1)金星とスピカ(乙女座α星)の接近 2)木星・土星と月の接近 〜 秋の天体ショー
本号では、秋の天体ショー2つをお届けします。
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1)金星とスピカ(乙女座α星)の接近
今日はシルバー早朝就業の日。5時20分に家を出て就業先に向かうが、金星とスピカが接近することを知っていたので、東の低空を見たら、確かに金星(明けの明星)が輝いている!
別項の「アストロアーツ」 (www.astroarts.co.jp)にあるように、11月中旬に金星とスピカが接近し、最接近は11月17日頃。最接近のきのう(11/17)は金星は見えたが、肝心のスピカは肉眼ではどうしても確認できなかったので、今朝もう一度観測。金星の右側にスピカが「辛うじて微かに」確認できたのでスマホで何枚か撮影。
撮影後その写真を拡大してみたら、なんとかスピカの光を見てとることができたので、ブログに投稿することにしました。ちゃんと撮影できる人から見たら、「何言ってんの」と笑われるでしょうが、元「天文少年」も今は「天文老人」ではないのです。
写真を拡大すると、金星の右側にスピカが確認できるはずです。(私のPCだと微かに見えます)。併せて、「アストロアーツ」 (www.astroarts.co.jp)の専門情報を掲載しましたので、ご確認ください。
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2020年11月中旬 金星とスピカが接近
「アストロアーツ」 (www.astroarts.co.jp)より
11月中旬ごろ、未明から明け方の東南東の低空で、明けの明星の金星とおとめ座の1等星スピカが接近して見える。
最接近は11月17日ごろで、4度未満まで近づく。前後の期間も観察して間隔や並び方が変化していく様子を見てみよう。左下のほうには水星も見える。また、13日には細い月も近づいてくる
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木星と土星が接近してますが、そこへ三日月を過ぎたばかりの月が接近しつつあります。11月18日(今夜)から20日までの3日間が接近期間だというので、初日の今夜早速観測しました。好天なのでスマホで撮影しました。
今夜は(写真の通り)三つの天体が一直線に並んで見えます。斜め縦に、左(最上部)から、土星・木星・月が綺麗に並んでいます。月(月齢3.2)は細いが、それでも一番明るく輝いています。
私のスマホ撮影の写真では、例によって、膨らんで見えます。月は木星と土星からかなり離れています。惑星二つと月の接近は、秋の天体ショーの華の一つですね!
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左上から、土星、金星、そして真っ直ぐ右下に離れて月が見えます。
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細い月と木星が接近
「アストロアーツ」 (www.astroarts.co.jp)より
11月19日の夕方から宵、南西の空で月齢4の細い月と木星が接近して見える。
木星と接近中の土星も近くにあり、視野7度の双眼鏡で3天体が同一視野に見える。接近の様子を眺めたり写真に収めたりしてみよう。19時ごろにはかなり低くなってしまうので、空が暗くなったら早めに観察しておきたい。次回の接近は12月17日。
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写真:Atelier秀樹
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秀樹杉松』118巻3690号 2020.11.18/ hideki-sansho.hatenablog.com #730