
それと、滝口先生が「星めぐりの歌」をご存知とは驚きました(知らぬは私ばり?)。しかも、大きな、そして愛らしい声で歌われたのです。(御免なさい、音楽の先生だから当然かもしれませんが)、私は思わず固い握手でお礼をしました。
なお、7月7日の前々号に、もっと詳しく「星めぐりの歌」や七夕のことを書きましたので、よろしかったらご覧ください。
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『秀樹杉松』108巻2898号 2019.7.11 / hideki-sansho.hatenablog.com #538