107回秀樹杉松坂めぐり（2018-11-16 板橋区）～だらだら坂、地蔵坂、すて場坂、ばんち坂。～向原小、小竹小、西光寺。
坂めぐり107回目は板橋区の４坂へ行ってきました。相変わらず、板橋区の坂には坂標識がありませんが、いずれも由緒ある坂ばかりでした。/Atelier秀樹
①だらだら坂（#819）
板橋区向原２丁目。向原小学校の南側の坂。南西に向かって上る。170ｍ。緩やか。“く”の字状に曲がる。
標識なし。向原小学校の南側を上る曲がりくねった坂道。だらだらと長いのでこの名が付いた。(「郷土 板橋の坂道」より)。参考文献：「郷土 板橋の坂道」いたばしまち博友の会 平成10年
向原小学校(むかいはらしょう) / 小竹小学校(こたけしょう)
②地蔵坂（じぞうざか）（#820）
板橋区大谷口２丁目と大谷口北町の間。西光寺の北西端から“向原団地前”交差点付近まで。南東に向って上る。200ｍ。緩やか。ほぼ直線。標識なし。
坂の途中に地蔵堂があったので，この坂を地蔵坂という。この地蔵は「しろかき地蔵」と呼ばれ，現在は坂上の西光寺に移されている。(「郷土 板橋の坂道」による)
西光寺（さいこうじ）
「地蔵坂」の東南。大谷口２丁目。
③すて場坂（#821）
板橋区小茂根1丁目と2丁目の間。地蔵坂の坂下の先。心身障害児総合医療療育センターの北側の坂。西に向って上る。270ｍ。緩やか。逆“く”の字に曲がる。標識なし。
昔，坂下あたりに牛・馬の捨て場があったのでこの名で呼ばれる。（「郷土 板橋の坂道」による）
④ばんち坂（#822）
板橋区小茂根5丁目。茂呂山公園の西側を南に上る。坂下の先に石神井川に架かる栗原橋がある。南南東に向って上る。160ｍ。やや急な坂。直線。標識なし。
坂の東側一帯の山は“茂呂山公園”といい，昔は「ばんち山」と呼ばれたためこの坂名となった。
山の持ち主であった山上氏の先祖は江戸城の警護衆で，“番町”（現・千代田区の地名）に住んでいたため“ばんち山”の名があるという。（「郷土 板橋の坂道」による）
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＜編註＞坂名と坂解説は、
「坂学会/東京23区の坂」sakagakkai.org に依拠。
坂名の直後の(#)は『秀樹杉松』坂めぐりの通算合計坂数。写真撮影はAtelier秀樹。
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『秀樹杉松』100巻2729号 2018-11-16/
