秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

中島京子

読書の軌跡 ~さいきん読んだ本の表紙 〜(3)

三日目の「読書の軌跡」(3)をお届けします。どうぞご覧ください。 <備考> 1日(1回)8冊の表紙写真を、1週間連続して投稿する「読書の軌跡」。3日目の今日までの24冊のうち、14冊については「秀樹杉松」に読後感を投稿しています。 ..................…

[モダンガール]吉屋信子、中條(宮本)百合子、林芙美子の帝国図書館 ~ 中島京子『夢見る帝国図書館』を読み、感動しました (8)【最終回】 ~

クスノキ(樟、楠)/ なんじゃもんじゃ 中島京子『夢見る帝国図書館』の読書メモを、7回にわたってお届けしましたが、ブログ投稿は8回目の今回で終了します。(本書はまだまだ続きますが、全部書くと20回ぐらいに達するでしょう。)

宮沢賢治、マティラム・ミスラ、谷崎潤一郎、芥川龍之介、菊池寛  ~ 中島京子『夢見る帝国図書館』を読み、感動しました (6) 

写真撮影:Atelier秀樹 中島京子『夢見る帝国図書館』読書メモの第6回です。 今回は、宮沢賢治、芥川龍之介、谷崎潤一郎、菊池寛、インド人マティラム・ミスラが登場します。宮沢賢治は同郷・同窓ですが、勉強不足のためよくわからない部分があります。わた…

和辻哲郎、谷崎潤一郎、菊池寛、芥川龍之介、、一高生たちを魅了する、白い化粧煉瓦の帝国図書館  ~ 中島京子『夢見る帝国図書館』を読み、感動しました (5)~

帝国図書館(現・国立国会図書館 国際子ども図書館」)<wikipediaより> 中島京子『夢見る帝国図書館』読書メモ、第5回です。前回紹介のように「帝国図書館」は、明治39年に東側ブロックの建築だけで開館したが、当時では目を見張るような「威風堂々の古典主義様式の西洋建</wikipediaより>…

上野に待望の帝国図書館が出現! だがまたもや戦費に泣かされる。 ~ 中島京子『夢見る帝国図書館』を読み、感動しました (4) ~

旧・帝国図書館(現・国立国会図書館「国際子ども図書館」) 『夢見る帝国図書館』(中島京子著) の第4回読書メモです。文部省や図書館関係者の悪戦苦闘の末、やっと念願の「帝国図書館」が上野に誕生しましたが、またもや、、、。

樋口一葉と恋する図書館! ~ 中島京子『夢見る帝国図書館』を読み、感動しました (3)

『夢見る帝国図書館』(中島京子著) の読書メモの第3回です。 明治5(1872)年創設の日本初の図書館「書籍館」が、幾多の苦難変遷を経て 「帝国図書館」となったのは34年後の明治39(1906)年。 それから戦後の昭和22(1947)年に「国立図書館」と改称するまでの41…

中島京子『夢見る帝国図書館』を読み、深い感動を覚えました(2)。~東京府書籍館時代、湯島聖堂孔子廟公開 → 東京図書館時代(文部省)、淡島寒月、幸田露伴 → 上野移転、教育博物館に間借り

梅雨に濡れる花 前回に続き、中島京子『夢見る帝国図書館』の2回目の読書メモを、本文になるたけ即した形で紹介します。 草創期の図書館は、文部省(書籍館)→東京府(東京府書籍館)→文部省(東京図書館)→教育博物館と合併して上野に移転、と目まぐるしく…

中島京子『夢見る帝国図書館』を読み、深い感動を覚えました(1)。~福沢諭吉の説明を受け、明治五年、博物館に「書籍館」(しょじゃくかん)が併設され、日本初の図書館が誕生。草創期に苦労しながら活躍する、若き日の永井久一郎(永井荷風の父)。「The Pen Mightier Than The Sword.」(ペンは剣よりも強し)~

中島京子『夢見る帝国図書館』(文藝春秋 2019) 『夢見る帝国図書館』(中島京子著) を書店の新刊書コーナーで見つけ、すぐ手に取ってみました。読書好きの私は日頃図書館のお世話になっているので、書名の「帝国図書館」に引き込まれのです。帝国図書館とい…